仮想通貨(暗号資産)の取引は、企業が運営している通常の仮想通貨取引所だけでなく、ブロックチェーン上につくられたDEX(分散型取引所)でもおこなうことができる。
DEXは年々需要を伸ばしており、2021年は年間の取引高がDEX全体で1兆ドルを超えたと、海外メディアのThe Block Researchで報じられた。
今回紹介するのは、そんなDEXの中での代表格である「Uniswap(ユニスワップ)」だ。
この記事では、Uniswapの仕組みやメリット・デメリット、利用方法などを解説していく。
- Uniswapは、どういった仕組み・特徴のDEXなのか
- Uniswapを利用した場合のメリットとデメリット
- Uniswapを利用するために必要なものと、利用可能な状態にする方法
- スワップとイールドファーミングの方法
- Uniswapは今後どのように変わっていくのか
Uniswapは、複数のブロックチェーン上で稼働しており、例えばイーサリアムチェーン上のUniswapを使用する場合は、ネットワーク手数料の支払い手段やスワップ(別の仮想通貨との交換)の元手として、イーサリアムが必要になる。
イーサリアムは大半の国内取引所に上場しているが、投資目的でなく実用のためにイーサリアムを購入したいなら、仮想通貨を手数料無料で出金できる「コインチェック」を使うことをおすすめする。
口座開設は簡単なステップで完了するので、まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にコインチェックの公式サイトへアクセスして、開設してみよう。
Uniswap(ユニスワップ)とは?
名称 | Uniswap(ユニスワップ) |
基盤のブロックチェーン | イーサリアム Polygon Optisimism Arbitrum Celo |
基軸通貨(ティッカーシンボル) | UNIトークン(UNI) |
対応しているウォレット | MetaMask Coinbase Wallet WalletConnect |
Uniswap(ユニスワップ)は、イーサリアムチェーンなどを基盤にしているDEX(分散型取引所)である。
DEX(Decentralized Exchange、分散型取引所)とは、中央集権的な管理者を必要とせずに、ユーザー同士で仮想通貨・トークンの取引ができる、ブロックチェーン上の取引所のことである。
2018年11月にUniswap Labsから、Uniswapのバージョン1(V1)がローンチされた。
その後、2020年3月にはバージョン2(V2)がローンチされ、2021年5月からは流動性を供給する仕組みが改善されたバージョン3(V3)が稼働している。
仮想通貨取引所のデータアグリゲーター(データを集約・整理し、そのデータを配信する業者もしくはそのサービス)であるCoinMarketCapによると、本記事執筆時点(2024年11月)でUniswap(V3)は、数あるDEXの中でトップの取引高(24時間あたり)を誇る。
Uniswap(ユニスワップ)の特徴・仕組み
まずは、Uniswapの仕組みと特徴を押さえておこう。
- AMM型のDEXである
- 複数のブロックチェーン上で稼働している
- DAOによって民主的に意思決定がおこなわれている
AMM型のDEXである
AMM(Automated Market Maker、自動マーケットメイカー)とは、あらかじめ設定されたアルゴリズムによって、市場に流動性を提供するプロトコルのことで、Uniswapなどの多くのDEXで採用されている。
AMMでは、スワップに用いる仮想通貨をユーザー同士でプールしておいて、スワップの際には他のユーザーと直接やり取りするのではなく、プールとの間で取引をすることになる。
また、スワップの際の価格レートは、アルゴリズムによって自動的に計算される。
こうした仕組みによってUniswapでは、第三者の仲介がなくとも、プールを介してユーザー同士での取引をおこなうことができる。
複数のブロックチェーン上で稼働している
Uniswapは当初、イーサリアムチェーン上でのみサービスが提供されていた。
しかし、イーサリアムチェーンベースのUniswapは一時、需要過多によってネットワーク手数料の高騰や処理遅延が起こる、スケーラビリティ問題に悩まされていた。
その解決策として、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するブロックチェーン技術であるレイヤー2においても、2021年に立て続けにUniswapがローンチされ、本記事執筆時点(2024年11月)では以下のブロックチェーン上で稼働している。
- イーサリアム
- Polygon
- Optisimism
- Arbitrum
- Celo
DAOによって民主的に意思決定がおこなわれている
DAO(分散型自律組織)とは、特定のリーダーが存在せずとも、参加者同士が協力して事業やプロジェクトを推進していくコミュニティのことである。
