温度センサー大手の芝浦電子を巡る、台湾の電子部品大手、国巨(ヤゲオ)とミネベアミツミのTOB(株式公開買い付け)合戦が長期化している。ヤゲオは8月1日、芝浦電子の株式取得に必要な当局の外為法の審査期間が延び、TOB期間を再延長したと発表した。実は、TOB合戦の異例の長期化は、ヤゲオにとって誤算といえる。「同意なき買収」を仕掛けたヤゲオがはまった落とし穴とは。

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