bitFlyerは、ビットコインの取引高で6年連続日本一*を獲得している、人気の仮想通貨(暗号資産)取引所だ。*Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む)
またbitFlyerは、仮想通貨取引のサービス以外にもユニークなサービスをいくつも手がけており、そのなかの1つに今回取り上げる「bitFlyerクレカ」がある。
bitFlyerクレカは、利用金額に応じて、ポイントではなくビットコインがもらえるクレジットカードだ。
この記事では、そんなbitFlyerクレカの基本情報やメリット・デメリット、ユーザーからの口コミなどを紹介していく。
- bitFlyerクレカは、使えば使うほどビットコインが貯まっていくクレジットカード
- ビットコインは、毎月自動でbitFlyerの口座に入金される
- カードの種類は、スタンダードとプラチナの2種類
- スタンダードのカードは、利用金額などに関係なく、年会費が永年無料
- カードを発行する際は、あらかじめbitFlyerの口座を開設しておく必要がある
bitFlyerクレカでもらえるビットコインは、自動でbitFlyerの口座に貯まっていく仕組みになっているため、bitFlyerクレカを発行するには、bitFlyerの口座を持っておく必要がある。
口座開設はネットから無料で申し込めるので、興味がある方は、bitFlyer公式サイトにアクセスしてみよう。
bitFlyerクレカとは?
名称 | bitFlyerクレカ |
発行元 | 株式会社アプラス |
カードの種類 | bitFlyer Credit Card(スタンダード) bitFlyer Platinum Card(プラチナ) |
付帯機能 | Apple Pay QUICPay |
ETCカード | 利用可 |
家族カード | 利用可 |
還元される仮想通貨 | ビットコイン |
入会条件 | 18歳以上(高校生不可) |
bitFlyerクレカはその名のとおり、仮想通貨取引所のbitFlyerが手がけているクレジットカードだ。
一般的なクレジットカードでは、利用金額に応じて各種ポイントが還元される仕組みになっているが、bitFlyerクレカでは、ポイントのかわりにビットコインが貯まっていく。
カードの種類は、「bitFlyer Credit Card」と「bitFlyer Platinum Card」の2種類があり、どちらも初年度の年会費は無料だ。
なお、還元されるビットコインはbitFlyerの口座に自動で入金されるシステムになっていることから、カード発行を申し込む際には、先にbitFlyerの口座開設を終えておく必要がある。
bitFlyerクレカのメリット
bitFlyerクレカには、主に次のようなメリットがある。
- bitFlyerの口座に自動でビットコインが貯まる
- スタンダードのカードは年会費が永年無料
- ナンバーレスでデザインがシンプル
bitFlyerの口座に自動でビットコインが貯まる
bitFlyerクレカで還元されるビットコインは、特段の手続きをしなくとも、bitFlyerの取引口座に毎月、自動で貯まっていく仕組みになっている。
bitFlyerでビットコインを売却すれば、手軽に日本円への換金が可能だ。
またポイントやマイルと違い、ビットコインには有効期限が存在しないため、値上がりを期待して数年単位で保有することもできる。
スタンダードのカードは年会費が永年無料
bitFlyerクレカは「bitFlyer Credit Card」と「bitFlyer Platinum Card」の2種類があり、それぞれの仕様は以下のようになっている。
bitFlyer Credit Card | bitFlyer Platinum Card | |
---|---|---|
種類 | スタンダード | プラチナ |
ブランド | Mastercard | Mastercard |
還元率 | 0.5% | 1.0% |
初年度年会費 | 無料 | 無料 |
2年目以降年会費 | 無料 | 1万6,500円(税込)* *カードショッピング年間150万円以上(税込)利用で年会費無料 |
付帯サービス | カード盗難紛失補償 | カード盗難紛失補償 旅行傷害保険 ショッピングガーディアン保険 空港ラウンジ Mastercard® Taste of Premium®* *高級レストランや、出張や旅行に利用できるサービスなどの優待 |
表に示したようにスタンダードのカードの方は、年会費無料で利用し続けることができる。