Uniswapは「Uniswap Labs」という企業が開発を主導しているが、同時にDAOも存在しており、DAOでの投票によって民主的にプロジェクトの意思決定がなされている。
例えば、2021年末にUniswap Labsが、UniswapのPolygonチェーンへのローンチをおこなったが、それもDAOの中で提案がなされ、DAO参加者の投票によって採択されたものである。
ちなみに、DAOの投票は、Uniswapのガバナンストークンである「UNIトークン」があれば、だれでも参加が可能だ。
そのUNIトークンは、2024年11月時点で、残念ながら国内取引所での取り扱いがない。
したがって、UNIトークンを入手する際は、国内取引所でビットコインやイーサリアムを購入してから、海外取引所にそれらを送金して購入するという流れになる。
詳しくは後述するが、Uniswapは日本の法律で認められたサービスではないため、利用者保護の面などでリスクがあり、それは海外取引所においても同じことが言える。日本以外のサービスを利用することに少しでも不安を感じるようであれば、安易な利用は避けるべきだろう。
海外サービスであることや、そのリスクをしっかりと理解したうえで、UNIトークンを入手したいという方に、おすすめする国内取引所はコインチェックだ。
仮想通貨の出金時に手数料がかからないという特徴を持つので、UNIトークンを入手する際、海外取引所に送金する手順でかかるコストを削減できる。
Uniswap(ユニスワップ)のメリット
DEXの1つであるUniswapには、主に次のようなメリットがある。
- 低コストで仮想通貨のスワップができる
- ウォレットと接続するだけで、だれでも利用可能
- 流動性を提供して稼ぐこともできる
低コストで仮想通貨のスワップができる
企業が運営・管理している通常の仮想通貨取引所では、経費の回収と利益のために、ユーザーに対して相応の手数料が求められる。
一方でUniswapでは、中央集権的な管理者がいないことで経費が抑えられ、営利目的のサービスでもないため、通常の仮想通貨取引所と比べると低コストで、仮想通貨のスワップをおこなうことができる。
なお、Polygonチェーンなどのレイヤー2をベースにしたUniswapでは、より取引コストを削減することが可能だ。
ウォレットと接続するだけでだれでも利用可能
例えば、日本の仮想通貨取引所の場合は、利用する際に取引用口座の開設が必要で、口座開設手続きでは個人情報とマイナンバーの提示、さらに本人確認が求められる。
加えて、一般的には、成人している日本居住者でなければ利用することができない。
しかし、Uniswapでは口座開設が不要、つまり個人情報などの提示が不要で、仮想通貨のオンラインウォレットをつなぐだけで、国籍や年齢に関係なくだれでも利用することができる。
ちなみに、仮想通貨のウォレットの作成は、一般的にメールアドレスを入力してパスワードを設定するだけでよく、作成コストや維持コストもかからない。
流動性を提供して稼ぐこともできる
先ほど、Uniswapの特徴として、ユーザー同士でスワップに必要な仮想通貨をプールしていることを紹介した。
これは無償でおこなっているではなく、プールに仮想通貨を預け入れた(流動性を提供した)ユーザーには、利息とスワップの際に支払われる手数料の一部が還元される。
こうした、DEXに流動性を提供して、利息や手数料収入を得る行為のことは、「イールドファーミング」もしくは「流動性マイニング」と呼ばれている。
このように、さまざまなメリットを持つUniswapだが、利用するには国内取引所で口座を開設することが必要だ。
国内取引所には、低コストで取引できるコインチェックをおすすめする。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にコインチェックで開設してみよう。
Uniswap(ユニスワップ)のデメリット
一方で、Uniswapには次のようにデメリットもある。
- 日本の法律で認可されておらず、利用者保護の仕組みもない
- 日本円に対応していないため、Uniswap単独では利用できない
- 納税のための所得の計算が難しい
- 取り扱い通貨の中にスキャムコインも紛れている
日本の法律で認可されておらず、利用者保護の仕組みもない
日本の通常の仮想通貨取引所は、仮想通貨交換業をおこなうために法に基づいて事業者登録を受けており、利用者保護の仕組みを設けておくことも法で義務付けられている。
それに対して、Uniswapは日本の法律で認められたものではなく、利用者保護の仕組みも特段存在しない。
利用は違法ではないが、利用中に何かトラブルが起きたとしても、日本の法律を頼ることはできず、基本的には独力で対処していく必要がある。
日本円に対応していないため、Uniswap単独では利用できない
