景気の足踏みが顕在化した。今年4~6月期の国内総生産(GDP)の実質成長率(物価変動の影響を除いたもの)が前期比1.6%減(年率換算)と、3期ぶりにマイナス成長になった。GDPを押し下げたのは消費と輸出だ。特に消費については、年初は賃上げが波及し、景気回復のけん引役になるとみられてきただけに、大きな誤算である。

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