またプラチナカードの方も、基本的には2年目以降に1万6,500円の年会費がかかるが、年間150万円以上(税込)をカードで利用すれば年会費無料になる。
ナンバーレスでデザインがシンプル
bitFlyerクレカのカードデザインは、「bitFlyer Credit Card」と「bitFlyer Platinum Card」でそれぞれ以下のとおりだ。
それぞれ水色とグレーの無地に、bitFlyerとMastercardのロゴがプリントされた、シンプルでスマートなデザインとなっている。
さらに、どちらも表面はナンバーレスであり、カード番号や有効期限、セキュリティコードなどを裏面に集約させることで、個人情報の保護に配慮している。
bitFlyerクレカのデメリット
一方でbitFlyerクレカには、次のようなデメリットもある。
- 還元率がさほど高くない
- カードの種類が少ない
- 利用できる国際ブランドがMastercardだけ
還元率がさほど高くない
他社のクレジットカードのなかには、年会費無料のカードでも、還元率が1.0%以上に設定されているものが数多くある。
しかしbitFlyerクレカの場合は、年会費無料のスタンダードのカードだと還元率が0.5%、プラチナカードでも1.0%となっており、他社のものと比べると決して還元率が良いとはいえない。
また他社では、例えば誕生月に還元率がアップするなど、特定の条件下で還元率がアップするカードもあるが、bitFlyerクレカにそういった還元率が変わるシステムはない。
カードの種類が少ない
先ほど紹介したとおり、bitFlyerクレカはスタンダードのカードとプラチナカードの2種類となっているのだが、これは他社と比べると、選択肢が少ない部類に入る。
比較例として楽天カードを挙げると、楽天カードでは以下のように、種類が豊富に用意されている。
- 楽天カード(スタンダードのカード、年会費無料)
- 楽天PINKカード(女性向けのカード、年会費無料)
- 楽天ゴールドカード(年会費2,200円(税込))
- 楽天プレミアムカード(年会費1万1,000円(税込))
- 楽天銀行カード(キャッシュカード機能もついたクレジットカード、年会費無料)
- 楽天ANAマイレージクラブカード(ANAマイルが貯まるカード、初年度は年会費無料)
- 楽天カード アカデミー(学生限定特典がついたカード、年会費無料)
また楽天カードでは、種類によってはカードデザインを選べるものもあるのだが、bitFlyerクレカの場合はスタンダードのカードとプラチナカードのどちらも、カードのデザインを自由に選ぶことはできない。
利用できる国際ブランドがMastercardだけ
国際ブランドとは、クレジットカードの決済システムをグローバルに提供している企業のことを指し、次の5社が”世界5大ブランド”として有名だ。
- VISA
- JCB
- Mastercard
- American Express
- Diners Club
これらの国際ブランドはそれぞれ、利用できる店舗の数や、付帯サービスなどに差異がある。
そのためクレジットカードを発行する際には、サービスなどの違いを比較して、自分の好みに合った国際ブランドを選択できるケースが多い。
しかしbitFlyerクレカでは、Mastercardの1択で、他の国際ブランドを選べないようになっている。
bitFlyerクレカの発行方法・手順
続いては、bitFlyerクレカを発行する方法を紹介しておこう。
- bitFlyerで口座開設を申し込む
- 利用したいカードの種類を選んで、発行を申し込む
- 発行に必要な情報を提示して審査を受ける
bitFlyerで口座開設を申し込む
前述のとおりbitFlyerクレカは、還元されるビットコインがbitFlyerの口座に自動で貯まっていくシステムとなっていることから、bitFlyerの口座を持っている方でないと、カードを発行することができない。
したがって、もしもbitFlyerの口座を持っていないようなら、先にbitFlyer公式サイトで口座開設を申し込もう。
bitFlyerでの口座開設の手順は以下に示すとおりで、申し込みから最短10分で開設が完了する。
- メールアドレスを登録する(アカウント作成)
- 個人情報を登録する
- 本人確認を行う
なお、口座開設の詳しい流れについては、次の記事で画像を交えながら解説しているので、ぜひそちらも参考にしてみてほしい。
利用したいカードの種類を選んで、発行を申し込む
口座開設が完了したら、次は自身のアカウントにログインして、bitFlyerクレカの発行を申し込もう。
bitFlyerクレカの発行申し込みの手順は、次の2ステップとなっている。
