
NISA(少額投資非課税制度)の口座で、「毎月1万円ずつ投資資金を追加する」「投資商品はNISAで買える株&投資信託」「数カ月分の資金を貯めて一度に投資するのもアリ」「新メンバーの成績は1.5倍」というルールに基づき、運用バトルに挑戦しているAKB48の武藤十夢と中西智代梨。さらに、2019年3月からは十夢の実妹・小麟(おりん)も参戦!
この連載では、これまで3人一緒に投資の勉強をしたり、運用成績を報告しあったりしていたが、当面はメンバー一人ひとりに取材を行い、リレー連載の形でお届けする。今回登場する武藤十夢は、投資信託の「日経平均インデックス」「ひふみプラス」を積み立てで買うほか、SBI証券の単元未満株取引「S株」を活用し、楽天グループ(4755)やソフトバンク(9434)、メルカリ(4385)、ダイキン(6367)などに投資。今回は、そんな十夢が「気象・災害対策」の関連株をチェック!(※ダイヤモンド・ザイ8月号から転載。取材は2021年6月に実施)
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米国のインフレ懸念の影響などで、株価は足踏み状態!
そんな中で武藤十夢が注目した銘柄は?
AKB48 teamKの武藤十夢。気象予報士の資格と博士号を持つアイドル。
武藤十夢(以下、十夢) 株価がなかなか上がらないですよね。緊急事態宣言の延長が影響してるのかな?(編集部注:取材は2021年6月初旬)
――それに、米国でインフレが進んでいるのも、株価が上がりにくい原因になってます。
十夢 米国のインフレが、どうして日本株に関係してくるんですか?
――インフレを抑えるために米国の金融緩和の縮小が早まり、金利が上がりそうだからです。すると、世界の株式に流入するお金の量が減る。それで日本株も下がりやすくなるんです。
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十夢 いまはコロナ禍で景気が悪化しているから、金融緩和は続くってニュースで見ました。それに、FRB議長のパウエルさんも「失業率が回復するまでは金融緩和を続ける」って発言してますよね。
――ええ。ですが、新型コロナワクチンの接種が進み、米国経済は急速に通常モードに戻っていて、消費も活発です。
十夢 でも、さすがにコロナ前の水準には、まだ戻っていないですよね。
――経済指標によって違いがあります。FRBなどが重要視している失業率はまだまだですが、上場企業の利益はコロナ前を上回る見通しなんです。
十夢 スゴイ! そこまでいいとは思わなかった。
――それに、コロナ禍で企業が通常通りに営業できなかったことで、材木や金属などの原材料が供給不足になっています。
十夢 需要は増えているけど、供給が不足しているのもインフレの原因なんだ。それで、予想以上にインフレが進んでいるんですね。
――そう。FRBが金融緩和縮小の時期を早めるかもしれないと、投資家の多くが心配しています。そうなると、株価にはマイナスだから、持ち株を一部売っているんだと思います。
十夢 そうなると、株価は落ち着かないだろうな……。
近年増加している”豪雨”対策の関連企業をチェック!
気象関連の代表格・ウェザーニューズは業績も株価も上昇中
――こんなときはどんな株を買えばいいと思います?
十夢 う~ん。気象関連の企業はどうですか? 今年は梅雨入りがすごく早いし、注目が集まると思います。業績は景気の影響を受けにくそうだし。
――そうですね。豪雨災害も増えてますよね。
十夢 実際に「滝のような雨」って表現される「1時間に50mm以上の雨」の日が、年々増えているんです。
――さすが気象予報士!
十夢 しかも2010年代は、1990年代と比べると約30%増になっているんです。
――では、気になっている企業ってありますか?
十夢 ウェザーニューズ(4825)の株価は、よくチェックしています。アプリも使ってるし、YouTubeで配信している動画も、種類が豊富で面白いんです。業績も良いですよね。
――ええ。海運や空運などの法人向けサービスが主な収益源です。海外企業へもサービスを提供しているので、成長の余地はあると思います。
十夢 証券会社のアプリで調べてみると、個人向けの有料サービスも伸びている。やっぱり、気象関連企業の株価は期待できるかも。
――あとは、豪雨対策に強みがあるインフラ関連企業も良さそうです。政府が“国土強靭化”に力を入れていることもあって、経済状況に関係なく、安定して業績が成長する企業も多いでしょう。
「地下貯水施設」関連や「治水技術」を持つ銘柄にも注目!
