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ニッポン「趣味活」生態図鑑

日本製ショベルよ中国市場を掘りまくれ!
発展の象徴「建機」に萌えるお父さんたちの“熱き夢”

西川敦子 [フリーライター]
【第4回】 2010年10月8日
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 「ブルドーザーの力強い掘削音がたまらない…」

 一般人にはなかなか理解しがたい嗜好を持つ人々、「建機萌え」。今回取り上げるのは、建機ミニカーを集め続け、ついには博物館まで建ててしまったという40代男性だ。彼を駆り立てる高度経済成長期、バブル期の記憶とは!? お父さんたちにひそかに人気の建設現場ツアーって!? 中国人バイヤーが集まるオークション会場に陳列されたモノは?萌える男のロマン、建機を通して日本の今昔が見えてきた――。

 なお、この連載ではさまざまな「趣味活」の達人にインタビュー。職場や社会がギスギスする中、自分の時間を生き生きと満喫する男たちの、熱くて奥深いオタクワールドを紹介していく。

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趣味活男#04:土田健一郎さん(40歳)
職業:建築会社経営
家族:妻・長男・長女・次女
趣味:建機ミニカー集め
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建機ミニカーに妻や子どもが家を追い出され…
「家族なんてどうでもいいんでしょ!」

 「酒もタバコもマージャンも興味ない。“建機”が好き。女より好き……!」

「本当はひとりで鑑賞していたかった。流れで博物館を作っちゃったけど…でも子どもたちの笑顔を見たら今さらやめられない」と土田さん

 物心ついて以来、建設機械一筋。「前世は黄色い車だったんじゃないか」と語る土田健一郎さん(40歳)は、「はたらくじどうしゃ博物館」(長野県伊那市)の館長でもある。

 じつはこの博物館、自らが集めた建機ミニカーを収蔵・展示したもの。その数、なんと約2万点だ。もとは自宅に保管していたが、あっというまに溢れてしまい、裏庭に専用のプレハブ小屋2棟を建てることに。それでもスペースが足りず、ついに家族が借家に追い出されるという非常事態に陥った。そんなこんなで2年前、博物館をオープンしたのだとか。

 その展示品の内容がハンパではない。

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西川敦子 [フリーライター]

1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。


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多くのビジネスマンが仕事や家庭でのストレスにさらされている現代社会。しかし、そんな彼らを「熱く」救うものがある。それが「趣味」だ。本連載では「趣味活」によって楽しく生きるオタク系サラリーマンを毎回紹介し、仕事や家庭以外の新しい生き方を提案をするとともに、彼らをターゲットにしたビジネスの拡大を追う。

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