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夏フェスで痴漢から「薄着女性」をどう守る?

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2016年7月9日
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2015年7月に開かれたフジロック・フェスティバルの様子(c)朝日新聞社

 音楽ファンにとって待望の「夏フェス」の季節が迫ってきた。近年は「フジロック」「サマーソニック」をはじめとした野外音楽フェスが増加傾向にあり、開放的な屋外でさまざまなアーティストのライブを楽しめるとして若者を中心に人気を集めている。

 だが、その盛り上がりと同時に「痴漢」の被害報告が増えている。特にライブの最前列は身動きすらできないもみくちゃの密着状態になりやすく、それに乗じて女性の体を触る“不届き者”が出現しているようだ。

 昨年8月に「サマーソニック」が行われた後も、SNSなどで痴漢被害を訴える声が続出した。また、数年前から「フジロック」などでも同様の被害が少なからず報告されており、夏フェスの盛況に水を差す深刻な問題となっている。

 こうした痴漢に対して音楽ファンからもアーティストからも怒りの声が上がっているのだが、その一方で必ずネット上でわき起こってくるのが「痴漢が嫌なら後列で見てろ」「薄着だから痴漢される」といった意見だ。それに対して「なんで被害者が悪いことになるんだ」「同じチケット代を払ってるんだから誰でも最前列で楽しむ権利がある」と反論が寄せられ、議論が過熱しながらも平行線のまま終わることが多い。

 当然、痴漢行為を働く人間が悪いのは議論の余地がない。一方で「被害の予防」という観点からみると、痴漢被害の大半は最前列が混乱状態なっている時。声を上げても周囲に気付いてもらえず、大量の人間が入り乱れるので痴漢にしてみれば逃げやすい。キケンな環境であることは間違いないだろう。

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