仮想通貨(暗号資産)のウェブウォレットには、メタマスク(MetaMask)をはじめ、さまざまなものが存在する。
今回紹介する「トラストウォレット(Trust Wallet )」もウェブウォレットの1つで、優れた機能性から世界中で2,500万人を超えるユーザーに愛用されている。
この記事では、トラストウォレットのメリット・デメリット、基本的な使い方、ユーザーの口コミなどを紹介する。
- トラストウォレットは、大手仮想通貨取引所Binanceの公式ウェブウォレット
- ビットコインやイーサリアムをはじめ、さまざまな仮想通貨に対応している
- 国籍や年齢など関係なく、原則としてだれでも利用することができる
- 日本語表記にも対応、アプリ版は円建ての価格を表示させることも可能
- 単純な仮想通貨の保管だけでなく、スワップやステーキングの機能も搭載されている
トラストウォレットに仮想通貨を送金するときは、現物取引でコストを抑えられるコインチェックが最適だ。
実用目的で仮想通貨を調達するのに非常に適しているので、トラストウォレットに興味がある方は、ぜひコインチェック公式サイトもあわせてチェックしてほしい。
トラストウォレット(Trust Wallet)とは?概要を解説
名称 | トラストウォレット(Trust Wallet) |
主な機能 | 仮想通貨・NFTの送受信 仮想通貨・NFTの保管 仮想通貨の購入 スワップ ステーキング DAppsとの接続 |
対応チェーン | ビットコインチェーン イーサリアムチェーン BNBチェーン 他 2024年7月時点100種類以上 |
対応通貨・アセット | ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) バイナンスコイン(BNB) リップル(XRP) ポルカドット(DOT) 他 2024年7月時点で数百万種類以上 |
対応OS | スマホ・タブレット:iOS、Android PC用Webブラウザ:Google Chrome、Brave、Microsoft Edge 他 |
トラストウォレット(Trust Wallet)は、2017年にサービスが開始されたウェブウォレットだ。
2018年には、世界最大の取引規模を誇る仮想通貨取引所のBinanceに買収され、その恩恵も受け、今ではユーザー数が世界で1億3,000万人を超えている。
リリース当初はイーサリアム系のトークン(ERC20・ERC223・ERC721)の取り扱いに特化していたが、現在ではビットコインをはじめ、イーサリアムチェーン以外の仮想通貨も管理できるようになっている。
また、2022年11月にはブラウザ版がリリースされ、スマホとPCのどちらからも利用できるようになった。
トラストウォレット(Trust Wallet)のメリット
トラストウォレットには、主に次のようなメリットがある。
- 直感的な操作が可能
- ビットコインの保管も可能なマルチウォレット
- 匿名性が高く、原則としてだれでも利用できる
- ステーキングが可能
- クレジットカードで仮想通貨を購入することもできる
直感的に操作できる
まずは、次の2つの画像を見てほしい。
これらはiOS専用のアプリ版とWebブラウザ版(Google Chrome)のトラストウォレットのトップ画面だが、UI(ユーザーインターフェイス)がどちらもシンプルに設計されていることがわかるだろう。
また、海外発のサービスでありながら日本語表記にも対応しているため、日本のユーザーにもわかりやすく、直感的な操作が可能だ。
さらに、アプリ版には円建ての仮想通貨の価格を表示させることもできるといった特徴がある。
ビットコインの保管も可能なマルチウォレット
過去のトラストウォレットがそうだったように、一般的なウェブウォレットでは、例えばイーサリアム系とEVMチェーン系のトークンに特化するなど、対応しているブロックチェーンと仮想通貨が限られているものも多い。
ウェブウォレットとして特に知名度が高いMetaMaskも、イーサリアム系とEVMチェーン系のトークンのためのウォレットで、現時点ではビットコインなどの銘柄には対応していない。
一方、トラストウォレットは多くのブロックチェーンに対応している、マルチウォレットという大きな特徴がある。
対応しているブロックチェーンと仮想通貨の種類はいずれも非常に多く、ここではすべてを紹介することはしないが、主なものとしては次のような仮想通貨の保管や送受信が可能だ。
