
筆者はポイントに関する取材を受けることが多い。その特集の中でポイントとほぼ並列に扱われるのが「節約」だ。しかし、「ポイント」と「節約」は全く性質の違うものだ。今回はポイントと節約の違いと共通点について解説する。
「ビックカメラSuicaカード」があると
生活スタイルを変えることなく1.5%分お得に!
節約と言うのは消費を抑える行為だ。最大限出費を減らす行為が節約となる。例えば、「コンセントをこまめに抜く」、「○時以降に買い物に行く」、「お風呂の水を洗濯に利用する」などが節約だ。基本的には生活パターンを変更する必要があるだろう。
一方、ポイントは消費を抑えるのではなく、同じ金額を消費する中でのリターンを最大限にする手段となる。
例えば、ビックカメラで1万円の商品を買う場合、決済方法でかなりの違いが出てくる。それをまとめたのが下の表だ。
| ■支払い方による獲得ポイントの比較 ※ビックカメラで1万円の買い物をした場合 | ||||
| 現金 | 通常のクレジットカード |
「ビックカメラSuicaカード」 (クレジットカード払い) |
「ビックカメラSuicaカード」 (Suica払い) |
|
|
ビックポイント (10%) |
1000円分 | 800円分 | 1000円分 | 1000円分 |
|
クレジットカード のポイント(0.5~2%) |
― | 50~200円分 | ― | 150円分 |
| 獲得ポイント の合計 |
1000円分 | 850円~ 1000円分 |
1000円分 | 1150円分 |
『現金』、『通常のクレジットカード』『「ビックカメラSuicaカード」のクレジットカード払い』だと、獲得ポイントの合計は最高でも1000円分だ。しかし、『「ビックカメラSuicaカードのSuica払い』になると、ビックポイントが1000円分貯まるうえ、「モバイルSuica」へのチャージや「Suica」へのオートチャージで1.5%のポイントが貯まり、合計で1150円分のポイントが獲得できる。
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ポイント生活には、最初にクレジットカードの見直し、電子マネーの見直し等が必要となったり、現金派の人は毎回決済方法をクレジットカードに変更する必要があったりする。しかし基本的には決済方法を変更するだけで、利用するお店や時間帯を変える必要はない。そこが「節約」と「ポイント」の大きな違いだ。
節約もポイントもやり過ぎはNG
では、節約とポイントの共通点はなんだろうか? 共通点は「お得」という点だろう。また、どちらもやり過ぎはNGというのも共通点として挙げられる。例えばコンセントをこまめに抜くと言う節約術があるが、一ヶ月間で数円~数十円の節約にしかならない。もちろん可能であればやったほうが良いが、その労力での節約効果は低いだろう。
ポイントも同様で、ポイントのために遠くのお店に行ったり、100円でポイントが付くために95円の商品に加えて10円程度の必要のない商品で調整する人が出てくる。また、5%OFFの商品と5%ポイント還元の商品の場合、5%ポイント還元の商品を選ぶ人もいる。確かにポイントは多く貯まるが、本当にお得なのだろうか?
節約もポイントも目的は「お得に生活する」ということだ。しかし、行き過ぎると目的が「節約すること」「ポイントを貯めること」になってしまう場合がある。
節約もポイントもバランスが大事だ。様々な特集で節約方法、ポイント獲得術等が掲載されているが、全てを取り入れるのではなく、自分のできる範囲で行うことを心がけて欲しい。



