GameFiのブロックチェーンゲームは、ゲームをしながら仮想通貨(暗号資産)を稼げるPlay to Earn(P2E)のゲームが作られたのち、そこから多方面に派生して、運動することで稼げるMove to Earn(M2E)や、眠ることで稼げるSleep to Earn(S2E)など、次々とユニークなジャンルが開拓されてきた。
そうした流れのなかで2022年12月に登場したブロックチェーンゲーム「TwitFi(ツイートファイ)」は、Twitterでツイートすることによって、仮想通貨を稼げる仕組みになっている。
この記事ではブロックチェーンゲーム「TwitFi」について、その始め方や稼ぎ方、将来性などをわかりやすく解説していく。
- TwitFiは、GameFiとSocialFiの要素を併せ持ったブロックチェーンゲーム
- 鳥モチーフのNFTを保有した状態でツイートすると、仮想通貨「TWT」を得られる
- 鳥モチーフのNFTは、無料での入手も可能
- 入手したTWTは、仮想通貨取引所を使って日本円に換えることができる
- 入手にかかったコストよりも高い価格でNFTを売れば、コストと売値の間の差益を得られる
TwitFiをプレイする際には、NFT購入のための決済通貨やネットワーク手数料(ガス代)の支払い手段として、イーサリアムが必要になる。
イーサリアムはメジャーな仮想通貨の1つであり、大抵の仮想通貨取引所で取り扱いがあるが、コインチェックならわずか500円から、無理のない金額でのイーサリアムの取引が可能だ。
まだ口座をお持ちでないという方はぜひこの機会に、コインチェックの公式サイトをのぞいてみてほしい。
※海外NFTゲームは国内法に準拠していない場合がありますので、ゲーム内での一部の操作が国内法に違反する可能性もあります。海外NFTゲームには十分に注意してください。
TwitFi(ツイートファイ)とは?
名称 | TwitFi(ツイートファイ) |
ローンチ時期 | 2022年12月18日 |
基盤のブロックチェーン | イーサリアム BNBチェーン(旧BSC)* *2023年3月にローンチ予定 |
ゲーム内トークン | TWT(ティッカーシンボルもTWT) |
TWTの価格* | 0.38円/TWT |
TWTの時価総額ランキング* | 3,797位 |
TWTの取り扱いがある仮想通貨取引所 | 国内取引所には未上場 |
TwitFi(ツイートファイ)は、GameFiとSocialFiの要素を併せ持ったブロックチェーンゲームだ。
GameFiとは、ゲーム(Game)と金融(Finance)を組み合わせた造語であり、一般的にDeFi(分散型金融)の要素がかけ合わされたブロックチェーンゲームのことを指す。
またSocialFiは、SNS(ソーシャルネットワークサービス)とDeFiをかけ合わせた概念であり、一般的には分散型(非中央集権型)かつ個人でのマネタイズの仕組みが設けられたSNSのことである。
TwitFiでは自身のTwitterアカウントと連携させたのち、そのアカウントから「#TwitFi」というハッシュタグを付けたツイートをするだけで、仮想通貨「TWT」を獲得することができる。
また、単にツイートをして稼げるだけでなく、鳥モチーフのNFT(以下、バードNFT)を収集したり育てたりする育成ゲームのような要素も備えており、上手く収集・育成ができれば、ツイートによる収益の効率も上がる仕組みになっている。
ツイートすることで獲得したTWTは、バードNFTをレベルアップさせるコストや、ゲーム内アイテム購入のための決済通貨に利用できるほか、仮想通貨取引所を用いて日本円への換金も可能だ。
TwitFi(ツイートファイ)の始め方・やり方
それでは早速、TwitFiの始め方・使い方をチェックしていきましょう。
- 仮想通貨取引所の口座を開設する
- MetaMaskにイーサリアムを送金する
- TwitFiとMetaMask・Twitterアカウントを接続する
- マーケットプレイスでNFTを入手する
- TWTを稼いでマーケットで売却する
仮想通貨取引所の口座を開設する
TwitFiを利用する際は、バードNFT購入時の決済通貨やネットワーク手数料(ガス代)の支払い手段として、イーサリアムが必要になる。
そこでまずは、イーサリアムの取り扱いがある仮想通貨取引所で口座を開設しよう。
イーサリアムはメジャーな通貨の1つであり、国内でもたいていの仮想通貨取引所で取り扱いがあるが、そのなかでも調達先としておすすめしたいのはコインチェックだ。
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱い銘柄数 | 21種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ、OMG、 SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ LINK |
