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遅読家のための読書術
【第25回】 2016年4月13日
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印南敦史 [書評家・フリーランスライター]

読書が続かない人ほど「○○な本」を選ぶ

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「1日1冊」ペースで「週6冊」読むフロー・リーディングでは、本の選び方も重要な要素になってくる。どんな選書術を組み込めば、読書をうまく習慣化できるのだろうか?

数年前までは「1ページ5分」かかるほどの超・遅読家だったにもかかわらず、「ライフハッカー[日本版]」などに月60本近くのブックレビュー記事を寄稿する印南敦史氏。新時代の読書術「フロー・リーディング」をまとめた『遅読家のための読書術』の内容をベースに、「読書スピードの遅さ」や「読書量の減少」に悩む人たちに役立つコンテンツをお届けしていく。

「読みたい本だけ」だと読書はマンネリ化する

毎週6冊の本を選ぶのだとして、そのときにはどんなことに注意すればいいでしょうか?

ポイントとしては、1冊か2冊くらいは「ちょっと読む気がしないくらいの本」を入れるようにすることです。いかにも自分が好きそうな本ばかり読んでいると、それはそれでマンネリ化してきます。

むしろ、これまで関心がなかったはずの本に感動するという体験こそが、読書の醍醐味の1つではないでしょうか? そうやって、自分の興味の範囲をどんどん広げていけるような仕組みを「本選び」の中に入れておくのです。

僕は音楽ライターとしてCDのライナーノーツも数多く執筆してきました。ライナーノーツというのは、CDの歌詞カードなんかのあいだに挟まっている「解説文」のこと。

音楽の趣味はかなり幅広いと自負していますが、執筆依頼をいただけるのは好きなジャンルや知っているアーティストのCDばかりではありません。むしろ、まったく興味がなかったアーティストのライナーも、これまでたくさん書いてきました。

大事なのは「興味を持ったことがなかった」のが過去の話だということ。ライナーノーツを執筆するにあたってしっかり聴き込んでいるうちに、そのアーティストや作品の魅力を発見することがほとんどなのです。

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再起動 リブート

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斉藤徹 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年12月

<内容紹介>
僕は4回死に、そのたびに復活した。 波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語。 バブルに踊ろされ、金融危機に翻弄され、資金繰り地獄を生き抜き、会社分割、事業譲渡、企業買収、追放、度重なる裁判、差し押さえ、自宅競売の危機を乗り越え、たどりついた境地とは

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印南敦史(いんなみ・あつし) [書評家・フリーランスライター]

株式会社アンビエンス代表取締役。
1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。
「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評欄を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。
その後、ほかのウェブ媒体「NewsWeek日本版」「Suzie」「WANI BOOKOUT」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)のほか、音楽関連の著書が多数。


遅読家のための読書術

「なんでこんなに読むのが遅いんだろう…」「以前はもっと本を読めていたのに…」というすべての人へ。積ん読、解消!! 月20冊があたり前になる。なぜ「1ページ5分」の遅読家が年700本以上の人気書評家になれたのか? 音楽を聴くように本を読む――さあ、「フロー・リーディング」の習慣をはじめよう。

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