2002年9月17日、小泉純一郎首相(当時)が北朝鮮を訪問し、金正日国防委員長が日本人拉致の事実を初めて認めた。このとき北朝鮮は「拉致被害者8人はすでに死亡した」と発表したが、拉致被害者の蓮池薫さんは、この発表を「捏造と言わざるを得ない」と断罪する。今も北朝鮮で暮らすであろう、いや、きっと暮らしている被害者たちの現在に迫る。※本稿は、蓮池 薫『日本人拉致』(岩波書店)の一部を抜粋・編集したものです。

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