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口ベタでも上手くいく!コミュニケーション力養成講座
【第6回】 2010年8月3日
著者・コラム紹介バックナンバー
前田典子 [人材育成コンサルタント]

「話す」のは会話の2割でOK!
優秀な営業マンが実践する「二八の法則」

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「話す」より「話してもらう」ことを考えよう

 私の経験上、口ベタな人が、コミュニケーション上手になるためには、「話す」より「話してもらう」こと、つまり相手の話を聞くことから始めるのがいいのではないかと思います。

 「聞くことから始める」などというと、「なんだ、また聞き上手になりましょうっていう話か……」と思われてしまいそうですが、コミュニケーション上手を目指すなら、やはり「聞く」という行為はとても大切なことなのです。

 たしかに、コミュニケーション関連の本を開くと、ほとんどの本に「聞き上手になりましょう」という一節がありますね。でも、それだけたくさんの本に書かれているには理由があるのです。

 私の知り合いのMさんは、みんなが口をそろえて「彼と話すのは楽しい」といいます。私もMさんと話すと、ついつい、いつもよりおしゃべりになってしまいます。あるとき、彼との会話の中身を思い出してみたのですが、驚くことに、そのほとんどは私がしゃべっているのです。

 彼は、いつも「うんうん」とうなずきながら、話を聞いてくれます。そして、ときどき質問をしてきます。それだけなのに、気がつくといつの間にか、私はどうでもいいようなことまで、一生懸命にしゃべってしまっているのです。

 彼と話した後は、「ちょっと変なことをしゃべりすぎたかな」と思わなくもないのですが、なぜかとても楽しい気持ちになれます。

 人というのは、意外と「話したがり」な生き物です。どんな人でも、自分の話を聞いてくれる人に話しますし、また、話したいと思うものです。こちらの話をまじめに聞こうとせず、自分ばかり話そうとする人とは、だれしも話をしたくなくなるでしょう。

 「聞く」ということは、コミュニケーションの基本です。どんなにおしゃべりな人でも、「聞いてくれる相手」がいなければ何も話しません。逆に、無口な人や口ベタな人でも、うまく話を引き出してあげれば、驚くほどたくさん話してくれることも少なくありません。

 それに、口ベタな人にとっては、「何でもいいから話してくれ」と言われるより、「話を聞いてほしい」と言われるほうが、ずっと気がラクでしょう。

 ですから、まず口ベタな人におすすめしたいのは、自分が話すことを考えるよりも、「いかに相手に気持ちよく話してもらえるか」を考えることです。

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前田典子 [人材育成コンサルタント]

神奈川県生まれ。上智短期大学英語科卒。都市銀行、外資系銀行、人事コンサルティング会社勤務の後独立。企業向け能力開発、個人向けコーチングを行う。コミュニケーション、モチベーションが主な活動領域。著書に「強い営業店をつくる今日からやろうコーチング!」「女性力で強くなる」(近代セールス社刊)等。Keiビジネス


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