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コロナ禍でも業績予想を上方修正した絶好調の2銘柄!ネット広告&マンガアプリの「セプテーニ」や、巣ごもり&生活防衛需要で好調な“100均”の「セリア」に注目

2020年8月22日公開(2022年9月22日更新)
ザイ編集部
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コロナ禍でも業績予想を上方修正した“絶好調株”の「セリア(2782)」と「セプテーニ・ホールディングス(4293)」を要チェック!

発売中のダイヤモンド・ザイ10月号は、特集「最新決算で見えてきた! いま【買い】の株36銘柄」を掲載! 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、3月期決算企業の第1四半期決算が相次いで発表された。全体的に厳しい内容だったが、一部には驚くほど好調だった企業も。そこで、この特集では、第1四半期決算と通期の業績予想から見えてきた注目銘柄を、アナリストがピックアップ。業績予想を上方修正している「絶好調株」や、第1四半期決算が前年同期比で増収増益の「好発進株」、第1四半期は増益なのに株価上昇率は市場平均を下回っている「隠れ好調株」という3つのジャンルに分けて、全部で36銘柄紹介している。

今回は特集の中から、業績予想を上方修正している「絶好調株」を2銘柄抜粋するので、銘柄選びの参考にしてほしい!

コロナ禍による世の中の変化の波に乗った業種は好調!
業績予想を上方修正した銘柄は、さらに株価が上昇する可能性が大

業績予想を早い段階で上方修正した絶好調株を探せ!

 新型コロナウイルスによって、多くの企業はかつてないほどの苦境に直面しているが、そんな中でも業績を伸ばしている企業もある。

 「新型コロナウイルスが社会全体や人々の生活に大きな変化をもたらしていますが、この変化の波に乗った企業は、大きく業績を伸ばしています」(ラカン・リチェルカの村瀬智一さん)

 代表的なのがIT関連企業。さらに、そのベースとなる電子部品などを取り扱うハイテク関連企業や、医療・ヘルスケア関連、EC(ネット通販)関連も好調。また、食品スーパーやディスカウントストア、ドラッグストアなども変化の波に乗った業種と言える。
【※関連記事はこちら!】
コロナ禍で生き残るため、企業が注力する「IT投資」の関連銘柄を紹介! 特定分野に強みを持ち、株価が中長期的に昇トレンドを描いている中小型株が狙い目!

 「ただ、それらの業種に属する多くの銘柄は、業績の好調がすでに株価に織込まれてしまっています。したがって、銘柄を選ぶにあたっては“決算で市場の期待を上回るか”がポイントになります」(村瀬さん)

 そこで注目したいのが、業績予想の上方修正。上方修正をするということは、業績の進捗が企業自身の想定を上回るほど好調であることを意味し、株価の上昇につながりやすい。特に、第1四半期決算の時点で早くも上方修正を行った銘柄は、今後さらに業績が上ブレして、中間期や期末でも上方修正する可能性が高く、期待が持てる。

 一般的に、日本企業は慎重に業績予想を出す傾向にあり、早い段階から想定以上に好調であることが判明していても、中間期までは修正せずに様子を見ることが多い。今期は、新型コロナウイルスの影響がどの程度になるのか見極めづらいので、なおさらだ。にもかかわらず、第1四半期から上方修正するということは、それだけ業績が絶好調な証拠と言える。

巣ごもり需要などで第1四半期に通期予想を上方修正したセリア、
春先の下方修正から一転して上方修正したセプテーニHDに注目!

 ダイヤモンド・ザイ10月号では、業績予想を上方修正し、今後の株価上昇にも期待が持てる“絶好調株”を7銘柄紹介している。ここからは、そのうちの2銘柄を抜粋しよう(銘柄コメントはラカン・リチェルカの村瀬智一さんと若杉篤史さん)。

 一つ目の銘柄は、100円ショップ大手のセリア(2782)だ。

 セリアの第1四半期の営業利益は、市場予想を上回った。緊急事態宣言によって休業した店舗が想定より早く営業を再開し、巣ごもり・生活防衛需要で売上が増加した一方、コストは変わらなかったことが要因。第1四半期の好調分を上乗せして、通期の業績予想を上方修正したが、第2四半期以降はブレーキがかかるリスクを想定し、依然として慎重な姿勢。コロナ禍においても新規出店は計画どおり順調で、来期の期待につながる。
【※関連記事はこちら!】
セリア(2782)、10期連続の「増配」を発表して、配当額は10年で24倍に急増! 2021年3月期は前期比で5円増の「1株あたり60円」、配当利回り1.4%に!

 続いて紹介するのは、ネット広告を手掛けるセプテーニ・ホールディングス(4293)だ。

 セプテーニ・ホールディングスの本決算は9月で、4月には通期の業績予想をいったん下方修正している。しかし、7月末になって、今度は業績予想を上方修正。2020年9月期の第3四半期は12%の営業減益(※1)だが、コロナ禍で広告需要が全体に減少しているなかでは、十分に評価できる結果と言えるだろう。また、広告需要は5月に底打ちし、6月以降は回復傾向となっている。4月の下方修正の際にベースとしていた“もっとも悲観的なシナリオ”は回避されそうだ。子会社が手掛けるマンガアプリ「GANMA!」の課金売上なども好調で、業績の支えとなっており、今後の上昇に期待が持てる。
(※1 Non-GAAP=一般に公正妥当と認められる会計基準に基づかない数値)

 さて、ここまで今期の業績予想を上方修正している“絶好調株”を2銘柄紹介した。ダイヤモンド・ザイ10月号では、あと5銘柄の“絶好調株”を取り上げているので、誌面も併せてチェックしてほしい!

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 今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ10月号の特集「最新決算で見えてきた! いま【買い】の株36銘柄」から、一部を抜粋してお届けした。

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 ダイヤモンド・ザイ10月号は、ほかにも読みごたえのある特集を多数掲載! アーリーリタイアを実現させた13人に、資産の作り方やリタイア後の収支について徹底取材した特集「早くリタイアしたい!」は、13人のリアルな体験談に加えて、橘玲さんや、ちきりんさんにもアーリーリタイアする方法を聞いている。さらに、「スマホ時代のネット証券選びはココを見る!【株アプリ】入門」「【毎月分配型】投資信託100本の本当の利回り」「最新の決算で判明した【今期増配株】の配当利回りランキング」など、盛りだくさんな内容となっているので、ぜひチェックを!

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