最小取引数量 (ETHの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):取り扱いなし |
取引手数料 (ETHの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):取り扱いなし |
仮想通貨の送金手数料 (ETHの場合) |
0.005~0.16 ETH |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT(β版) Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
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MetaMaskにイーサリアムを送金する
TwitFiを利用するためには、TwitFiとウォレット(仮想通貨ウォレット)を接続する必要がある。
本記事執筆時点(2023年2月末)でTwitFiに対応しているウォレットは、以下の3種類だ。
- MetaMask
- WalletConnect
- OKX Wallet
なお、どれを使うべきか迷った場合には、ポピュラーで汎用性も高い無料のウォレット「MetaMask」を選ぶことをおすすめする。
MetaMaskの入手方法については、別途以下の記事で解説しているので、まだお持ちでない方は参考にしてみてほしい。
またMetaMaskなどのウォレットを用意できたら、そのウォレットのアドレス宛に、仮想通貨取引所で調達したイーサリアムを送金しておこう。
TwitFiとMetaMask・Twitterアカウントを接続する
先ほど述べたようにTwitFiを利用するためには、TwitFiとウォレットを接続しなければならない。
また、ツイートをすることで稼げる仕組みになっているので、当然ながらTwitterアカウントとの接続も必要だ。
TwitFiのサイトにアクセスして、画面右上の「PLAY」をクリックすると、次のようなウォレットおよびTwitterアカウントと接続するための画面が立ち上がる。
まず「Connect Wallet」をクリックすると、先ほども紹介した3種類のウォレットの選択画面が表示される。
これらのうちで自身が利用しているものを選択すると、ウォレットが起動してTwitFiとの接続許可を求められるので、それに応じればTwitFiとウォレットの接続は完了だ。
TwitFiとウォレットがつながって、ウォレット接続用のボタンが「Wallet Connected!」に変わったら、次はその下にある「Connect Twitter」をクリックし、自身のTwitterアカウントとTwitFiを接続しよう。
マーケットプレイスでNFTを入手する
ツイートをして仮想通貨(TWT)を得るには、バードNFTを最低でも1体、保有しておかなければならない。
バードNFTはTwitFi内のマーケットにおいて、卵の状態で購入することができる。
卵の種類はCommonとRareの2種類があり、Rareな卵から出てくるバードNFTを保有した場合の方が、ツイートによる収益効率が上がる仕様になっている。
販売価格は、Rareの卵が0.063ETH(記事執筆時点でのETH/日本円レートだと約1万4,000円)である一方、Commonの卵は無料だ。
ただしCommonの卵を入手する場合であっても、イーサリアムチェーンでのネットワーク手数料の支払いは発生するので、注意しておこう。
TWTを稼いでマーケットで売却する
バードNFTを保有した状態で、「#TwitFi」というハッシュタグを付けたツイートをすると、ゲーム内トークンのTWTを獲得できる。
TWTは今のところ国内取引所での取り扱いがないが、TWTの取り扱いがある海外取引所もしくはDEX(分散型取引所)と、国内取引所を併用すれば、日本円への換金が可能だ。
以上、TwitFiの始め方・使い方を紹介した。
あらためてまとめると、TwitFiを始めるには次の4つのものが必要になる。
- 仮想通貨取引所の口座
- イーサリアム
- ウォレット(MetaMaskなど)
- Twitterアカウント
まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでない方は、500円からイーサリアムを購入することができるCoincheckを、この機会にぜひチェックしてみてほしい。
TwitFi(ツイートファイ)で稼ぐ方法