十夢が新たに投資したのは盛土補強に強い「前田工繊」!
十夢 そういえば、東京の地下には雨水を流すためのトンネルがあって、それで豪雨による災害を防いでいるって、父から聞いたことがあります。その地下トンネルをつくってるような企業ってどうかな?
――いいですね、調べてみましょう! 大豊建設(1822)やベルテクスコーポレーション(5290)が“地下貯水施設”で有名みたいですね。
十夢 国土強靭化対策も追い風になりそう。2銘柄とも長期では業績が伸びているんですね。
――今期は、ベルテクスコーポレーションは増収増益予想ですけど、大豊建設は減収減益予想ですね。コロナ禍による工事延長などが影響してるのかもしれません。
十夢 なるほど。それに、豪雨の影響による河川の氾濫も増えてますよね。それを防ぐための技術を持っている上場企業ってあるのかな?
――前田工繊(7821)が、河川などの治水技術に強いみたいです。盛土による河川の氾濫を抑えるための補強などをやってますね。
十夢 大豊建設のHPに掲載されてた地下貯水施設は、圧倒されるような建造物だけど、盛土補強は地味だな。前田工繊のHPも調べてみよう。地盤補強や緑化事業、マスクなどの医療関連もやってるんですね。新型コロナワクチン接種会場用の製品もつくってる!
――事業拡大のためのM&Aにも積極的です。2010年以降は売上高がずっと伸びていて、営業利益も9年で5倍になっています。株価はなんと10年で20倍以上になってますよ。
十夢 地味だけど、実はすごい高成長企業なんですね。すごく期待できそう!
――最後に気象関連企業の業績もチェックしておきましょう。ウェザーニューズ以外にはALiNKインターネット(7077)、島津製作所(7701)も気象予報に関連する企業。ALiNKインターネットは減収減益予想ですが、ウェザーニューズと島津製作所は、今期も増収増益予想です。
十夢 う~ん、どれも上がりそうだな。チャートの形もチェックしてみます。一番キレイな右肩上がりは、前田工繊かな。それに、豪雨対策だけじゃなく、新型コロナや環境関連としても注目されそうだし。買うことにします。
◆十夢が注目!「気象・災害対策」関連で好業績の6銘柄! |
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| 株価(6/3) | PER | PBR | 最新の株価 |
| 【気象関連】ウェザーニューズ(4825・東1) | |||
| 5580円 | 36.0倍 | 4.24倍 | |
| 【概要】個人や法人向けに気象予測を提供。直近四半期は国内の道路・鉄道市場を中心に成長し、増収増益。 | |||
| 【気象関連】ALiNKインターネット(7077・東M) | |||
| 2083円 | ー | 2.97倍 | |
| 【概要】天気予報専門サイト。今期は広告出稿減少で減収減益予想。台風上陸などで閲覧数が増えると利益増。 | |||
| 【気象関連】島津製作所(7701・東1) | |||
| 3870円 | 30.8倍 | 3.40倍 | |
| 【概要】分析・解析機器に強み。子会社が独自の気象解析技術を駆使した、信頼性が高い気象情報を提供。 | |||
| 【インフラ関連】大豊建設(1822・東1) | |||
| 4115円 | 13.2倍 | 1.01倍 | |
| 【概要】用地が狭い都市の施工に適した泥土加圧シールド工法に強み。今期は減収減益予想も長期成長が続く。 | |||
| 【インフラ関連】ベルテクスコーポレーション(5290・東2) | |||
| 2834円 | 6.5倍 | 0.95倍 | |
| 【概要】水災害対策や下水道施設の耐震化など「防災・減災」に強み。2018年に上場し、高成長を続ける。 | |||
| 【インフラ関連】前田工繊(7821・東1) | |||
| 3395円 | 28.9倍 | 3.18倍 | |
| 【概要】盛土補強・軟弱地盤安定剤などに強み。不織布マスクや新型コロナワクチン接種会場用製品も展開。 | |||






