永遠のテーマ、「よいものを作るには、どうすればいいのか?」。その答えは、『エヴァンゲリオン』の加持リョウジが育てていたスイカにある。命の危険すら顧みず、静かにスイカを育てるその姿は、スマホ時代に失われつつある「孤独」「反復」「自己との対話」の価値を、あらためて思い出させてくれる。※本稿は、谷川嘉浩『スマホ時代の哲学「常時接続の世界」で失われた孤独をめぐる冒険【増補改訂版】』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。

続きを読む