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新版 ひとり社長の経理の基本
【第6回】 2016年8月12日
著者・コラム紹介バックナンバー
井ノ上陽一

ひとり社長にオススメ!
クラウド会計ソフトは「これ」を使え!

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日々の経理に欠かせない会計ソフト。現在、ネット上で使うクラウド会計ソフトが台頭してきました。

経理を自分で行う「ひとり社長」の場合、どのソフトがいいのでしょうか。

「経費」から「決算」まで、必要な知識が全部わかると評判の『新版 ひとり社長の経理の基本』の発行を記念して、「社長とマイナンバー」を語ってもらおう。

クラウド会計ソフトの
4つの特徴とは?

 会計ソフトには、従来のインストール型会計ソフト(PCにインストールして使う)と、ネット上で使うクラウド会計ソフトがあります。

 クラウド会計ソフトが、従来の会計ソフトと違うのは次の4点です。

(1)OS、端末を選ばない
 ネット上のサービスですので、OSを選びません。会計ソフトは、Windowsでなければ使えないものがほとんどですが、これはMacでも使えます。また、自宅のPC、スマートフォン、タブレットなどからもアクセスできます。

 Windowsで考えた場合、OSのバージョンアップ(WindowsXP⇒7⇒8⇒10)があるのですが、従来の会計ソフトはこの対応に遅れ気味です。しかし、ネット上のサービスであるクラウド会計ソフトならその心配はありません(使用環境によって、対応度合いが異なる可能性はあります)。

(2)ネットバンクのデータを自動取込できる
 ネットバンクやクレジットカードのデータを自動で取り込むことができます。これをうまく使うと、証拠を集めたり、記録するのが自動的に終わるのです。ただし、細かい設定は必要です。

(3)複数ユーザーで使える
 端末を選ばないことに加えて、複数のユーザーで使えます。例えば会社のPC、自宅のPCでそれぞれログインできるわけです。従来の会計ソフトで同じようなことをしようとすると、値段が跳ね上がります。それどころか複数のPCにインストールすることもできないソフトも多いです。PCを買い替えたり、PCが壊れたりしたときに非常に困ります。

 不正コピーもあるのでライセンス管理を厳しくする考えはわかるのですが、時代に逆行しているともいえるでしょう。

(4)随時バージョンアップで月額課金
 会計ソフトにはバージョンアップ費用がかかります。ただ、これといって変わっていないのに毎年3万円近くとられることが多いのです。また、バージョンアップしないと特定の機能が使えないこともあります。

 税法の改正がなければ、本来は毎年アップデートする必要はありません。しかし、平成31年10月に予定されている消費税法改正(8%⇒10%)があるため、アップデートせざるをえません。クラウド会計ソフトはネット上のサービスですので随時バージョンアップされます。

 バージョンアップ費用がかからない代わりに、月額(年額)課金制です。クラウド会計ソフトには、主なものとして次の3つがあります。『freee』『MFクラウド会計』『弥生会計オンライン』。それぞれ見ていきましょう。

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井ノ上陽一 (いのうえ・よういち)

「経理業務の効率化」「会計とITの融合」を得意とする税理士。
大学卒業後、総務省統計局に勤務し、数字の分析手法とITスキルを学ぶ。しかし、「独立して、数字とITで社会貢献したい」という思いから、税理士受験に挑戦。見事合格し、税理士資格を取得。2007年に独立を果たす。
「経理は難しくない! ひとり社長でもできる! 」をモットーに、ITを駆使した効率の良い経理を経営者に伝えている。目標は、手書き伝票を使う、手間をかけすぎるといった「経理の古い慣習」を変えること。
業務効率化を得意とし、あるクライアントでは、Excelによる業務管理システムの導入とペーパレス化の推進により、年間240時間分の業務を削減した。
現在、世界で100人強しかいない「マイクロソフトMVP for Excel」の資格を所持している。
税理士業務に加えて、セミナー・執筆などを通じて、「数字」「お金」「時間」「IT」に関する悩みを解決し、新しいワークスタイルを提案している。


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