TwitFiで稼ぐ方法は、ツイートをしてTWTを得ることを含めて、主に次の4パターンが存在する。
- TWTを稼いで売却する
- NFTを育てて売却する
- ステーキングで稼ぐ
- TwitFi SKYで稼ぐ
TWTを稼いで売却する
繰り返し述べているようにTwitFiでは、バードNFTを保有している状態でハッシュタグ「#TwitFi」を付けたツイートをすることによって、ゲーム内トークンのTWTを獲得できる。
TWTの収益効率は、バードNFTの種類とレベルによって変動する仕様になっており、具体的には次の表のように、1ツイートあたりで獲得できるTWTの量がNFTの種類・レベルごとでそれぞれ設定されている。
NFTの種類 | レベルE | レベルD | レベルC | レベルB | レベルA |
---|---|---|---|---|---|
Baby(赤ちゃん) | 5TWT | – | – | – | – |
Chick(ひよこ) | 50TWT | 60TWT | 80TWT | 130TWT | 220TWT |
Pigeon(鳩) | 55TWT | 70TWT | 100TWT | 170TWT | 300TWT |
Swan(白鳥) | 65TWT | 85TWT | 135TWT | 250TWT | 420TWT |
手に入れたTWTは、TWTの取り扱いがある海外取引所もしくはDEXでイーサリアムなどに換えたのち、それを国内取引所で売ることによって日本円への換金が可能だ。
なお、TWTの取り扱いがあって日本人も利用可能という条件に合致するのは、本記事執筆時点(2023年2月末)で海外取引所だとMEXC、DEXはUniswapだけ*である。*2023年2月26日時点、CoinMarketCap調べ
ちなみにこれらの海外取引所とDEXはいずれも、日本の法律で認可されたプラットフォームではない。
そのため、万が一利用中にトラブルが発生しても日本の法律で守ってもらえない恐れがあり、利用の際はそうしたリスクをあらかじめよく理解しておく必要があるだろう。
NFTを育てて売却する
TwitFiのバードNFTやアイテムのNFTは、OpenSeaなどの外部のNFTマーケットプレイスにおいて、活発に二次売買がなされている。
入手にかかったコストよりも高い価格でNFTを売ることができれば、その差額で稼ぐことができる。
なお、市場の相場は当然ながら、希少価値が高いNFTほど、より高い値が付けられている。
ステーキングで稼ぐ
TwitFiでは今後、TWTをステークすることによってイーサリアムを得られるステーキング機能が実装される見込みだ。
なお、本記事執筆時点(2023年2月末)ではまだプレバージョンの段階であり、TWTをステークするとその報酬として、イーサリアムではなく「Tポイント」というポイントが付与されるようなっている。
手に入れたTポイントは、ゲーム内マーケットの「TP-Shop」で、アイテム購入に使用することができる。
TwitFi SKYで稼ぐ
TwitFi SKYとは、TwitFiユーザーのツイートなどを利用して、提携する企業やプロジェクトを支援・宣伝しようとする仕組みのことだ。
TwitFiユーザーには、例えば提携プロジェクトのTwitterアカウントのフォローや、宣伝用のツイートなどのタスクが課せられ、そのタスクをクリアするとTWTやアイテムなどの報酬を獲得できるようになっている。
このようなタスクを利用することで効率的にゲームを進めることができるのはTwitFiの特徴の1つだ。
TwitFi(ツイートファイ)のアイテムについて
前述のとおりTwitFiには、バードNFTの収集・育成といったゲームの要素もある。
ここでは、そうしたゲーム要素の部分で用意されている主要アイテム5種類を確認していこう。
- さわやかな水(Refreshing Water)
- 豆(Beans)
- ハーブ(Herb)
- 薬(Medicine)
- くちばし(Beak)
さわやかな水(Refreshing Water)
バードNFTを保有した状態でツイートを行うと、NFTのステータスにツイートの回数がカウントされていく。
またバードNFTは、ツイート数のカウントが増えるほどウイルスに感染するリスクが増していく仕様になっており、ウイルスに感染すると治るまでの7日間は、ツイートしてもTWTを取得できなくなってしまう。
さわやかな水(Refreshing Water)は、バードNFTに与えることで、そのNFTのツイート数のカウントをゼロにできるアイテムだ。
豆(Beans)
バードNFTはTWTを消費することによってレベルを上げられるのだが、レベルアップには以下のように、次のレベルアップが可能になるまでのクールタイムが設定されている。
レベルの変化 | クールタイム |
