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一流の育て方
【第28回】 2016年8月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
ムーギー・キム,ミセス・パンプキン

「クリアできる目標」を与え続けて、人を伸ばす
“ポジションパワー”を自分の力と混同しないリーダーシップ
【安渕聖司氏(日本GE合同会社 社長兼CEO)×ムーギー・キム氏特別対談・後編】

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著名な教育専門家やビジネスリーダーたちが、「リーダーシップ育成の教科書として、目下最良の一冊」と称する『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』
発売わずか5ヵ月で16万部を突破し、韓国語・中国語・台湾語・タイ語など各国語への翻訳が進むなど、「リーダーシップを伸ばす教育書」として、国際的に注目を集めている。
今回はムーギー・キム氏が、日本GE合同会社代表職務執行者社長兼CEOの安渕聖司氏を訪ねて「一流の育て方」を議論する対談の後編。
人材育成で有名な同社のトップである安渕氏の、「一流の育て方」についての考え方とは?(構成:山本奈緒子)

他人と「競う力」より、「協力できる力」のほうが重要

ムーギー このインタビューの前に、少し社員の方たちに突撃取材させていただき、安渕さんについておうかがいさせていただいたんですけど、とにかく「フラット」「謙虚」という評判を聞きました。自分のことを役職名で呼ばないようにもおっしゃっているそうですが、ご自身ではどういうところを大切にされているんですか?

安渕ポジションのパワーを自分のパワーと混同しないこと。追い風が吹いて調子がいいことを自分の力と混同しないこと。意識しているのはそこですね。いくら立場が社長であっても、自分の達成の95%は自分のチームによってなされるもの。自分ができることは5%程度と考えると、威張ってなんていられません。

ムーギー そういったリーダー意識はいつ培われたんですか?

安渕 ハーバードのビジネススクールに行ったのが、大きな転機になっていると思います。そのころ私は三菱商事にいたんですが、その器の中では「目立つ金魚」だったわけです。そこで「留学までして俺、イケてるかもしれない」と錯覚してたんです(笑)。

 でも、ビジネススクールに行って同級生を見たら、「すごいな、この人は!」というのがゴロゴロいた。そうすると、「彼らと正面から競合して勝ち上がっていくのは考えられない。じゃあどうすればいいのか?」と考えるようになり、そこから「競合するんじゃなくて、この人たちと一緒に働いていけばいいのではないか」という考えに行きついたわけです。

 たとえば、「マイクとスーザンとビクラムがいればチームとして最強じゃないか。そしてそういったチーム作りを私ができれば、それが一番の自分の強みになるな」と思ったんです。リーダーとは、決して一番優秀で全部できる必要はないと、気づいたんですよね。

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ムーギー・キム

1977年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。INSEADにてMBA(経営学修士)取得。大学卒業後、外資系金融機関の投資銀行部門にて、日本企業の上場および資金調達に従事。その後、世界で最も長い歴史を誇る大手グローバル・コンサルティングファームにて企業の戦略立案を担当し、韓国・欧州・北欧・米国のほか、多くの国際的なコンサルティングプロジェクトに参画。2005年より世界最大級の外資系資産運用会社にてバイサイドアナリストとして株式調査業務を担当したのち、香港に移住してプライベートエクイティファンドへの投資業務に転身。フランス、シンガポール、上海での留学後は、大手プライベートエクイティファンドで勤務。英語・中国語・韓国語・日本語を繰る。グローバル金融・教育・キャリアに関する多様な講演・執筆活動でも活躍。著書に『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』(東洋経済新報社)がある。

ミセス・パンプキン

1947年生まれ。立命館大学法学部卒業。一般的な家庭でありながら、4人の子どもはそれぞれ、プライベートエクイティ・プロフェッショナル、ニューヨーク州弁護士やロンドン勤務の公認会計士、カナダの大学教員などグローバルに活躍するプロフェッショナルに成長。東洋経済オンラインでの長期にわたる人気連載「ミセス・パンプキンの人生相談室」では膨大な数の育児相談をこなし、さまざまな家庭の問題について、洞察あふれるアドバイスを提供している。


一流の育て方

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「一流の育て方」

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