- 利用したいカードを選択する
- 発行審査に必要な情報を入力する
bitFlyerクレカは、「bitFlyer Credit Card」と「 bitFlyer Platinum Card」の2種類があるので、どちらかを選んでから個人情報の入力に進もう。
発行に必要な情報を提示して審査を受ける
発行に必要な情報の入力は、bitFlyerではなく、カードの発行元である株式会社アプラスの専用ページで行うことになる。
申し込み手続きを進めると、bitFlyerからアプラスの専用ページに遷移するので、そこで住所や氏名、収入の状況など、一般的にクレジットカードを発行する際に必要な情報を入力していこう。
その情報をもとにアプラス側で審査が行われ、問題がなければ申し込みから5~6日で、自宅にbitFlyerクレカが届く。
以上、bitFlyerクレカを発行する方法を紹介した。
一般的なクレジットカードと違い、bitFlyerクレカを持つにはbitFlyerの取引口座が必須となっているので、興味がある方は、まずbitFlyerの口座開設を申し込むところからチャレンジしてみよう。
bitFlyerクレカの評判・口コミ
最後に、bitFlyerクレカに対するユーザーからの口コミを、Twitterからピックアップして紹介しよう。
口コミを見ていくとbitFlyerクレカのユーザーは、ポイントではなくビットコインで還元されることに、一人ひとりが異なるメリットを見出しているようだ。
- ポイントだとついつい浪費してしまうが、ビットコインなら簡単に使えないので貯めやすい
- もらったポイント使う習慣がないので、有効期限がないビットコインをもらう方がうれしい
- 還元率が低くても、保有している間にビットコインが値上がりすれば、むしろお得になるケースもある
また、これは一概には言えないのだが、口コミによると、年会費が無料であるスタンダードのカードは、審査のハードルがそれほど高くはなく、年収が少ない方でも発行できることがあるようだ。
以上、bitFlyerクレカの口コミをいくつかピックアップしたのだが、ユーザーはいずれも、デメリットもあることを承知の上でbitFlyerクレカを取得しているため、口コミは基本的にポジティブな意見ばかりだった。
クレジットカードとしての性能は、他社のカード(Mastercardのカード)と大した違いはないため、使用する上で不都合を感じるようなことも特段ないだろう。
これからbitFlyerクレカを使ってみようと考えている方は、発行を申し込む前にこうしたユーザーからの生の声も、ぜひ参考にしてみてほしい。
bitFlyerクレカに関するよくある質問
- bitFlyerクレカの限度額はどれくらいですか?
-
bitFlyerクレカの限度額は公式では公開されていない。そのため、利用者の信用情報に応じて変わると考えられるだろう。一般的にクレジットカードでは使用額が大きくなり、支払いに遅延がない場合は限度額が拡大していくことが多い。より大きな限度額を求めている方は、なるべく発行したクレジットカードを利用するようにしよう。
- bitFlyerクレカの審査は厳しいですか?
-
カードの発行会社が株式会社アプラスであるため、審査はアプラスが調査した信用情報が重要になるだろう。一般的に過去にクレジットカードの支払い遅延がある場合は審査が通らないケースが多いため注意しておこう。
bitFlyerクレカのまとめ
今回は、bitFlyerが手がけるクレジットカード「bitFlyerクレカ」を紹介した。
- bitFlyerクレカは、利用金額に応じてビットコインがもらえるクレジットカード
- ポイントやマイルと違い、ビットコインには有効期限が存在しない
- ビットコインは、保有している間に値上がりする可能性がある
- スタンダードなカードとプラチナカードの2種類がある
- カードの発行を申し込む際は、先にbitFlyerの取引口座を開設しておかなければならない
bitFlyerクレカは、仮想通貨取引所のbitFlyerが手がけているクレジットカードであり、利用金額に応じてビットコインが還元される。
還元率はさほど高くないが、保有中にビットコインが値上がりすれば、還元率が高い他社のカードよりお得になるケースもあるだろう。
なお、一般的なクレジットカードと違ってbitFlyerクレカを発行するには、先にbitFlyerの取引口座を持っておかなければならない。
bitFlyerクレカに興味があって、なおかつ口座を持っていない方は、ぜひこの機会にbitFlyerでの口座開設を検討してみてはいかがだろうか。