出版社で課長職にあるTさんの部下E子さんは、「うつ病」で半年前から休職中です。E子さんの休職は「うつ病のため、自宅療養を要す」という医師の診断書が提出されての正式なものではあるのですが、上司であるTさんは内心、「E子さんは本当にうつ病なのだろうか?」と疑問を抱いています。部下たちのこんなやり取りも、Tさんの耳に入って来ています。
「結局、彼女は大変な仕事はしたくないってことなんでしょ」「あれはきっと、最近よく言われてる『偽うつ』なんじゃない?」「まあ、仮病の一種だよな。だって、聞いた話じゃ自宅療養中なのに、旅行とか行ったりして、楽しく遊んでるらしいぜ」
このように、うつ病で休職中にもかかわらず、旅行には行っているというケースがあります。こういう人は「仮病ではないのか?」と誤解されることも少なくありません。しかし私は、充分にあり得ることだと考えています。
遊びには行けても、会社には行けない――これは本当に「ウツ」なのか?
――「うつ」にまつわる誤解 その(5)
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