日本で15年間の編集者生活を送った後、ベトナムに渡って起業した中安記者が、ベトナムで行なわれた日系企業の就職フェアの様子をレポートします!
日系企業の就職説明会に押し寄せたベトナム人学生たち
ベトナムでは新年度は9月に始まる。日本だったら、真新しいスーツに身を固めた社会人一年生の姿が街に溢れるところだが、ベトナムではそういう情景を目にすることがない。企業側も学生側も「新卒採用」「新卒就職」というものに対するこだわりがあまりないのだ。大学側でも、日本のような形での就職指導は一般的ではなく、学生は、卒業した後、アルバイトなどをしながら、時間をかけて就職先を探す人が多い。
そうはいっても卒業を前にした時期は、会社が優秀な新戦力を獲得する良い機会であることは間違いない。人材獲得競争が激化する中、ベトナム最大の都市であるホーチミン市では、2つの注目される就職フェアが開催された。弊社発行の雑誌『アットサイゴン』でも取材したので紹介したい。
ベトナムでもおなじみの日系企業が開催【撮影/中安昭人】1つは、5月26日に行なわれた「就職フェア2012~日系企業とベトナム人学生等との交流会」。ホーチミン市日本商工会とベトナム日本人材協力センター(VJCC)が主催した。エントリーした日系企業は全部で7社。流通最大手イオンのベトナム法人・AEON Vietnam社、グループウェアで有名なサイボウズのベトナム法人・Cybozu Vietnam社など、日本でも名前の知られた企業に加え、Abe Industrial Vietnam(製造業)、Foster Electrics Vietnam社(製造業)、I-Glocal社(コンサルティング)、Individual Systems社(IT)、Nissei Electric Vietnam社(製造業)と、もともとベトナムに根付いた活動をしてきた日系企業が顔を揃えた。