日本の仮想通貨取引所では、いずれも日本円建てで仮想通貨を取引することができる。
Uniswapはどうかというと、日本円のみならず、法定通貨での取引に対応していない。
例えば、イーサリアムチェーン上のUniswapを利用する場合は、スワップの元手やネットワーク手数料の支払いのために、イーサリアムが必要で、それを用意するには、通常の仮想通貨取引所も併用せざるを得ない。
納税のための所得の計算が難しい
Uniswapを始め、DEXは、納税の対象になる所得の計算が難解である部分が多い。
Uniswapでスワップをおこなう場合、必ず仮想通貨同士のスワップとなるが、イーサリアムを他の仮想通貨にスワップする場合を考えると、イーサリアムが購入時の価格よりも上昇していれば、利益が発生したものとして納税の対象になる。
仮想通貨を日本円に換金しなければ、納税しなくてよいと思っている方もいるかもしれないが、仮想通貨同士の取引においても、実際に利益が出れば納税の対象となるので注意が必要だ。
さらに、イールドファーミングでは、報酬として還元された仮想通貨のことのみならず、預け入れていた仮想通貨の増減も把握しなければならない。
このように、UniswapなどDEXは所得の計算が非常に難解だ。Uniswapで得た利益の計算方法を事前に学んでおき、納税の際に慌てないで済むようにしておきたい。
損益の計算を間違えて、納税内容の不備などが指摘されれば、想定外のペナルティを受ける可能性もあるので要注意だ。実際の確定申告は、管轄の税務署や税理士といった専門家に相談することも視野に入れながら、慎重に進めたほうがよいだろう。
取り扱い通貨の中にスキャムコインも紛れている
スキャムコインとは、詐欺行為を目的としてつくられた仮想通貨のことだ。
Uniswapは、企業が運営している通常の仮想通貨取引所に上場していない、マイナーな通貨も取り扱っており、その中にはスキャムコインが一定数紛れ込んでいる。
中央集権的な管理者がいないUniswap側で、事前にスキャムコインが排除されることはないため、利用の際は自分からあやしいコインには手を出さないように戒めておく必要があるだろう。
Uniswap(ユニスワップ)の始め方
ここで、Uniswapを使用可能な状態にする方法を紹介しておこう。
前述のとおり、Uniswapは複数のブロックチェーンに対応しているが、ここではイーサリアムチェーン上のUniswapを例にして、その方法を解説していく。
- 国内の仮想通貨取引所でイーサリアムを購入する
- ウォレットを用意する
- Uniswapとウォレットを接続する
国内の仮想通貨取引所でイーサリアムを購入する
イーサリアムチェーン上のUniswapでは、ネットワーク手数料の支払い手段としてイーサリアムが必須だ。
イーサリアムは、スワップの元手にもなるので、まずは国内の仮想通貨取引所でイーサリアムを購入しよう。
イーサリアムはメジャーな通貨であるため、大抵の国内取引所で取り扱いがあるが、中でもおすすめなのは、仮想通貨の出金時に手数料がかからないコインチェックだ。
口座開設は無料でできるので、まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にコインチェックのことをチェックしておくとよいだろう。
ウォレットを用意する
先ほど述べたように、Uniswapは仮想通貨のウォレットを接続することで利用できる。
対応ウォレットは「MetaMask」「Coinbase Wallet」「WalletConnect」の3種類だが、おすすめは複数のブロックチェーンに対応していて汎用性が高いMetaMaskだ。
MetaMaskはWebブラウザの拡張機能となっており、例えばGoogle Chromeであれば、Chromeウェブストアから無料でダウンロードできる。
海外サービスであるMetaMaskは、Uniswapと同様に、日本の法律の管轄外というリスクがある。その点を十分に理解し、問題ないと判断できるなら、利用に踏み切るとよいだろう。
なお、ウォレットが用意できたら、そのウォレットのアドレス宛に、国内取引所で用意したイーサリアムを忘れず送金しておこう。
Uniswapとウォレットを接続する
最後に、用意したウォレットとUniswapを接続しよう。
トップ画面で、ブロックチェーンをイーサリアムに設定したのち、「ウォレットに接続」をクリックして、自身が利用しているウォレットを選択する。
自身のウォレットが立ち上がって接続許可を求められるので、それに応じれば接続は完了だ。
以上、Uniswapを使用可能な状態にする方法を解説した。
今回はイーサリアムチェーン上のUniswapを例に挙げたが、例えば、Polygonチェーン上のUniswapも、必要な仮想通貨がイーサリアムから、Polygonチェーンの基軸通貨であるマティックに代わるだけで、基本的な流れは変わらない。
ブロックチェーンの切り替えも、トップ画面からワンタッチでできる。
