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毎朝、服に迷わない
【第6回】 2016年8月6日
著者・コラム紹介バックナンバー
山本あきこ [スタイリスト],佐藤友美

どんなに忙しくても、仕事ができる女は美しい

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9万部を突破し大ベストセラーになった『毎朝、服に迷わない』の著者、スタイリストの山本あきこさんと、発売1ヵ月で10刷3万5000部を記録した『女の運命は髪で変わる』の著者であり日本初にして唯一のヘアライターの佐藤友美さん。人気書籍の著者として話題をさらっているおふたりに、お話を伺いました。山本さんはファッションの側面から、佐藤さんは髪型の側面から、ビジネスで成功する「できる女のつくり方」を語っていただきます。

 

気に入ったコーデを、「写メ」してためておくと朝困らない

————毎朝、時間に余裕がないビジネスウーマンが時短のためにできることがあればぜひ知りたいのですが。

佐藤 髪に関していうと、夜、シャンプーして一日の汚れをオフしたあと、ちゃんとブローして髪を整えて寝れば、翌日の朝はほとんどすることがないはずです。もちろん、ちゃんとブローしても、朝起きたら前髪や顔まわりの癖が出てしまうことがありますが、その場合は、冷風をうまく使います。

山本 冷風ですか……?

佐藤 まずクセを伸ばしたい部分をひっぱりながら、ドライヤーの熱風を10秒あてます。そのあと、10秒ドライヤーの冷風をあてます。「まっすぐの形」を冷まして固定するためです。

山本 へえ、温風と冷風の両方でスタイリングするのですね。

佐藤 ちなみに、ドライヤーは上から下に向かってなでるようにかけるのが、美しいツヤ感を出すコツです。キューティクルは鱗ですから、間違っても鱗をめくるように下から上にかけてはダメです。

山本 あらら。髪の内側から外側にかけて、下から上に向かってドライヤーをかけていました!私のように間違ったドライヤーのかけ方をしている人が多い気がします。

佐藤 あとは、新しいスタイリング剤を試したり、アイロンで髪を巻いたり、普段やり慣れないことを朝にしようとすると、失敗しますよね。時間がなくなって「もういいや!ひとつにまとめよう!」と雑に仕上げてしまう。くれぐれも朝に冒険しないことです。夜に試しておけばどんなに失敗しても、お風呂に入って流せばいいだけなので。

山本 メイクも同じです。アイラインを引くとか、つけまつげをつけるとか、慣れないうちは寝る前にやってみる。何をどう間違えても、クレンジングで落とすだけですからね。ヘアとメイクに関しては毎日のことですから、貴重な朝時間に手間をかけたくないですよね。

佐藤 ファッションで時短テクニックはありますか?

山本 あらかじめ、「マイ鉄板コーデ」を5種類ほどストックしておくことですね。トップス、ボトムス、バッグ、靴など全身コーディネートされた状態で、写メに残しておくんです。忙しいときは、そっくりそのまま再現すればいいだけなのでラクです。

佐藤 ところで、山本さんがなるべくワンピースを着ないようにと言っていたので、これまで頑張って避けてきたのですが、ワンピはラクですよね(笑)。

山本 あはは。前著『いつもの服をそのまま着ているだけなのに なぜだかおしゃれに見える』で、「ワンピースは極力着ないように」と書かせていただいたんですよね。理由は、ワンピースはワンパターンでしか着られず、小物を多少変えたところでさほど印象が変わらないアイテムだからです。ただ、佐藤さんがおっしゃるように、猛烈に忙しい朝は、1枚でコーディネートが決まるワンピースやセットアップは便利です。コーディネートに迷って遅刻してしまうくらいなら、潔くワンピースに手を伸ばすのも、たまにはアリだと思います(笑)。

佐藤 洋服は毎日変えないといけないけれど、髪はワンパターンでいいと思っているんです。どんなときでも自分が自信を持てる「定型」の髪をひとつ手にいれることです。多くの人が「アレンジがきく髪がいい」と思っていますが、アレンジなんてできなくていいです。

山本 はい。『女の運命は髪で変わる』にも書いてありましたね。でも、同じ髪型に飽きてしまうときもありますよね?

佐藤 マンネリが気になる方は、質感を変えて変化を楽しむだけで、印象は変わります。たとえば、最近はウェットなワックスが流行っていますので濡れた質感にするのも旬ですし、ストレートアイロンでキューティクルを整えてあげるだけで、さらさらのツヤ髪に簡単に変身できます。

山本 なるほど。

佐藤 日本人女性は、スタイリング剤をもっと活用してほしいなと思います。「ナチュラル仕上げ」が流行っているせいか、洗い流さないトリートメントだけつけて、ワックスなどのスタイリング剤をつけない人が多いのですが、雑誌のヘアページでも、スタイリング剤をつけているから、きれいに決まっているんですよね。

よく、「美容院で素敵に仕上げてもらったのに、自宅で再現できない」といった相談を受けることがありますが、それはどんなスタイリング剤を使って仕上げたか美容師さんに聞くのが一番早いです。使用したものがウェット系なのか、ファイバー系なのか確認して、同じ系統のスタイリング剤を使わないことには、美容院と同じ仕上がりになりませんからね。

 

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山本あきこ [スタイリスト]

スタイリスト。1978年生まれ。
女性誌や広告など多くのスタイリングを手がけながら、「女性にとても大切な外見力をあげるため、服の買い方や見せ方を、一般の人でもプロのスタイリストに気軽に相談できる場をつくりたい」と、2013年より毎月個人向けのパーソナルスタイリングや、スタイリングを教える講座など行う。それ以来、予約開始と同時に申し込みが殺到する「予約の取れない」スタイリストに。
ママ雑誌やぽっちゃりさん向けの雑誌、OL向けの雑誌など、あらゆる年齢や体型などにスポットをあてた媒体で、モデルだけではない様々な人たちに似合うスタイリングに定評がある。多くの経験に基づくルールを持ち、シンプルな洋服を主体に、小物で味つけしたスタイリングで、瞬く間にその人本来の魅力を引き出すファッションを得意とする。今までつくってきたコーディネート数は15万を超える。
スタイリングを受けると「朝、服に悩む時間が減った」「やせた? と言われた」「結婚がきまった」「仕事で昇格した」という女性が続出中。処女作の『いつもの服をそのまま着ているだけなのに、なぜだかおしゃれに見える』(ダイヤモンド社)はベストセラーとなる。


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