ビットコイン (BTC)、イーサリアム (ETH)、バイナンスコイン (BNB)、ライトコイン (LTC)、リップル (XRP)、ドージコイン (DOGE)、ソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)、ポルカドット(DOT)、トロン(TRX)、コスモス(ATOM)、ステラルーメン(XLM)、テゾス(XTZ)、イーサリアムクラシック(ETC)、ビットコインキャッシュ(BCH)
匿名性が高く、原則としてだれでも利用できる
仮想通貨取引所を利用する際は、基本的にユーザーの信用情報(個人情報)を提示する必要があり、さらに日本国内の仮想通貨取引所の場合は、成人でかつ、日本国内に居住していなければ口座を開設できない。
一方、トラストウォレットは、スマホやタブレットで使う場合はアプリのダウンロード、PCで使う場合はWebブラウザにプラグイン(拡張機能)をダウンロードして、パスワードを設定するだけで利用が可能になる。
つまり、メールアドレスの登録(提示)も、国籍、居住地、年齢、資産状況などによる審査もなく、高い匿名性のもとで、原則としてだれでも利用することができる。
ステーキングが可能
コンセンサスアルゴリズムにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用している仮想通貨では、ステーキング(保有)することで条件次第では利息などの報酬を得ることもできる。
トラストウォレットにもステーキングの機能が実装されていて、ステーキングしてバリデータ(取引を承認する人)に自分の権利を委任すると、バリデータが得た報酬の中から分配を受けることができる。
トラストウォレットでステーキングできる銘柄には、トロン(TRX)、ポルカドット(DOT)など、国内の仮想通貨取引所で購入できる仮想通貨も多く含まれている。
クレジットカードで仮想通貨を購入することもできる
トラストウォレットには、サードパーティのサービスから仮想通貨を購入できる機能も搭載されている。
この機能を使えば、クレジットカードで仮想通貨を購入することも可能になり、仮想通貨取引所で仮想通貨を購入してトラストウォレットへ送金するという手間を省くこともできる。
ただし、利便性が高い反面、仮想通貨取引所での購入と比較すると取引手数料(取引コスト)は割高になるため、利用を検討している人は注意してほしい。
トラストウォレット(Trust Wallet)のデメリット
トラストウォレットには多くのメリットがある一方、主に次のようなデメリットもある。
- Webブラウザ版は機能が限られている
- セキュリティ面で万全とは言い切れない
- サポートされていない仮想通貨やDAppsもある
Webブラウザ版は機能が限られている
前述のとおり、トラストウォレットは2022年11月にPC用のWebブラウザ版もリリースされ、Google ChromeやMicrosoft Edgeなどの拡張機能として使えるようになった。
ただし、本記事執筆時点(2024年7月)では、Webブラウザ版の機能はアプリ版と比べると、機能の一部が省かれたものとなっている。
対応しているブロックチェーンも、イーサリアムチェーン、各種EVMチェーン、Solanaチェーンに限られていて、ビットコインのブロックチェーンなどには対応していない。
また、アプリ版では利用が可能なスワップ、ステーキング、仮想通貨の購入機能などもPC版には備わっていない。
今後、対応するブロックチェーンや各種機能は順次、追加される予定となっているようだが、現段階では利便性の面で、アプリ版に大きく劣っていると言わざるを得ない。
セキュリティ面で万全とは言い切れない
トラストウォレットはインターネットに接続されているウェブウォレットであるため、常にハッキングなどのリスクにさらされている、と考えておいた方がよい。
後ほど詳しく紹介するが、ユーザーの口コミを見ても、実際にトラストウォレットを使っていてハッキングの被害を受けたユーザーが一定数はいるようだ。
ハッキングなどの被害にあうことをできる限り回避するには、取引する予定のない仮想通貨はインターネットに接続されてないハードウェアウォレットに移して保管しておくなど、ユーザー自身が保管方法などを工夫する必要もあるだろう。
サポートされていない仮想通貨やDAppsもある
トラストウォレットは多くのブロックチェーンと仮想通貨に対応しているが、すべてのブロックチェーンと仮想通貨に対応しているわけではない。
