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ニッポン「趣味活」生態図鑑

アムロ・レイに自分を重ね、投資総額500万超!
ガンダムにハマる氷河期世代の生き方

西川敦子 [フリーライター]
【第1回】 2010年9月3日
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 現在、30代にあたる「就職氷河期世代」は、「団塊ジュニア」「ポスト団塊ジュニア」、あるいは「貧乏くじ世代」などとも呼ばれる。

 だが、もうひとつ、別の呼び名があるようだ。

 「ガンダム世代」。

 1979年、TVアニメ「機動戦士ガンダム」が放映されて以来、30年にわたってガンダムを愛し続けてきた。現在の市場を牽引するのは子どもではなく、彼ら30代の男性たちだ。

 バンダイナムコHDのキャラクター別売上高で、ガンダム関連は2009年度通期実績で346億円。ピークだった2006年度(通期実績545億円)以降、下降曲線に入っていることは否めないが、あいかわらずキャラクター別売上トップの座に輝いている。

 大人になってからというもの、ずっと時代のワリを食ってきた30代が、なぜ今なおガンダムの魅力にハマるのか。理由を知りたくて、ガンプラマニアを自認するアムロ・レイさん(仮名)に話を聞いてみることにした。

 なお、この連載ではさまざまな「趣味活」の達人にインタビュー。職場や社会がギスギスする中、自分の時間を生き生きと満喫する男たちの、熱くて奥深いオタクワールドを紹介していく。

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趣味活男 #01:アムロ・レイさん(仮名・38歳)
職業:コンピュータエンジニア
家族:妻・長男
趣味:ガンプラ集め
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「新製品は3個買ってしまう」
マニアの性

1.5メートルの巨大ガンプラ。ガンプラ部屋の大切な同居人だ

 「専用の赤外線リモコンで、バルカン砲内部や目の部分が点滅するんですよ。ほらね?起動音やバルカン砲音も出せるんです」

 ズドドドドドドド……

 彼の前にそびえたつのは、実物の12分の1ガンダム「HYPER HYBRID MODEL 1/12 RX-78-2 GUNDAM」。全高はなんと1.5メートルだ。手足の可動域も大きく、自在にポーズを決めることもできる。もはやプラモデルとはいえない。アニメの世界から飛び出してきたガンダムそのものだ。

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西川敦子 [フリーライター]

1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。


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多くのビジネスマンが仕事や家庭でのストレスにさらされている現代社会。しかし、そんな彼らを「熱く」救うものがある。それが「趣味」だ。本連載では「趣味活」によって楽しく生きるオタク系サラリーマンを毎回紹介し、仕事や家庭以外の新しい生き方を提案をするとともに、彼らをターゲットにしたビジネスの拡大を追う。

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