【第13回】 2010年01月05日
「私は絶対に間違ってない!」
上司をうんざりさせる自己チュー女性部下
正論ばかり吐く女性部下にうんざりする上司
正論が通らないことにイラだつ女性部下
「年度末、どのメンバーも仕事が立て込んでいてピリピリムードだったんです。そんなとき、40代の上司が、メンバーの中で1番若い20代の女性部下に『この書類の数字、合っているかどうかチェックしておいて』と頼んだら、彼女何て言ったと思います?」
「うーん、想像もつかないな」
「『ムリムリ! 私は今、ほかの仕事で手一杯なんです!!』って言っちゃったんです」
「それは……、まあ、本当に忙しかったんだろうけど、その言い方はマズいよね。上司も怒り心頭だったでしょ?」
「それが、当の男性上司は、『キミはハッキリ物を言うなあ』なんて言って苦笑いしているだけ。結局、その仕事は私がやるハメになりました……」
これは、大手メーカーの経理部に勤める30代女性から聞いた話です。多かれ少なかれ、みなさんの職場でも、こんな場面を目にしたことがあるのではないでしょうか。
あるいは、こんなシーンはどうでしょうか。
商品企画部が新商品のプロジェクトチームを立ち上げたとします。企画からホームページとの連動、プレスリリースの作成など、着々と形になっていき、あとは上層部の判断を待つばかり。ところが、その段階になって営業部が外部に発注して進めていた新商品と競合することが発覚し、上層部は営業部のほうの企画を採用するという決定を下しました。
その結果、あとは発売を待つばかりという状態になってから、企画や仕様を一から再考するよう、上層部からお達しがありました。
そこで上司が
「『上』がそう決めたから」
とメンバーに伝えたところ、
「せっかくあと一歩だったのに、なぜですか!?」
「営業部のほうがあとから割り込んできたのに!」
と上司に詰め寄るのは……、そう、たいてい女性部下なのです。きっちり仕事をしたい『公私セパレート』さんや、自分軸の強い『天職ドリームさん』はそうなりがちです。
どちらも、自分軸の強い女性が、「私のやり方が正しいのに、何でダメなの!?」と正論を吐き、不満を募らせてしまっているケースです。
どうして、女性部下は正論ばかり吐き、「わかっちゃいるけど、会社ってところはそんなもんじゃない」と上司をうんざりさせてしまうのでしょうか。それには、2つの理由があるように感じます。
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著者プロフィール
- 前川孝雄
(FeelWorks代表取締役/人材活性化コンサルタント)
リクルートにて「リクナビ」「リクナビCAFE」「就職ジャーナル」「ケイコとマナブ」「好きを仕事にする本」「Tech総研」など史上最多といわれる就・転職・キャリア教育媒体編集長を歴任。08年に感情とコミュニケーションを鍵にした人材育成支援の「FeelWorks」設立。年間100本超のセミナーもこなし、個人のキャリアを応援するゼミも開き、キャリアナビゲーターとしても活躍中。「上司力」を提唱する第一人者。
株式会社FeelWorks(フィールワークス)
この連載について
男性管理職にとって悩みのタネは女性社員。こんなに気遣っているのに、どこかしっくりこないのはなぜ? 女性社員の本音と上手なつき合い方を解説していく。
職場における男性の上司と女性の部下のすれ違いは、昔も今も変わりません。特に「女性活用」が避けられなくなった今、「女性社員」という悩みのタネはますます上司を苦しめるはず。女性社員の生の声を拾いながら、女性社員の頭の中と上手なつきあい方を解説します。1500円(税込)
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