手順が理解できたら、コインチェックなどの国内仮想通貨取引所で、イーサリアムなどの仮想通貨を用意するところから始めてみよう。
Uniswap(ユニスワップ)の使い方/稼ぎ方
続いて、Uniswapのスワップとイールドファーミングの使い方も紹介しておこう。
スワップの使い方
Uniswapのスワップの使い方は非常にシンプルだ。
以下の画像は、スワップの画面を示したものだが、上部で元手とする仮想通貨、下部ではスワップで入手したい仮想通貨を選択できるようになっている。
それぞれを選択して、数量を入力すれば、簡単にスワップをおこなうことができる。
気を付けておきたいのは、スワップ時に必要なネットワーク手数料は常に変動していること。払い過ぎることのないように必ず確認しておこう。
イールドファーミングの使い方
次に、イールドファーミング(Uniswap(V3)の場合)の使い方を見ていこう。
- 預け入れるペアを選択する
- 手数料階層を確認する
- 流動性を提供する価格帯を設定する
- 預け入れる数量を入力する
- トランザクションを承認する
預け入れるペアを選択する
まずはUniswapの「プール」の画面で、「+新しいポジション」をクリックしよう。
すると、以下のような画面が表示されるが、イールドファーミングでは必ず、等価値となる2種類の仮想通貨を預け入れる必要があるため、ここでその通貨を選択しよう。
手数料階層を確認する
Uniswap(V2)は、流動性の供給者(LP)が得られる手数料収益が0.3%に固定されていたが、Uniswap(V3)では、0.01%、0.05%、0.3%、1%から選択できるようになっている。
流動性の供給者は、預け入れる通貨ペアの流動性やボラティリティを想定しながら、自分で手数料を調整できる。
なお、Uniswap側ではあらかじめ、もっとも流動性が高い手数料レベルが選択されている。そのレベルで基本的に問題ないという方は、確認するだけでよいだろう。
流動性を提供する価格帯を設定する
次に、現在の価格を見ながら、流動性を提供する価格帯を設定しよう。
流動性を提供する範囲を絞っていて、価格が指定した範囲外に移動した場合、価格が指定の範囲に戻るまで、取引手数料を獲得できない。
一方で、指定の範囲を大きく取りすぎた場合も、利回りが低下してしまうことになる。
設定が難しいと感じる方は、まずデフォルトのまま試してみて、慣れてきてから範囲の調整をおこなうとよいかもしれない。
預け入れる数量を入力する
通貨ペア、手数料レベル、価格帯を選択したら、預け入れる数量を入力しよう。
2つの通貨の内、どちらかに数量を入力すれば、もう片方はそれと等価値となるように自動的に入力される。
トランザクションを承認する
設定は以上で、あとはトランザクション(取引)を承認すれば、流動性の提供が実行される。
ポジションの状況を知りたい場合は、「プール」のトップ画面から確認することができる。
UNIトークンの価格動向
前述のとおり、Uniswapではガバナンストークンの「UNIトークン」が発行されている。
ここではその価格動向を確認しておこう。
2020年9月から2021年末までの価格動向
以下のチャートは、Uniswapがローンチされた2020年9月から2021年末までの、UNI/USDチャートである。
UNIトークンの価格は、仮想通貨市場全体が好調であったこともあり、2021年に入ると大きく高騰していた。
しかし、2021年5月に、中国が仮想通貨のマイニングを全面的に禁止するというニュースが報じられると、他の主要な仮想通貨と同様に大きく下落している。
その後は停滞が続き、2021年の終値はピークだった5月頭の水準から見ると、半値以下となった。
2022年~現在までの価格動向
続いて、2022年に入ってから本記事執筆時点(2024年11月)までの、UNI/USDのチャートは以下のとおりだ。
2022年年始の価格は1UNIあたり17.5ドルであったが、下落基調が続き、2022年6月には3.5ドルまで価格を下げた。
この下落の主な原因は、緊迫状態が続くウクライナ情勢や、インフレ抑制のためにおこなわれている各国での金融引き締め政策の影響で、仮想通貨市場全体が低迷したことにあると見られている。
2023年の前半も低迷が続くが、2023年10月~2024年現在にかけては、ビットコインの現物ETF承認が影響し、UNI含む仮想通貨全体での上昇となっている。
また、直近では仮想通貨に友好的な姿勢を示すドナルド・トランプ氏が大統領選で勝利した影響もあり、仮想通貨全体で再上昇が見られる。
現在は9.2ドル台まで価格を回復させており、今後の上昇が期待されている相場と言えるだろう。
そして、それらを購入するのにおすすめの取引所がコインチェックだ。
仮想通貨の出金手数料が無料であるなど、低コストで取引できる点が魅力なので、UNIトークンに興味をお持ちの方は、是非この機会にコインチェックで口座を開設してみよう。
仮想通貨取引におすすめの取引所3選!
