高配当の株を狙うとしても株価が下落した局面のほうがより高い配当利回りが得られるのは言うまでもない。もちろん、業績悪化で株価が下落している場合は、 株価の下落は当然で減配リスクも出てくるので要注意だが、現状のように全体相場の下げにつられて下落したことでの超高配当利回り株を買うのも手。しかも10万円株なら複数買いに分けて買うこともできるので、じっくりと買っていくのがオススメだ。
配当利回りの魅力が高まれば
株価の下落余地は小さくなる!
相場全体の下落で日本株の配当利回りも上昇している。
「2016年度も日本株の配当総額は過去最高を更新すると見られます。日本はまだ金利が下がる局面。株主還元を強化する余地もあるので、高配当株は引き続き有望です」(野村證券の伊藤高志さん)
業績悪化で減配という懸念が少ない高配当株は、今から中長期投資を考える人にピッタリだ。株価の下落局面でも、高い配当利回りが株価を下支えしてくれるので、株価も極端には下がりにくい。
まずは日産自動車(7201)。たとえば、100株を買う場合、トヨタ自動車(7203)が70万円前後必要なのに対して、こちらは10万円程度ですむうえ、配当利回りが3.91%と高い点がポイントだ。自動運転技術の開発に積極的な姿勢もアナリストに評価されている。
「ダンロップ」ブランドのタイヤを手掛ける住友ゴム工業(5110)は、2015年3月の高値2313円から下落基調が続き、配当利回りは3.49%と高水準に。
「原油安のメリットが業績に本格的に寄与するのはまだこれから」(フィスコの村瀬智一さん)と見られるのも安心材料だ。
逆に、三井物産(8031)は原油市況の悪化などを受けて株価は下落。しかし、配当利回りは4.79%と超高水準に達しており、今後の中国の景気刺激策の表面化などをきっかけに株価は急反発する可能性があるので、目を離すべきではない。原油の増産に歯止めがかかりそうな状況も出てきており、じっくりと株価と業績を睨みつつ、買いタイミングを探したいところだ。
高配当だからといって、一度に複数単元を一気買いするのは厳禁。さらなる下落があった時でも、追加の買いができるようじっくりと高配当株を狙ってみてはいかがだろうか。





