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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

「出戻り転職」で歓迎される人、裏切り者扱いの人

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第39回】 2016年6月13日
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「出戻り転職」を積極的に
受け入れる業界はどこか

出戻り転職をするには、能力だけでなく謙虚な姿勢も大切です

 最近ちらほらと見かけるようになったのが「出戻り転職」です。出戻り転職とは、他の企業へ転職した人が以前勤務していた企業に舞い戻り再入社することを指します。劇的に増えたわけではありませんが、昔はあまりなかった動きです。

 出戻り転職する人を比較的多く見かけるのがコンサルティング業界です。コンサルタントから事業会社の経営企画や事業開発、もしくは情報システム部門に転職し、プロジェクトが一段落ついたところでコンサルティング会社に出戻り転職をするのがよくあるパターンです。

 コンサルティング会社側から見ると、出戻り転職をしてくる人が勤めていた企業はお客様になる可能性が非常に高く、その人がいた業界で築いたネットワークを活用して新たな顧客を開拓していくことも期待できます。こうしたメリットがあるため、コンサルティング会社も出戻り転職を受け入れるのです。

 なかには以前の上司だったコンサルティング会社のパートナーから「次、あの会社でこんなプロジェクトやるから来ないか?」と声をかけられ、「じゃあ行きます!」と出戻り転職していく人もいます。

 ただし、出戻り転職をしてきた人が以前より高次のポジションに就けるかというと、必ずしもそうではありません。前に勤めていたときよりも給料が下がる場合もあります。

 出戻り転職をする個人の事情はさまざまで、「よりエキサイティングな仕事をしたい」といったポジティブな理由の人ばかりではありません。「コンサルタントから事業会社で事業を運営する立場に転身したかったが、そんなに甘くはなかった」「期待していたほど面白くなかった」等々、「転職してみたけれどうまくいかなかった」というネガティブな理由の人たちもいます。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

「転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏」

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