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自宅での長引く咳がサイン!
まさかペットが原因?鳥関連過敏性肺炎

市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]
【第27回】

呼吸器専門医でもあまり知られていないのが、過敏性肺炎のなかの「鳥関連過敏性肺炎」という病気だ。外では平気なのに、自宅で咳が止まらない。鳥類をペットとして飼っている場合は疑う必要がある。いずれにせよ、長引く咳は放置せず医師にすぐ診てもらおう。肺炎や気管支炎の場合、放置すると重症化してしまう。

鳩を飼い始めてはじめての夏
突然の呼吸困難が襲った
コンビニエンスストア経営のSさん(49歳)

 Sさんは、5年前に父親が亡くなったのをきっかけに、代々続いた酒屋をコンビニエンスストアへ業態変更した。24時間オープンしている小売店の経営は想像以上に過酷で、アルバイトが急に休むと、Sさん夫妻も休みなしで店に出ていた。

 しかし2年前、大学を卒業した息子を店長にしてから状況は一変。あれほど苦労した採用もアルバイトがアルバイトを連れてくるという、よい循環が生まれ、さらに優秀なスタッフをアルバイトから正社員に登用したことにより各人に責任感が生まれ、店は繁盛した。

 Sさんの店は、都心の大きな公園の近く。自然も豊かだが、そのぶん鳩やカラスの害も多い。店の上の賃貸マンションにSさんは住んでいた。もともと動物好きだが、マンションは犬や猫などのペット飼育禁止だ。子供のときから動物に親しんできたSさんは、ペットのいない生活に少し不満があった。

 そして先月、同じ町内によい物件を見つけたので、2号店をオープンさせた。2号店のオープンをきっかけに、友人からSさんのマンションでも飼うことができる2匹の鳩を贈られた。最初はなつかなかったが、餌をやっていくうちに心を通わせることができた。何年も野鳩の害に悩まされていたのが嘘のように、鳩をかわいがるようになっていった。

鳩を書斎で飼いはじめたら、
連続した咳、呼吸困難に襲われることに…

 鳩をもらった当時は居間で飼っていたが、家族から「鳴き声がうるさい」と言われたために、鳥かごを書斎に移した。名前をつけて声をかけると返事をするまでになった。

 Sさんは、鳩と寝るために寝室ではなく、書斎のソファーベットで寝るようになった。はじめての夏を迎え、梅雨明けからしばらくして、Sさんは咳が止まらなくなった。市販の風邪薬や咳の薬を飲んでも治らない。痰(たん)がからんだような咳だったり、乾いた咳だったり、たまにぜんそくの発作のような咳がでることがあった。

 近所のいきつけのクリニックに行くと、総合感冒薬と漢方薬を処方された。しかし一向によくならない。咳は、自宅にいるとき、特に休日と夜中に多くでる。不思議なことに店に出ているときは、軽減していた。古いエアコンのせいかと思い、エアコンも新しくしてみた。しかし咳は止まらなかった。

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市川純子 [(財)日本ヘルスケアニュートリケア研究所]

1961年生まれ。財団法人日本ヘルスケアニュートリケア研究所 所長。広告代理店で大手私鉄の広報を担当。その後PR会社に転職し、医薬品や化粧品分野に携わる。2003 年にJ&Tプランニングを設立。代表取締役に就任。研究や情報の開発も行いヒット商品を数多く手がける。医療健康美容分野の研究のために2010年財団を設立。


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