また、DApps(分散型アプリ)の中にも、トラストウォレットに非対応のものがある。
トラストウォレットに対応していない仮想通貨やDAppsを利用する際は、それらに対応したウォレットをまた別に用意する必要がある。
トラストウォレット(Trust Wallet)の口コミや評判
ここでは、SNS上でのトラストウォレットに対する口コミや評価を、いくつかピックアップして紹介する。
トラストウォレット(Trust Wallet)の良い口コミや評判
まず、トラストウォレットに対するポジティブな口コミや評判には、次のようなものがあった。
トラストウォレット便利すぎやわ。
今までメタマスクオンリーだったけど断然トラストウォレットのが使いやすい、まだちょっとしか触ってないけど。
Twitter
バイナンスコインをトラストウォレットでステーキング。
なかなか良いですよ。
Twitter
トラストウォレットのSolanaのステーキングがAPR6.5%だったのでこっちにもステークしてみた。
もう色んな所に預けてて何がなんやら分からんなってきたぞーwww
Twitter
トラストウォレットが単純に仮想通貨を管理できるだけでなく、スワップやステーキングに対応していることを評価している声が見受けられる。特に、メリットの箇所でも紹介し、のちほどさらに詳しく解説するステーキングに関しては、利回りも高めで多くの投資家に好評だ。
また、UIがシンプルながら、機能性の高さと操作性が両立する使い勝手の良さもユーザーに評価されている。
トラストウォレット(Trust Wallet)の悪い口コミや評判
一方、トラストウォレットに対しては、次のようなネガティブな口コミや評価もある。
それにしてもトラストウォレットは使いにくいな。
なんかレスポンス悪いし。ときどき変なエラー起こるし。
自分の秘密鍵すら確認できないし。
メタマスクの方が便利な気がする。
まぁ、何事もやってみなければ分かるまいて……。
Twitter
Solanaハッカーと同じ?イーサリアム側(トラストウォレット?)被害者アドレスを分析してみたところ、103日間使用されていないアカウントからハッカー(0xc611~e1c27)に19.77USDTが送金されています。
多くても200万円もいかない比較的小口であり、どれも1ヶ月や2ヶ月使用していません。
Twitter
約 25,000,000 円相当のUSDTの入ったトラストウォレットを購入した人がいるのだけど、相談を受けてウォレットを調べてみたら、ウォレットに入金されたETHを自動的に外部に送金する仕組みになっていて、送金手数料不足で送金できないという。
購入した人が諦めた頃にUSDTを全額抜くんだろうな。
Twitter
良い口コミや評判に、“トラストウォレットはMetaMaskよりも使いやすい”という声があった一方、逆の“トラストウォレットはMetaMaskよりも使いにくい”という声もある。
ただし、これはユーザーそれぞれの好みによるところもあるだろう。より自分に合ったものを利用したいなら、どちらも実際に使ってみることをおすすめする。
また、デメリットの箇所で紹介したとおり、ウェブウォレットのトラストウォレットでは、ハッキングや詐欺などの被害が一定数発生しているようだ。
そのため、大切な資産を守るためには、トラストウォレットだけを使うというやり方はおすすめしにくい。繰り返しになるが、トラストウォレット以外にも別のハードウェアウォレットなどを用意しておいて、利用する予定のない仮想通貨はそこへ移動させておくなど、必要に応じて使いわけることが重要だ。
トラストウォレット(Trust Wallet)の使い方/始め方
次に、トラストウォレットの基本的な使い方を紹介しよう。
トラストウォレットにはアプリ版とWebブラウザ版があるが、ここでは機能や対応する仮想通貨がより豊富なアプリ版を中心に紹介していく。
トラストウォレット(Trust Wallet)の作成方法
トラストウォレットの作成方法は以下のとおりだ。
- トラストウォレットのアプリをダウンロードする
- アプリを起動してウォレットの作成手続きを始める
- パスコードを設定する
- シークレットフレーズのバックアップを取る
- シークレットフレーズを確認する
トラストウォレットのアプリをダウンロードする
まず、iOS(iPhone)ならAppStore、Android端末ならGoogle Playストアから、トラストウォレットのアプリをダウンロードしよう。
