ネット証券4社のエースアナリストが、向こう1カ月の日経平均の動きをファンダメンタルズの面から徹底分析する。はたして、4人の予測はどうなったのか。日経平均の底値はいくらなのか。

マイナス金利の導入は株価に効き目なし?
3月の中国の全国人民代表大会も要警戒
3発目の黒田バズーカ発射は多くの識者が予想していたが、1月29日の会合では見送るというのが共通意見だった。それだけに、日銀のマイナス金利導入は大きなサプライズとなった。しかし、カブドットコム証券の河合達憲さんは指摘する。

「マイナス金利は市場が動意づくきっかけになっただけ。今の本題は欧州発の信用不安が、世界にどこまで伝播するかということ。円高と世界同時株安の流れには逆らえない」
松井証券の窪田朋一郎さんも同様の見解で「短期的なリバウンド狙いの急騰は期待できても持続せず、下値模索が続く」と捉えている。
※政府が出資する投資ファンド。石油や天然ガスによる収入、外貨準備高を原資とすることが多いため「産油国の原資減→株安」の連想につながった。
これに対し、今後には相応の効果もあると考えているのがSBI証券の鈴木英之さん。

「配当利回りや益利回りの相対的な魅力が増し、株式投資の魅力が増す可能性が大きい」
ただし、日経平均の予想1株益が低下したことから、上値が重くなる展開もありうると鈴木さんは予想。また、3月に全国人民代表大会(全人代)を控える中国が要警戒と楽天証券の土信田雅之さんは忠告する。
※先物とオプション両方の決済期日が重なる日で3・6・9・12月の第2金曜日。この日に向かって様々な思惑が交錯し市場は荒れることが多く注意が必要。
「昨夏以降は公表される経済指標や当局の政策対応などへの信頼感が揺らいでおり、何をやってもマイナスに受け止められやすい」
年度末に向け、波乱含みの相場がまだまだ続くと覚悟すべきか…。