---|---|
E⇒D | 3日 |
D⇒C | 5日 |
C⇒B | 7日 |
B⇒A | 10日 |
バードNFTに豆(Beans)を渡すと、このクールタイムを3日短縮することができる。
ハーブ(Herb)
ウイルスは感染しても7日で治るが、ウイルスへの感染回数はバードNFTに累積されていき、その回数が増えるほど収益効率が低下していく仕様になっている。
ハーブ(Herb)はそのウイルス感染回数を減らすことのできるアイテムであり、グリーンハーブは感染回数を1回分減らすことができ、ピンクハーブなら感染回数をゼロに戻せる。
薬(Medicine)
薬(Medicine)は500TWTで購入できるアイテムで、バードNFTがウイルスに感染した場合に薬を使用すれば、7日待たなくてもすぐに治すことができる。
なお薬で治したとしても、ウイルスの感染回数はそのままカウントされる。
また、ウイルス感染の治療に必要な薬の数は、バードNFTのレベルによって異なる。
くちばし(Beak)
金のくちばし(Golden Beak)と銀のくちばし(Silver Beak)があり、金のくちばしを使用した場合は、1回ツイートしただけで最大20回分のツイートをしたことになり、報酬も20回分のものを獲得できる。
それに対して銀のくちばしは、使用すると1回のツイートが最大5回分のツイートにカウントされる仕様になっている。
どちらも有効期限は72時間であり、72時間以内であれば繰り返し利用できる。
以上、今回は主要なアイテム5種類を重点的に取り上げたが、TwitFiにはまだ他にも次のようなアイテムが用意されている。
ワクチン(Vaccines):
使用すると一定のツイート数を超えて効果が切れるまで、バードNFTがウイルスに感染しない
餌箱(Feed Box):
バードNFTの餌のゲージを72時間、50個分に拡張できるアイテム
白い翼(White Wings):
バードNFTに装着させると、ツイートにハッシュタグをつけなくても、TWTを獲得できる
ミステリーバスケット(Mystery Basket):
薬などのアイテムやTWTなどが入っているいわゆる宝箱で、ツイートをすることにより一定の確率でゲットすることができる
TwitFiでは、バードNFTのレベルを上げたり、これらのアイテムを駆使したりしながらゲーム性を楽しむと同時に、ツイートを通してTWTを稼ぐことができる。
TwitFi(ツイートファイ)の出金方法
ここで、ツイートをすることによって手に入れたTWTの出金方法を確認しておこう。
まずは、TwitFiのゲーム画面右上にあるTWTのアイコンをクリックする。
すると次のようにTwitFi内のウォレットの状況が表示されるので、ロックされていないTWTの「Withdraw(引き落とし)」をクリックすると、出金手続きに進むことができる。
出金操作画面が表示されたら、出金したい数量を入力して「Withdraw」をクリックしよう。
手続きが無事に完了すれば、接続しているウォレットにTWTが着金することになる。
なお出金の際には、ネットワーク手数料(ウォレット内のイーサリアムで支払い)とは別に、出金手数料(50TWT+出金数量の5%)もかかるので、留意しておいてもらいたい。
TwitFi(ツイートファイ)のTWTの価格動向
続いて、TwitFiのゲーム内トークンであるTWTのこれまでの価格動向を見ていこう。
次のチャートは、対テザー(米ドルに連動するステーブルコイン)でのTWTのチャートであり、海外市場への上場を果たした2022年12月20日から本記事執筆時点(2023年2月26日)までの値動きを示している。
TWTの価格は上場直後に一時大きく高騰したが、投機筋による利確の動きで売り圧力が強くなってしまい、上場したその日のうちに反転して暴落してしまった。
チャートを一見してわかるように、2023年に入ってからは現在まで目ぼしい値動きがなく、底値を這うような状態が続いている。
ブロックチェーンゲーム業界の競争は熾烈であり、このままTWTの取引高が増えずに、値上がりもしないというケースは十分に考えられる。
現状をチャンスとみる方は、コインチェックなどの仮想通貨取引所でイーサリアムを用意したのち、TwitFiをプレイしてTWTの獲得にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
TwitFi(ツイートファイ)のリスクや危険性
TwitFiは、日々ツイートするだけで仮想通貨を稼ぐことができる、これまでになかったブロックチェーンゲームだ。
ただ、気軽に稼げる一方で、利用の際には次のようなリスクも伴う。
- TWTやNFTが暴落するリスクがある
- 稼いだTWTやNFTが出金できない可能性もある