Uniswapをきっかけに、仮想通貨取引に興味を持った方も多いだろう。
以下では、仮想通貨取引におすすめな国内取引所を3社紹介していく。
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005 BTC以上、かつ500円(相当額)以上 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):無料 |
仮想通貨の送金手数料 (ビットコインの場合) |
0.0005~0.016 BTC |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckはマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、ビットコインをはじめとして31種類の仮想通貨を取り扱っている。
レバレッジ取引のサービスはなく、現物取引に特化しており、取引の形式は「取引所」と「販売所」の2種類がある。
これら2種類のうち、取引所を利用してビットコインを取引する場合は、取引手数料がかからないようになっているため、ビットコインをメインの取引対象とするのであれば、Coincheckがうってつけだ。
また、Coincheckはシンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2023年にかけて、ダウンロード数No.1を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
ダウンロードは無料でできるので、興味があるなら口座を開設する前に、口座開設の検討材料の1つとして取引アプリに触れてみてはいかがだろうか。
bitbank
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 38種類 |
最小取引数量 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):0.0001 BTC 現物取引(取引所):0.0001 BTC |
取引手数料 (BTCの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12% |
仮想通貨の送金手数料 (BTCの場合) |
0.0006 BTC |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディングサービス) |
公式サイト | bitbank公式サイト |
関連記事 | bitbankの評判・口コミ |
bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。
販売所形式だけではなく取引所でもビットコインを含む38銘柄の取引が可能だ。
また、ほとんどの銘柄を取引所から売買できるため、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。
セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ
SBI VCトレード
名称 | SBI VCトレード |
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨 | 24種類 BTC、ETH、XRP、LTC、 BCH、DOT、LINK、ADA、 DOGE、XLM、XTZ、SOL、 AVAX、MATIC、FLR、OAS、 XDC、SHIB、DAI、ATOM APT、HBAR、ZPG、NEAR |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
販売所:0.0001BTC 取引所:0.000001BTC レバレッジ取引:0.001BTC |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
販売所:無料※スプレッドあり 取引所:Maker -0.01%、Taker 0.05% レバレッジ取引:建玉金額×0.04%/日 |
日本円の入金手数料 | 無料 |
日本円の出金手数料 | 無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
公式サイト | SBI VCトレード公式サイト |
関連記事 | SBI VCトレードの評判・口コミ |
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する国内大手の仮想通貨取引所だ。
ビットコインを始めとしたメジャー通貨だけでなく、国内では珍しいマイナーな通貨も豊富に扱っている。
また、多くの関連サービスが提供されている点も特徴だ。
レバレッジ取引やレンディング(貸暗号資産)、仮想通貨の積み立てと、短期・長期の両方で利用しやすいサービスが多く、取引の選択肢を広げられる。
現在は、新規口座開設で1,000円相当のBTCがプレゼントされるキャンペーンを実施している。
ぜひこの機会にSBI VCトレード公式サイトをチェックしてみてほしい。
Uniswap(ユニスワップ)の今後の見通し・将来性