PCで利用するときは、WebブラウザがGoogle Chromeならchrome ウェブストアといったように、使っているWebブラウザの拡張機能としてトラストウォレットをダウンロードできる。
トラストウォレットは、アプリ版とWebブラウザ版のどちらも無料でダウンロードできる。
アプリを起動してウォレットの作成手続きを始める
ダウンロードが完了したら、トラストウォレットのアプリを起動しよう。
最初に次のような画面が表示されるので、新規でウォレットを作成する際は「新しいウォレットを作成する」をタップする。
次に、トラストウォレットのプライバシーポリシーと利用規約が表示されるので、内容をよく確認して、問題なければ同意欄にチェックを入れて次に進もう。
パスコードを設定する
次に、アプリ版では数字6ケタのパスコードを設定する必要がある。
Webブラウザ版の場合は、次の条件を満たすパスワードを設定しなければならない。
- 8文字以上
- 大文字を少なくとも1つ入れる
- 数字を少なくとも1つ入れる
- 記号を少なくとも1つ入れる
シークレットフレーズのバックアップを取る
シークレットフレーズとは、ウォレットを復元する際に必要になる、12個の単語で構成されたフレーズだ。シードフレーズ、リカバリーフレーズと呼ばれることもある。
万が一の際に必要となるので、表示されたシークレットフレーズは、紛失や流出することがない形で記録しておこう。
iOSアプリ版では、iCloudで管理するか、アナログで管理するかを選択することができる。
シークレットフレーズを確認する
最後に、シークレットフレーズが適切に保管されたことを確認する作業をおこなう。画面下部に12個の単語がばらばらに配置されて表示されるので、それをシークレットフレーズどおりにタップして、正しい順番に並べ替える。
それが終われば、トラストウォレットの作成は完了だ。
トラストウォレット(Trust Wallet)への入金方法
次に、作成したトラストウォレットに仮想通貨を入金する方法を紹介する。
- トップ画面で「受信する」をタップ
- 入金したい仮想通貨を選択
- 表示されたアドレスに入金する
トップ画面上部の「受信する」をタップすると、入金可能な仮想通貨が一覧で表示される。
もし、入金したい仮想通貨が見つからない場合は、上部の検索窓を使って探すことも可能だ。
入金したい仮想通貨を選択すると、トラストウォレット側のアドレスとアドレスのQRコードが表示されるので、仮想通貨取引所などの仮想通貨がある場所から、表示されたアドレス宛てに送金すればOKだ。
なお、トラストウォレットへ仮想通貨を入金(送金)するときは、取引所での現物取引ができるコインチェックがおすすめだ。
仮想通貨を実用目的で購入するには最適な仮想通貨取引所なので、ぜひこの機会にコインチェック公式サイトもチェックしてほしい。
トラストウォレット(Trust Wallet)からの出金方法
最後に、トラストウォレットからの仮想通貨を出金する方法も紹介しておこう。
- トップ画面で「送信する」をタップする
- 出金したい仮想通貨を選択
- 金額と出金先を設定して出金する
トップ画面上部の「送信する」をタップすると、入金のときと同様に、出金可能な仮想通貨が一覧で表示される。
その中から出金したい仮想通貨を選び、出金したい金額と出金先のアドレスを入力すれば手続きは完了だ。
出金先のアドレスは、打ち間違えることのないように注意したい。コピー&ペーストの機能を利用すれば入力ミスを回避することができるので、アドレスを入力するときは積極的に活用することをおすすめする。
トラストウォレット(Trust Wallet)の注意点
トラストウォレットは機能も豊富で便利なウォレットだが、利用の際は次のようなポイントに注意してほしい。
- ハッキングのリスクがある
- パスワードやシークレットフレーズを適切に管理する必要がある
- 入金・出金時にアドレスの入力間違いに注意
ハッキングのリスクがある
デメリットや口コミの箇所でも紹介したとおり、トラストウォレットはウェブウォレットである以上、ハッキングのリスクをどうしても避けることができない。
リスクを可能な限り回避するためには、インターネットに接続されていないハードウェアウォレットも併用して、目的にあわせてトラストウォレットを活用するというのが、資産管理の面ではもっとも賢明なやり方になるだろう。
