苦手な上司や同僚と
仕事以外の会話をしてみよう

<ねらい>
どんな上司、同僚とも、仕事以外の話であっても雰囲気よく会話ができるようにする

 だれしも、「ちょっと苦手だなぁ」と感じている上司や同僚がいるものです。通勤時などにそんな人の顔を見かけると、いつもと違う道を歩いたり、コンビニに逃げ込んだりしていませんか? 

 今回は、あえて話すのが苦手な人たち、少しわずらわしさを感じている人たちと会話をしながら、一緒に歩いてみることにチャレンジしましょう。

 仕事の話しかしたことがない上司や同僚と、会社以外の場所で出会った場合、何を話していいか戸惑うものです。しかし、思いがけない場所で、思いがけない出会いをしたことがきっかけとなって、その人の知らなかった一面を垣間見ることができれば、日頃の苦手意識が薄れていくこともあります。

「あの人は苦手だ」と思っているだけでは、いつまでたっても重い気分から解放されることはありません。仕事を楽しくやっていくためにも、苦手な相手に思い切って近づいてみましょう。

(1)こんなときに話してみよう

 出勤時や帰宅時の電車やバスの中で偶然出会ったとき、エレベーターで一緒になったとき、外食時に同じ店で顔を会わせたとき、営業同行をしたときなど、苦手な上司や同僚に自分から話しかけてみましょう。

 仕事の話以外、あまり会話を交わしたことがない人が声をかけてきたら、だれでも「どうしたんだろう」と声をかけてきた人に興味を持つでしょう。

 相手の知らない一面を知る機会は、自分の知られざる一面を相手に見せることでもあるのです。

(2)こんなふうに話してみよう

 苦手な上司や同僚を見かけたら、まっすぐ相手を見て笑顔で挨拶しましょう。笑顔は関係づくりの特効薬です。