国税庁が2005年に公表した「長者番付」に1位として掲載されたのが、本書の著者・清原達郎氏だ。当時は、ヘッジファンドのタワー投資顧問で運用部長を務めるサラリーマンだった。著者はヘッジファンドで「K1ファンド」を立ち上げ、25年経ったところでその閉鎖と引退を決めた。ファンドにその報酬のほとんどを注ぎ込み、運用資産の半分を担っていた清原氏の個人資産総額は、ファンド閉鎖時にはおよそ800億円を超えていたという。

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