また、DeFi(分散型金融)の分野ではスパムサイトによる窃盗も横行している。
本物に非常によく似たスパムサイトやスパムメールに記載されたサイトに、トラストウォレットなどのウェブウォレットを接続してしまうと、ウォレット内の仮想通貨が抜き取られる被害に遭うこともある。
また、2024年4月には、米国立標準技術研究所(NIST)がトラスト・ウォレットアプリの古いバージョンに、ハッカーが仮想通貨ウォレットから資金を盗む可能性のある脆弱性が存在すると指摘している。
NISTによると、2018年3月から2018年7月の間に作成されたiOS版のトラスト・ウォレットアプリは、トレザー社の暗号ライブラリを不適切に使用しており、エントロピーソースのみで検証可能なニーモニックフレーズが生成されるという問題があったとのことだ。
トラストウォレットを利用するときは、あらかじめ正しいセキュリティリテラシーを身に着けておいて、このような被害に遭わないようにすることが重要だ。
パスワードやシークレットフレーズを適切に管理する必要がある
トラストウォレットの復元に使用するシークレットフレーズがあれば、だれでもウォレットを復元することができてしまう。
当たり前のことだが、パスワード(パスコード)やシークレットフレーズは決して第三者に漏れないよう、厳重に管理、保管をする必要がある。
シークレットフレーズは12個の単語で構成されているので、それらを分割して保管しておけば、安全性が向上するのでおすすめだ。
入金・出金時のアドレスの入力間違いに注意
ウォレットのアドレスは、30文字前後の複雑な文字列で構成されている。
そのため、誤って違うアドレスへ入出金してしまうことがないよう、入金と出金の際は細心の注意を払ってアドレスを入力する必要がある。
コピー&ペーストの機能を活用することで基本的に入力ミスはなくなるが、きちんとコピー&ペーストができていなかったことでトラブルが発生する可能性も絶対にないとは言い切れないので、手続きのときはチェックを怠らないようにしてほしい。
トラストウォレット(Trust Wallet)に関するよくある質問
最後に、トラストウォレットに関してよくある質問を2つ、紹介しておこう。
- トラストウォレットのステーキングの利率はどれくらいですか?
-
ステーキングのAPR(年換算利回り)は銘柄ごとに異なり、日々変動もするので、どれくらいの利率かを明示することはできない。
あくまで参考だが、本記事執筆時点(2024年7月)におけるステーキングに対応する各仮想通貨のAPRは次の画像のとおりとなっていて、例えばポルカドットをステーキングした場合は、年率14%のリターンを得られる。
- トラストウォレットの安全性はどうですか?
-
ここまでに何度も取り上げたとおり、トラストウォレットはウェブウォレットである以上、100%安全とは言い切れない。実際にハッキングの被害も発生しているので、その点に留意しながら利用する必要がある。
ハッキングのリスクがあることをあらかじめよく理解しておき、提供側のセキュリティ態勢に依存しきらず、ユーザー側が利用の仕方を工夫することも、トラストウォレットを使ううえで重要なポイントになる。
トラストウォレット(Trust Wallet)の評判や口コミまとめ
今回は、ウェブウォレットのトラストウォレット(Trust Wallet )について、メリット・デメリット、基本的な使い方、ユーザーの口コミなどを紹介した。
- トラストウォレットは海外の仮想通貨取引所大手、Binanceの公式ウェブウォレット
- 複数のブロックチェーンと仮想通貨に対応しているマルチウォレット
- 仮想通貨を保管できるだけでなく、スワップやステーキングなどのサービスも利用できる
- Webブラウザ版もあるが、今のところはアプリ版と比較すると使える機能が限られている
トラストウォレットは、ビットコインやイーサリアムなどの、さまざまな仮想通貨をまとめて管理できるウェブウォレットだ。
また、DAppsに接続して使用したり、ウォレット内でスワップやステーキングのサービスを利用したりすることもできる。
ダウンロードは無料で、年齢や居住地、国籍などに関係なくだれでも使えるので、興味がある方はまずはトラストウォレットをダウンロードして、実際に触れてみてほしい。
なお、トラストウォレットに仮想通貨を送金するなら、現物取引のコストが抑えられるコインチェックの利用がおすすめだ。
まだ口座を持っていない人は、ぜひこの機会にコインチェックのこともチェックしてほしい。