2010.3.4
本当に正常なのは誰だ?―社会に適応したマジョリティと心に正直なマイノリティ
――あんな非人間的な満員電車に、どうしてみんなは平気で乗っていられるんでしょう? 満員電車のギュウギュウ詰めは、パーソナルスペースを侵害されています。でもみなさんさほど苦に感じている様子がありません。感性の鈍磨していない人が吐き気…
精神科医
2010.3.4
――あんな非人間的な満員電車に、どうしてみんなは平気で乗っていられるんでしょう? 満員電車のギュウギュウ詰めは、パーソナルスペースを侵害されています。でもみなさんさほど苦に感じている様子がありません。感性の鈍磨していない人が吐き気…
2010.2.18
朝起きられず遅刻してしまう。復職してもまた出社できなくなる。このような症状は「自己コントロール」ができていないと捉えられがちだ。だが、人間とはそもそも「自己コントロール」しなければならないのか。
2010.2.4
自分という「主体」が持てない人々の問題については、これまでも取り上げてきました。しかし、「主体」を持っているがゆえに理不尽な扱いを受けてしまう人々もいます。また、そのことが原因で、本人も「自分がおかしいのではないか」と疑いはじめ、…
2010.1.21
食事は私たちの生活の基盤をなすものですが、食生活にはその人の生活の様子が如実に反映してくるものです。毎日同じものを食べるなど、ガソリン補給のように「美味しさ」を求めずに「ただ食事をする」という人も案外少なくありません。今回は、食生…
2010.1.7
成果主義という人事評価システムが日本でも導入され、今日では多くの企業や組織でも用いられています。「タテ社会」の生んだ年功序列制の不公平感や理不尽さを払拭する合理的な方法として歓迎される一方、このシステムの問題点についても活発に議論…
2009.12.24
マニュアルは覚えられるのに、マニュアルのないことにはお手上げ。最近、いろいろな組織の中で、「自分で考える」力のない人が増加していることが問題になっているようです。「記憶力が良い」=「頭が良い」と思われがちですが、このように偏った「…
2009.12.10
――私は、何をやっても長続きしないんです。若い世代を中心に、このような悩みを訴える方が少なくありませんが、特に自己愛(自分自身を愛すること)がうまくいっていない方たちによく見られる悩みでもあります。大概は、いわゆる「良い子」的な従…
2009.11.26
近年、報道により広く認知されるようになった「適応障害」は、ストレスに満ちた環境が原因で、抑うつや不安が生じ、仕事や学業に支障を来たします。今回は「適応」とは何かについて、掘り下げて考えてみます。
2009.11.12
私たちは、「将来に備えて……」「もしものために……」といったフレーズが日常的に飛び交う中で暮らしています。しかし、このように将来への不安を回避しようと安定を志向するとき、人間は「今を生きる」ことから遠ざかってしまうという大きなジレ…
2009.10.29
「なかなか寝つけない」「寝ても眠りが浅くて、疲れがとれない」「寝よう寝ようと思うと、よけい眠れなくなってしまう」…このような不眠症状は、「うつ」状態においてはもちろんのこと、精神的なバランスが乱れた場合に生じてくる、かなりポピュラ…
2009.10.15
今の社会では、幼い頃から「やらなければならないこと」を休みなく課せられてくることが多く、なかなか、ゆっくりと「やりたいこと」に思いを巡らす余裕が与えられていません。人々の多くは、「自分は何をしたいのか?」「これは本当に自分がやりた…
2009.10.1
最近では社会的にもメンタルヘルスへの意識が高まっているが、依然として「うつ」に陥った人を取り巻く人間的環境は、まだまだ不十分。とりわけ、世代間のディスコミュニケーションが「うつ」についての無理解が生んでいる。――何不自由なく恵まれ…
2009.9.17
「うつは本当には治らない」「うつは再発しやすいものだ」といった認識が、依然として、あちらこちらでささやかれ、信じられているように見受けられます。これらは、「治る」ということを「元の状態に戻ること」と捉えて行なわれている治療のはらむ…
2009.9.3
近年新しく「うつ」と呼ばれるようになった病態の中には、リストカッティング(手首自傷)などの自傷行為や、過食・嘔吐などの摂食障害を伴うタイプも存在します。今回は、こういった自傷行為や過食といった現象がなぜ起こるのか、また、そこから読…
2009.8.20
「努力することにこそ価値がある」という考え方は、私たち日本人の精神性に奥深く浸透しているものの1つです。しかし、「うつ」に苦しむ人々の多くは、元来、意志力の強いタイプで、発症以前には人並み以上に「努力」を重ねてきた歴史を持っている…
2009.8.6
突然、強い不安とともに動悸や息苦しさ、冷汗、吐気などの発作(パニック発作)におそわれるパニック障害は、現代において「うつ」と同様、多くの方々が悩んでいる問題です。新しいタイプの「うつ」では、このパニック障害との境界線はかなり曖昧で…
2009.7.23
「自信が持てない」「自分のことが認められない」といった問題は、現代の「うつ」を考えるうえで、どうしても避けて通れない重要なテーマです。このような問題を抱えている方たちは、学業や仕事などで成果を上げて代償的に自己評価を維持しようと、…
2009.7.9
現在の社会では、何につけても効率が優先され、通勤時間などでも寸暇を惜しんで知識を身につけることが奨励されるような風潮があります。私たちの生きる時間についても、常に「有意義」に過ごすべきであるという強迫観念を生みだしてしまいました。…
2009.6.25
日本人の大好きな精神論の1つに「逃げてはならない」という考え方があります。 しかし、今日の多様化した時代を生きる私たちの内部では、このような旧来の精神論と「自分らしく生きたい」という自然な欲求とがしばしば不調和を起こし、さまざまな…
2009.6.11
「そんなに家に閉じこもってばかりいると余計に気分がふさいじゃうでしょ。少しは外に出て気晴らししてみたら?」―「うつ」状態で療養をしていると「ちょっとは身体を動かさないと!」というアドバイスを周りから受けることがよくあるようです。し…
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