最後に、Uniswapの今後の見通しを紹介しておく。
- イーサL2「Unichain」のローンチ
- NFTの取引が可能になる予定である
- 対応チェーンが今後も増えていく見込みである
- Uniswapを含むDEXに何らかの法規制がおこなわれる可能性がある
イーサL2「Unichain」のローンチ
ユニスワップの開発元であるユニスワップラボは、2024年10月10日に独自のアプリケーションチェーン「ユニチェーン(Unichain)」を発表した。
「ユニチェーン」は、イーサリアムのレイヤー2技術を活用したDeFi特化のブロックチェーンだ。
ユニスワップラボは、このチェーンのブロック生成速度を、最初は1秒からスタートし、将来的には200〜250ミリ秒へと短縮する計画を示している。
開発には、OPラボ(OP Labs)が提供する「OPスタック(OP Stack)」というソフトウェアが使用されており、この技術を活用して構築されたチェーン同士は「スーパーチェーン(Superchain)」として接続が可能になる。
その結果、OPメインネット(Optimism Mainnet)や、コインベース(Coinbase)が運営する「ベース(Base)」、さらにソニーブロックソリューションラボ(Sony Block Solutions Labs)の「ソニューム(Soneium)」とも容易に連携できる仕組みだ。
「ユニチェーン」は、発表当日からテストネットが稼働を開始しており、メインネットは2024年の後半にリリースされる予定だと発表されている。
NFTの取引が可能になる予定である
Uniswapは2022年6月に、NFTマーケットプレイスのデータアグリゲーターである「Genie」を買収した。
それにより、今秋にはUniswap上で、複数のNFTマーケットプレイスを介したNFTの売買ができるようになる見込みだ。
なお、Uniswap LabsはGenieを買収した際のプレスリリースにおいて、NFTを開発者用のAPI(※)とウィジェットに統合し、UniswapをWeb3.0のユーザーと開発者のための包括的なプラットフォームにしていくとも述べている。
(※API(Application Programming Interface)とは、外部に向けてアプリなどの一部を公開することで、第三者が開発したアプリと機能を共有できるようにするもの)
対応チェーンが今後も増えていく見込みである
Uniswapは2021年にPolygonチェーンなどでも利用できるようになったが、対応チェーンは今後さらに増えていく見込みである。
2022年5月末にはUniswapのDAOにおいて、GnosisチェーンとMoonbeamチェーンにUniswap(V3)を導入していく案が採択された。
Uniswapはすでに、各ブロックチェーンで高い需要を獲得しているが、マルチチェーン化が進めば、より安定した支持地盤を構築できることだろう。
Uniswapを含むDEXに何らかの法規制がおこなわれる可能性がある
ここまでポジティブな要素を2つ紹介したが、それとは逆に、ネガティブな見通しと言えるものも存在する。
それは昨今、Uniswapを含むDEX、もしくはDeFi(分散型金融)に法規制をかけようとする動きが大きくなってきていることだ。
例えば、EUでは統一仮想通貨規制案「MiCA」において、DeFiを規制の枠組みに含めるかどうかが議論されている。
一方で、米国では2022年6月に、DeFiやDAOなどに米国での登録を義務付ける法案が、SNS上でリークされて話題を呼んだ。
具体的な法規制の形はまだ見えてこないが、今後もし何らかの規制が実施されれば、DEXの需要に悪影響を及ぼす恐れがある。
Uniswap(ユニスワップ)のまとめ
今回は、DEXの代表格と言えるUniswapについて、その特徴やメリット・デメリット、使用方法などを解説した。
- Uniswapは、イーサリアムチェーンなどを基盤にしたDEX(分散型取引所)である
- MetaMaskなどのウォレットをつなぐだけで、国籍や年齢に関係なくだれでも利用可能
- 仮想通貨のスワップができるだけでなく、流動性を提供して収益を得ることもできる
- 利用の際には、基盤となっているブロックチェーンの基軸通貨が必須
- Uniswap利用のためにイーサリアムを購入するならコインチェックがおすすめ
Uniswapは、イーサリアムチェーンなど複数のブロックチェーンを基盤としているDEXであり、低コストで仮想通貨のスワップができるだけでなく、イールドファーミングで稼ぐことも可能だ。
ウォレットとネットワーク手数料の支払いのための仮想通貨があれば、だれでも利用できるので、興味がある方は実際にUniswapに触れてみてもいいかもしれない。
ただし、記事で紹介したようなリスクや納税に関する手続きの難解さなどを十分理解したうえでの利用をおすすめする。初心者などの安易な利用はおすすめできない。
なお、イーサリアムチェーンを基盤としたUniswapを使うためにイーサリアムを用意するなら、仮想通貨の出金時に手数料がかからないコインチェックの利用がイチ推しだ。
Uniswapに興味がある方は、この機会にコインチェックのことも合わせてチェックしておこう。