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ジュビロ小林祐希は“ビッグマウス伝説”継承者になれるか

相沢光一 [スポーツライター]
【第398回】 2016年5月31日
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 サッカー日本代表が6月3日と7日の両日、キリンカップを戦う。

カッコよく「吠える」には真の強さの裏打ちが欠かせない

 キリンカップはFIFAが定めた国際Aマッチ期間に行われる国際親善試合だが、9月から始まる2018年ロシアW杯・アジア最終予選に向けた強化の意味合いがある。この2試合を通して現代表の熟成度や課題がチェックされ、選手は最終予選で使えるかどうかが判定されるわけだ。選手にとっては代表生き残りをかけた真剣勝負の場なのである。

 4ヵ国によるトーナメント戦で、招かれたのはボスニア・ヘルツェゴビナ(FIFAランク20位)、デンマーク(同41位)、ブルガリア(同69位)。現在、日本は57位だから、ランク的にはそう差がないように思われるかもしれないが、いずれもレベルの高いヨーロッパで揉まれている強豪。厳しい試合になることは確実だ(日本代表は3日にブルガリアと対戦。その勝敗によって、7日にボスニア・ヘルツェゴビナかデンマークのどちらかと戦う)。

本田圭佑を超える強気の新人!?
発言でも注目を集めるジュビロの小林祐希

 5月26日、このキリンカップに臨む日本代表に楽しみな選手が初選出された。磐田の小林祐希(24)である。現在、磐田ではトップ下で起用されているが、日本人のMFとしては182センチの長身で、相手選手との球際での競り合いでも負けない強さを持っている。ボールコントロールの技術も確かなうえ、視野が広く、味方選手の意図を察知する能力にも長けている。そのためゴールに結びつく決定的なパスを連発し、相手に隙があれば利き足の左足から強烈なシュートも打つ。といって攻撃に偏ることはなく、守備でも奮闘する。筆者も何度かスタジアムで小林のプレーを見ているが、相手が嫌がることを次々と仕掛けてくる危険な選手なのだ。

 そしてプレーだけでなく、小林の個性を際立たせるものが、もうひとつある。超強気の発言だ。代表初招集を伝えらえた時も「いい経験をしようなんて、さらさら思っていない。一切遠慮はしない。行くからには先発を狙いますよ」

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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