あなたも億り人に!? 凄腕シニア投資家が教える 株式運用術#3写真:野口 博(FLOWERS)

2005年に発表された最後の高額納税者名簿(長者番付)で全国トップに躍り出た「伝説のサラリーマン投資家」が、元タワー投資顧問運用部長の清原達郎氏だ。今年3月1日付で発刊された初の著書『わが投資術 市場は誰に微笑むか』(講談社)は、発売即連続重版で既に15万部を突破するという爆発的なヒットを記録している。特集『あなたも億り人に!? 凄腕シニア投資家が教える 株式運用術』(全17回)の#3では、そんな清原氏へのインタビューの前編として、最新の日本株の行方を直撃した。(聞き手/ダイヤモンド編集部 竹田幸平)

「伝説の投資家」が明かす!
日本株見通し&株投資の極意

「伝説のサラリーマン投資家」――。2005年発表の最後の高額納税者名簿(長者番付)で全国トップに名を連ね(下表参照)、今なお語り草となっているのが、ヘッジファンド運用で驚異的な成績を残した清原達郎氏(65歳)だ。

 ゴールドマン・サックスやスパークス投資顧問などを経て、1998年にタワー投資顧問に移ると、同年に基幹ファンド「タワーK1ファンド」を立ち上げ。清原氏は引退を決める昨年まで運用を行っていたが、そのパフォーマンスは25年間で実に93倍に上る。

 前述の長者番付首位となったのは、清原氏がタワー投資顧問の運用部長だったときのことである。04年に約100億円を稼いで所得税約37億円を納めた清原氏は、納税額がサラリーマンとして初の日本一になり、その名を世間にとどろかせたのだった。

 今年3月1日付で刊行された同氏初の著書『わが投資術 市場は誰に微笑むか』(講談社)は、発売即連続重版で既に15万部を突破するなど、抜群の注目度を誇る。そこで、直近の個人資産800億円超を誇るすご腕の清原氏を直撃し、同書刊行後も上昇著しい日本株の展望や、「投資の極意」などを明かしてもらった。

 清原氏が見通す日本株の「次のシナリオ」や、同氏が指南する「株式投資で一番大事なこと」、「過熱感があり危険」と見る投資先、個人投資家への「お勧めの投資方法」とは?

――日経平均株価が3月4日、史上初めて4万円の大台に乗せました。日本株急上昇の背景や、今後の方向感についてどのように考えていますか。

 日本株相場は急激に上がり過ぎたので、短期的にはリスクが大きくなっています。

 しかし、バリュエーション(編集部注:投資尺度)で見ると、日本の金利が急上昇しない限り日本株は米国株より割安で、これだけ上昇した後でもバブルには程遠く、暴落の危険性はほぼないとみています(何か突発的な事件でも起きれば話は別ですが)。