Kevin Dietsch/Getty Images ケリー米上院議員(8日、ワシントン)

 マーク・ケリー米上院議員(民主、アリゾナ州)は12日、ピート・ヘグセス国防長官を提訴した。不当な命令に従わないよう軍人に呼びかける動画に自身が出演したことに対し、ヘグセス氏がけん責処分を下したことは、憲法違反だとしている。

 元海軍大佐のケリー氏は、「憲法に反して、私に対し自身の考えを推し進める彼のやり方は、退役軍人全員に冷ややかなメッセージを送るものだ。つまり、大統領や国防長官が気に入らない発言をすればけん責処分を受け、降格を脅され、さらには起訴されるということだ」と述べた。

 訴訟は首都ワシントンの連邦裁判所で提起された。ヘグセス氏は、動画に参加したことを理由として1週間前にケリー氏に正式にけん責処分を下し降格を進めると述べていた。

 2020年に上院議員に初当選したケリー氏は、90秒間の動画に他の民主党議員5人と共に出演。米軍人に憲法を守るよう、そして「違法な命令」に従わないよう呼びかけていた。

 ヘグセス氏はケリー氏を現役に復帰させて軍法会議で起訴するとも脅していたが、このような措置を取るまでには至っていない。

 国防総省の報道官からは今のところコメントを得られていない。

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