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秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

一流のリーダーが、社外で会議を行う理由とは?

能町光香 [株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]
【第33回】 2016年7月5日
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普段とは違う環境で行う会議は、組織に良い効果をもたらしてくれるようです

 「考えがまとまらない」
 「もっといい解決策があるはず」
 「議論は出尽くしたのに結論がでない」

 会議中に、そのように思ったことはありませんか?

 会議の最適化。

 一流のリーダーたちは、「会議の最適化」の実現に向けて細心の注意を払います。

 会議は「意思決定の場」であるがゆえ、とても重要だからです。

 一流のリーダーたちは、「オフサイトミーティング」を効果的におこないます。

 「オフサイトミーティング」とは、現場を離れた場所で(off-site)おこなわれる会議を指します。より活発な議論を促すために、あえて社外へと場所をうつし、日常の喧噪から離れた「特別な環境」で会議をおこなうのです。

フランスのお城でリーダー研修!
参加したボスに起きた変化とは?

 こんなエピソードがあります。

 以前、役員である上司(以下、A氏)がフランスのお城で開催された研修に参加した時のことです。

私:「1週間おつかれさまでした」

A氏:「プログラムが充実していて楽しかったよ」

私:「それは良かったですね」

A氏:「組織を導くのも大変だが、国を統治するほうがもっと大変なのかもしれない」

私:「組織を導くことと、国を統治すること…。お城で何かあったのですか?」

A氏:「あぁ。お城には、王国の君主の肖像画があってね、夕食が終わって、夜にその肖像画の前を歩くと、彼らから語りかけられているよう気分になるんだ」

私:「それはとても貴重な体験ですね」

A氏:「そうかもしれないな。その時に、こう思った。キングになるくらいの意気込みがなければ、リーダーになってはいけないって」

私:「……」

 1週間のグローバルトレーニングを終えた上司は、その後、これまで以上に堂々たる姿勢で、周囲を巻き込みながら目の前にある課題へ果敢に挑んでいきました。

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能町光香(のうまち・みつか)[株式会社リンクCEO 人材育成コンサルタント 一流秘書養成スクール校長]

青山学院大学、The University of Queensland大学院卒業。10年間、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクなどの一流企業のトップエグゼクティブの秘書として活躍し、数々の業績を残し、組織から高い評価を受ける。その後、人材育成コンサルタントとして独立。2013年に、日本での秘書人材育成の必要性を痛切に感じ、「一流秘書養成スクール」を創設。上司の右腕として活躍できる「真のエグゼクティブ・アシスタント」の育成を目指し、豊富な経験に基づく実践的な解決方法を伝える講演や企業研修、コンサルティングをおこなっている。また、サービス・ホスピタリティ・アワード審査委員を務めるなど、経営における「サービス・ホスピタリティ力」の重要性を説き、サービス・ホスピタリティ・マネジメントの普及啓蒙を行う。主な著書に、20万部のベストセラー「誰からも気がきくと言われる45の習慣」(クロスメディア・パブリッシング)など著書多数。
公式ホームページ:http://www.link2u.co.jp/


秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香

この連載では、10年間秘書を務め、現在では一流秘書の育成に携わる能町光香さんが、経営層に近いところで働く秘書だからこそ垣間みることができた、一流の人たちの仕事術についてお伝えしていきます。
 

「秘書だけが知っている仕事ができる人、できない人 能町光香」

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