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2017年7月19日公開(2017年11月29日更新)
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ザイ編集部

日経平均株価の2017年8月中旬までの値動きを
ネット証券4社のエースアナリストがズバリ予想!
第1四半期決算で上方修正が多ければ株価は上昇へ!

日経平均株価は2万円を超える水準を維持し、株式市場は引き続き堅調さを維持している。アベノミクス後の高値である2万953円を更新する鍵は、3月決算企業の第1四半期決算発表だ。上方修正が連発されるようなら株価上昇が期待できるが、小波乱の火種となる「外部要因」を懸念するアナリストも。

8月中旬までの日経平均株価の値動きを、SBI証券、楽天証券、カブドットコム証券、松井証券のネット証券4社のエースアナリストがファンダメンタルズの面からズバリ予想! 7月21日(水)発売のダイヤモンド・ザイから抜粋して紹介する。

日本企業の業績は、好調な模様だが…

 7月下旬から8月上旬にかけての時期が「今年の年央相場の天王山!」と宣言するのはカブドットコム証券の河合達憲さんだ。それは3月決算企業の第1四半期決算発表シーズンに当たるからだ。

カブドットコム証券・河合達憲さん】
[やや強気]第1四半期業績を好感し、逆ナベ底の上昇へ!

7/21~8/18の予想レンジ
[高]2万1000円 [安]2万円

7月20日頃からスタートする第1四半期決算発表は、まさに当面の天王山となる。結論として、上方修正含みの展開が想定されるだろう。すなわち業績DI(=上方修正企業÷下方修正企業)の数値が上向き、この上なくファンダメンタルが良好となった状態である。

内需系は控えめな期初予想で、外需系も円高環境下で慎重な見通しだ。どちらも上方修正の可能性が高く、日経平均株価は逆V字とは言わずとも、決算発表時期を頂点に緩やかな逆ナベ底型の推移を示すはず。8月中旬にかけてはお盆という季節要因も働き、上値には向かいづらい。

 河合さんは業績を上方修正する企業が多いと予想しているが、少なくとも発表が始まるまでは様子見モードが強まる可能性がある。とはいえ、「日銀短観を見るかぎり、企業業績は期初に想定したよりも上ブレしていると見られる。このため、決算発表が終わった銘柄から株価が回復する可能性が大」とSBI証券の鈴木英之さんは指摘する。

SBI証券・鈴木英之さんの予測】
[強気]第1四半期の決算発表が終わった企業から順に株価が回復していく

7/21~8/18の予想レンジ
[高]2万800円 [安]2万200円

7月下旬は、3月期企業の第1四半期の決算発表が始まるタイミングだ。ただ、決算発表直前のアナリスト取材が規制されていることもあり、発表時期の初めのほうは、様子見気分が強まりそうだ。

ただ、日銀短観を見るかぎり、企業業績は期初に想定したよりも上ブレしていると見られる。このため、決算発表が終わった銘柄から株価が回復する可能性が大きいだろう。懸念する点は、過去10年の8月相場。平均で2.9%下落と振るわない傾向がある。特にお盆休みの頃は「夏枯れ」に注意したほうがいいだろう。

 ただ、基本的には堅調な展開が続くことを前提としつつも、楽天証券の土信田雅之さんは都議選の自民党大敗を懸念し、「今後も外国人買いがカギを握るが、これまで日本株買いの理由の1つだった『安定的な政権基盤』が、先日の都議会選挙で揺らぎかねない」とも。

楽天証券経済研究所・土信田雅之さんの予測】
[中立]都議会選挙の自民惨敗で「安定的な政権基盤」への不安が影を落とす

7/21~8/18の予想レンジ
[高]2万500円 [安]1万9500円

国内は決算シーズンを迎える。3月期企業は最初の四半期決算で、業績の進捗具合への注目が高まりやすい。バリュー面を支えに、基本的には堅調な展開を予想するが、上値が重い状況も続く可能性が高い。

株価の一段高には、出遅れセクターへの買いと外国人の買いがカギを握るが、これまで日本株買いの理由の1つだった「安定的な政権基盤」が、先日の都議会選挙で揺らぎかねない結果となった。人気取りの経済政策が打たれるという前向きな見方もあるが、政治的な不透明感が強まっていることに変わりはないため注意が必要だ。

 一方、松井証券の窪田朋一郎さんが注目するのは、国内外における金融政策の行方だ。確かに市場の関心は、金融緩和策の出口(FRBのバランスシート縮小)に移ってきている。「現状ではすぐに日欧の量的緩和が止まることはなく、資産価格が上昇しやすい展開が続く」と窪田さんは考えるが、金融政策転換のシナリオは頭の片隅に留めておくべきだ。

松井証券・窪田朋一郎さんの予測】
[やや強気]市場は徐々に量的緩和の終わりを探る動きへ

7/21~8/18の予想レンジ
[高]2万1000円 [安]2万200円

日本経済は緩やかながら回復が続いているが、海外は米国経済に若干伸び悩む兆候が見える一方、欧州経済は緩やかながら回復傾向が続いている。そんな中でマーケットの関心は、現在の超緩和的な金融政策が「いつ終わるのか?」に移ってきた。FRBは利上げと買入資産のテーパリングに動き始め、ECBもきっかけを探している状況だ。日銀は積極的な緩和策を取り続けているが、副作用に対する懸念は強まっている。

しかし、現状ではすぐに日欧の量的緩和が止まることはなく、資産価格が上昇しやすい展開が続くだろう。

 第1四半期決算が上ブレて着地する可能性は大きく、ファンダメンタルズ面では株価上昇が顕著になってもおかしくないが、小波乱の火種は点在すると考えたほうが無難かも? 4人のプロが推察した日経平均株価の波動も、2人は年初来高値更新を予想するなど異なる結果となった。

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