TWTやNFTが暴落するリスクがある
先ほど紹介したようにTWTは、2023年に入って底値で這うような値動きが続いているが、ここからさらに下げる可能性もゼロではない。
また今後、一旦値上がりしてから暴落するようなケースも起こり得る。
TWTを保有した状態でそうした値下がりに巻き込まれると、損失を被るか、もしくは含み損を抱えることになる。
またNFTにも相場があり、NFTを保有している間に相場が下がってしまうと、いざ売って稼ごうとしても、かかったコスト以上の金額で売ることができずに損をすることがある。
稼いだTWTやNFTが出金できない可能性もある
ブロックチェーンゲームでは、システム上のトラブルなどによって、ゲーム内にあるTWTやNFTが出金できなくなることがある。
Twitter上での口コミを見てみると、TwitFiでも出金トラブルが過去に発生しているようで、利用の際はそうしたトラブルに巻き込まれるリスクがあることを、あらかじめ理解しておいた方がよいだろう。
TwitFi(ツイートファイ)の将来性
最後に、ロードマップとトークノミクスの2つの視点から、TwitFiの将来性を考察してみよう。
ロードマップから見た将来性
本記事執筆時点(2023年2月末)でTwitFi公式サイトでは、次のようなロードマップが公開されている。
2022年第4クオーター:
- プレセールの実施
- β版のローンチ*
*2022年12月18日に正規版がローンチ済み
2023年第1クオーター:
- パートナーシップの提携
- その他有料サービスの実装(内容は未定)
これだけの情報ではとてもではないが、その将来性を測ることは難しい。
ただ公式サイトとは別に、Web3のブログプラットフォーム「Mirror.xyz」にあるTwitFiのページでは、BNBチェーン(旧BSC)でのNFTプレセールのスケジュールが公開されている。
本記事執筆時点(2023年2月末)でTwitFiは、イーサリアムチェーンのみを基盤として稼働しているが、NFTのプレセールを経たのち、今後はBNBチェーン上でもサービスが展開される予定だ。
利用できるプラットフォームが2つに増えればもちろん、新たなユーザーの確保にも期待ができる。
トークノミクスから見た将来性
他のブロックチェーンゲームでは、ユーティリティトークンとガバナンストークンで2種類のトークンを用意するケースも見られるが、TwitFiの場合はTWTのみを使うシンプルな仕様になっている。
TWTはツイートを行うことによる報酬に用いられているのだが、報酬用のストックとなっているスマートコントラクトの残りの数量が1,000万TWTを下回ると、追加で1億TWTが新規発行される。
一方で、例えばアイテムの購入に使うなど、TwitFi上で使用されたTWTはすべてバーンされて、流通から消えてしまう。
このように新規発行をしつつも希少価値が保たれるように設計されていることから、少なくともトークノミスに起因して暴落するようなケースは、TWTでは起こりにくいと言えるだろう。
TwitFi(ツイートファイ)についてまとめ
今回は2022年12月にローンチされたブロックチェーンゲーム「TwitFi」について、始め方や稼ぎ方、将来性などを解説した。
- TwitFiは、GameFiだけでなくSocialFiの要素も持つブロックチェーンゲーム
- ツイートをすることで、ゲーム内トークンの「TWT」を獲得することができる
- 稼ぐには、バードNFTを最低でも1体、保有しておかなければならない
- 手に入れたTWTは、仮想通貨取引所を使って日本円への換金が可能
- 近日中にBNBチェーンでもサービスが開始される予定である
TwitFiは、ツイートをすることによってゲーム内トークンのTWTを獲得することができるブロックチェーンゲームであり、TWTの収益効率はバードNFTの収集・育成状況によって変化する。
始める際に必要なバードNFT(最初はCommonの卵の状態)は、ゲーム内のマーケットにおいて無料で配布されているので、興味を持った方はぜひ、TwitFiを実際にプレイしてみてはいかがだろうか。
なお、Commonの卵そのものは無料だが、それを入手する際には別途、イーサリアムチェーンのネットワーク手数料がかかる。
ネットワーク手数料の支払いに用いるイーサリアムは、国内でも大抵の仮想通貨取引所で取り扱われているが、なかでもコインチェックなら500円からイーサリアムの購入が可能だ。
仮想通貨取引所の口座をまだお持ちでない方は、ぜひこの機会にコインチェックのことも確認してみてほしい。
※海外NFTゲームは国内法に準拠していない場合がありますので、ゲーム内での一部の操作が国内法に違反する可能性もあります。海外NFTゲームには十分に注意してください。