米労働省が12日発表した2月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比2.8%の上昇となった。伸び率は1月の3%から鈍化し、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想(2.9%)を下回った。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアのCPIは前年同月より3.1%上昇した。インフレの鈍化は喜ばしい展開だが、今後は関税の影響で一部の財の値上がりが見込まれている。米国の企業、消費者、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者にもたらす安心感はそれほどでもなさそうだ。
米CPI、2月は前年比2.8%上昇 予想下回る
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