世界の中央銀行が参加する国際決済銀行(BIS)が公表した2025年の年次経済報告書は、米国の関税政策は貿易の分断を招き、経済成長を抑制すると警告。経済の不確実性の緩和や、金融・物価の安定には中央銀行の独立性が重要だと訴えた。前日本銀行総裁の黒田東彦氏が執筆する連載『黒田東彦の世界と経済の読み解き方』の今回のテーマは、BISの役割。中央銀行総裁が定期的に集うBISと、国際通貨基金(IMF)や世界銀行との意外な違いとは?

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