視界不良のクラウド戦争、マイクロソフトが
仕掛ける“アジュール(青空)”戦略の全貌
Microsoft 上級副社長 アミターブ・スリバスタバ氏に聞く
ITの新潮流として「クラウドコンピューティング」が注目されている。だが、その実像は、壮大なヴィジョンを語ることで顧客を引きつけたいIT企業間の駆け引きもあり、文字通りクラウド(雲)の中に隠れて把握し難い。そうした中、「Azure(アジュール)」(青空、曇りのないといった意味)という基盤技術を引っさげて参戦してきたのがマイクロソフトだ。グーグル、セールスフォースなどに比べ世間での印象は後発だが、開発者向けのプラットフォーム提供から始めるという手堅い戦略は、急がば回れで、クラウド時代制覇への着実な本道となるかもしれない。米本社でアジュール開発を率いるアミターブ・スリバスタバ上級副社長に、戦略の狙いと今後の展開を聞いた。
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