ドイツ経済は製造業の競争力低下に加え、ロシアからの安いエネルギーや中国という大輸出市場という成長の二つのエンジンが“欠落”、2025年は初めての「3年連続マイナス成長」を回避できるかどうかの正念場だ。メルツ首相は財政規律重視から拡張路線へと転換したが、国内政治基盤は弱く、ドイツ経済の構造改革は簡単ではない。

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