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秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

一流のリーダーほど非常事態に動じない理由

能町光香 [株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]
【第29回】 2016年5月10日
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一流のリーダーほど、リスク管理をしっかりと行っているものです

 「リスク」という言葉を聞いて、どんなイメージをもちますか?

 なるべく直面したくない、とてつもなく大きな「難題」や「危機」のように捉えてしまうかもしれません。

 「リスクをとるのは大変そう」と逃げ腰になってしまったり、「リスクを管理するのは難しそう」と荷が重く感じてしまったり人もいるでしょう。

 また、「リスクマネジメント」という言葉を聞くと、一部の人にだけ関係があるように聞こえるかもしれません。

 はたしてそうでしょうか?

 自然災害やテロ事件などの非常事態はもとより、個人の病気や健康不安なども「リスク」という点で考えておくべきことです。じつは、誰もが意識しておかないといけないことなのです。

リスクは逃げるものではなく、向き合うもの

 こんなエピソードがあります。

 日本に赴任してきた当時のアメリカ人の上司が、お子さんに頼まれてゲームセンターに行った時のことです。

上司:「昨日、面白いものを発見したよ」

私:「どんなものですか?」

上司:「ゲームセンターに行ったら、面白いゲームがあった。下から茶色い動物みたいなものがポコポコでてきて、それを打つんだ。打っているうちにどんどんスピードが早くなっていって、そのうち一度に3~4匹の動物がでてきてそれを打ち続けていたから、右腕がすこし筋肉痛になってしまったよ(笑)」

私:「もしかしたら、もぐらたたきゲームかもしれませんね」

上司:「これだ(写真を見せてくれる)。ゲームをしている最中に、リスクマネジメントのことを考えていた」

私:「ゲームをしている時に、リスクマネジメントのことをお考えになっていたのですか?」

上司:「そうだ。ほら、動物が顔をだす時に打つというのは、問題の芽を早めに摘むというのと同じことだろう?」

私:「はい」

上司:「日本人は必要以上にリスクを恐れる傾向があるから、一度みんなでゲームセンターに行ってあのゲームをするのもいいかもしれないな」

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能町光香(のうまち・みつか)[株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]

青山学院大学、The University of Queensland大学院卒業。10年間、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクなどの一流企業のトップエグゼクティブの秘書として活躍し、数々の業績を残し、組織から高い評価を受ける。その後、人材育成コンサルタントとして独立。2013年に、日本での秘書人材育成の必要性を痛切に感じ、「一流秘書養成スクール」を創設。上司の右腕として活躍できる「真のエグゼクティブ・アシスタント」の育成を目指し、豊富な経験に基づく実践的な解決方法を伝える講演や企業研修、コンサルティングをおこなっている。また、サービス・ホスピタリティ・アワード審査委員を務めるなど、経営における「サービス・ホスピタリティ力」の重要性を説き、サービス・ホスピタリティ・マネジメントの普及啓蒙を行う。主な著書に、20万部のベストセラー「誰からも気がきくと言われる45の習慣」(クロスメディア・パブリッシング)など著書多数。
公式ホームページ:http://www.link2u.co.jp/


秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

この連載では、10年間秘書を務め、現在では一流秘書の育成に携わる能町光香さんが、経営層に近いところで働く秘書だからこそ垣間みることができた、一流の人たちの仕事術についてお伝えしていきます。
 

「秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香」

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