日銀の黒田総裁は、しばしば原油価格の急落による物価の下振れを「想定外」とする。しかし本当の想定外は輸出の足取りの重さ、賃金の伸び悩みであろう。実際、輸出と個人消費は著しく増勢を欠き、今後にも大きな期待はできない。
続きを読む輸出と賃金の著しい伸び悩みこそが
日銀の「想定外」
森田京平・バークレイズ証券 チーフエコノミスト
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日銀の黒田総裁は、しばしば原油価格の急落による物価の下振れを「想定外」とする。しかし本当の想定外は輸出の足取りの重さ、賃金の伸び悩みであろう。実際、輸出と個人消費は著しく増勢を欠き、今後にも大きな期待はできない。
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