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遅読家のための読書術
【第26回】 2016年4月15日
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印南敦史 [書評家・フリーランスライター]

「教養のための読書」? そんなのつまらない!

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フロー・リーディングはすべての種類の本に有効なわけではない。そのとき重要になるのが「何のために読むのか」という視点の持ち方だ。

数年前までは「1ページ5分」かかるほどの超・遅読家だったにもかかわらず、「ライフハッカー[日本版]」などに月60本近くのブックレビュー記事を寄稿する印南敦史氏。新時代の読書術「フロー・リーディング」をまとめた『遅読家のための読書術』の内容をベースに、「読書スピードの遅さ」や「読書量の減少」に悩む人たちに役立つコンテンツをお届けしていく。

「物語」を読まないと、心が貧しくなる

僕の読書メソッドが対象としているのは、主に「ビジネス書」とか「新書」といった、事実・主張を伝えるコンテンツであり、小説のようなストーリーコンテンツは含まれていません。

なぜなら、速く読める本(ビジネス書、新書など)と速く読む必要がない本(小説、エッセイなど)とでは、読む目的が違うからです。

非常に大まかながら「本を読む目的」というのは、こんなふうに整理できるのではないでしょうか。

(1) 事実・主張コンテンツ(ビジネス書・新書など) 自分を成長させるため

(2) ストーリーコンテンツ(小説・エッセイなど) 自分が楽しむため

もちろん個人差はあると思います。「純粋に楽しむためだけに新書を読む」という人もいるでしょうし、「ためになるから小説を読んでいるんだ」という人もいるでしょうから、ごく単純化した話だということを前提に話を進めさせてください。

 「フロー・リーディング習慣」による年間300冊読書計画は、「(1)事実・主張コンテンツ=速く読める本」を1冊1日で読み終えることを前提としています。

しかし本好きの人ほど、この読書生活を送っていると、ちょっと物足りなくなってくると思います。時間を忘れてワクワクしながらストーリーに没頭する読書が恋しくなってくるからです。

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斉藤徹 著

定価(税込):本体1,500円+税   発行年月:2016年12月

<内容紹介>
僕は4回死に、そのたびに復活した。 波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語。 バブルに踊ろされ、金融危機に翻弄され、資金繰り地獄を生き抜き、会社分割、事業譲渡、企業買収、追放、度重なる裁判、差し押さえ、自宅競売の危機を乗り越え、たどりついた境地とは

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印南敦史(いんなみ・あつし) [書評家・フリーランスライター]

株式会社アンビエンス代表取締役。
1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。
「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評欄を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。
その後、ほかのウェブ媒体「NewsWeek日本版」「Suzie」「WANI BOOKOUT」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)のほか、音楽関連の著書が多数。


遅読家のための読書術

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