ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

「ポテンシャル重視」なんて実はまやかし?
新卒社員にはわからない第二新卒の嫉妬と苦悩

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第29回】 2010年10月5日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 企業に新卒入社した社員を「プロパー組」と呼びます。プロパーとは、「生え抜き」という意味で、入社から手間をかけて教育を施し、それだけ純粋培養されるということでしょう。一方の中途社員は、即戦力として扱われることが多く、教育もソコソコに現場での結果を期待されがちです。

 そんな両者は、同じ世代であっても待遇が違うことが多く、不満を感じて激突する職場も少なくありません。特に若い世代では、「第二新卒」という枠で採用される中途社員が増えつつあり、彼らは新卒社員とのギャップを感じ、ついついキツイ一言が出てしまうことがあるといいます。では、新卒社員と第二新卒のギャップとはどのようなものなのでしょうか。そして、そのギャップはどう埋めていけばよいのでしょうか。

優秀な人材確保には多額なコストが…
予算のかからない新たな採用手法も登場

 会社の成長に必要な3要素として、「人、モノ、金」が挙げられます。その1つである「人=人材」に関する「如何に優秀な人材を採用するか?」については、いつの時代も「コスト=費用」との兼ね合いが難しい重大な問題です。

 私がリクルートに在籍していた頃(10年位前)は、「優秀なエンジニア1人採用するのに300万は最低かかる」とか、「一流大学から新卒採用をしたいなら1人当たり150万」など、採用コストがかさむのが当たり前とされてきました。

 現在は、そこまで莫大なコストは必要ないかもしれませんが、それでも人事部のスタッフだけで世間的に“優秀”と定義される、

◆一流大学卒の学生
◆大企業での就業経験があるビジネスパーソン

 を採用するのは難しいもの。なので、現在も入社意向のある候補者を集めるためには、相変わらずコストをかけ、人材採用を支援している会社の協力を得る必要があります。時代が変わっても人材採用に費用がかかるのは同じようです。

 さて、人材採用のオーソドックスな方法は、リクナビやエンジャパンなどの求人サイトや求人専門のフリーペーパーなどに掲載料を払って行う募集告知。最近は景況感の影響で、掲載料金も下がってきたようです。それでも、

 「優秀な社員を採用したいならスカウトメール使うべきです」

 などといった熱心な営業からの提案もあり、費用が想定以上にかさむ場合も少なくありません。本当は断りたくても「優秀な社員を採用したいですよね?」と言われれば、結果的に予算も膨らんでしまうのでしょう。

 実際、大企業は不況になると、買い手市場を享受できます。ところが中堅・中小企業は景気に関係なく、慢性的な人手不足状態が続いています。求人サイトで募集をかけても優秀な人材が採用できず、その次の手段として人材紹介会社に依頼すれば、採用時に年収の30%程度の手数料を取られることもあり、優秀な人材を採用するには、それなりの費用を覚悟しなければなりません。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


おすすめの本
おすすめの本
高城幸司氏の共著「新しい管理職のルール」

時代が変ればマネジメントの手法も変わります。では、どのように「戦略」「業務管理」「部下育成」「コンプライアンス」をどうマネジメントに取り入れるのか。新しいマネジメントのルールを教える1冊。1500円(税込)

話題の記事

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
株式会社セレブレインホームページ
高城幸司氏ブログ

 


イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

グローバル化や女性の社会進出、上司や部下とのジェネレーションギャップなど、もはや同じ価値観を持った人とだけ仕事をすることは不可能です。そんなギャップのある人たちとの上手な付き合い方・対処法を紹介します。

「イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司」

⇒バックナンバー一覧