仮想通貨取引所の口座は複数開設した方がいい?メリットやデメリットを解説

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仮想通貨(暗号資産)取引所は国内外に数多くあるが、あらゆる銘柄やサービスを網羅的に提供している仮想通貨取引所は残念ながら存在しないため、人によっては複数の仮想通貨取引所の併用を検討する必要もある。

そこで今回は、複数の仮想通貨取引所を併用するべきか迷っている方に向けて、併用するメリット・デメリットを解説し、おすすめの仮想通貨取引所を紹介する。

この記事からわかること
  • どういった場合に複数の仮想通貨取引所を併用するべきか
  • 仮想通貨取引所を併用した際の4つのメリット
  • 仮想通貨取引所を併用した際の3つのデメリット
  • 併用する際におすすめの仮想通貨取引所

仮想通貨取引所を併用すると、メリットだけでなくデメリットも生じてくるので、両方を正しく把握して、その上で自身が複数の口座を持つべきかどうかを検討する必要がある。

そして、併用の必要性を感じた方は、のちほど紹介するおすすめの仮想通貨取引所の中から、自身の目的に沿ったところを探してみるとよいだろう。

目次

仮想通貨取引所の口座は複数開設すべき?

複数の仮想通貨取引所を併用するべきかどうかは、仮想通貨取引所の利用目的によって、それぞれ異なる。

例えば、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな通貨のみに投資できれば十分という方は、それらの取引コストが安く抑えられる仮想通貨取引所を1つ選んで利用すれば事足りる。

しかし、マイナーな通貨も含めてより多くの銘柄を取引したい、単純な仮想通貨の取引以外のサービスも利用したいといった目的がある場合、人によってはその目的を満たすために、仮想通貨取引所を併用する必要が生じてくるだろう。

なお、仮想通貨取引所の併用を検討するにあたってもっとも気になるのはコスト面だと思われるが、仮想通貨取引所はその大半が無料で口座を開設することができ、開設した口座を維持するコストもかからない。

そのため、仮想通貨取引所の口座を複数持っていても、口座を維持するためのコストを心配する必要はない

仮想通貨取引所の口座を複数持つメリット

続いて、複数の仮想通貨取引所を併用した場合のメリットを確認していこう。

仮想通貨取引所を併用することによる主なメリット
  • 取引できる銘柄が増える
  • 利用できるサービスの幅が増える
  • コスト削減につながる
  • システムトラブルによるリスクを抑えられる

取引できる銘柄が増える

仮想通貨取引所の取り扱い銘柄は、各社でその種類や数が異なっている。

そのため、複数の仮想通貨取引所を併用すれば、より多くの銘柄を取引することが可能になると考えられる。

また、取引対象が増えればその分、収益を狙える投資機会もより多く訪れる可能性が高いだろう。

利用できるサービスの幅が増える

仮想通貨取引には以下のような種類があり、仮想通貨取引所ごとに提供しているサービスが異なる。

仮想通貨取引の種類

現物取引

現物取引とは、その名のとおり、仮想通貨の現物を売買する取引のことである。

レバレッジ取引と違い、口座に預けた資産の金額以上の仮想通貨を購入することはできない。

レバレッジ取引

仮想通貨のレバレッジ取引

レバレッジ取引とは、口座に預け入れた証拠金を担保にして、その証拠金の金額の最大2倍規模の売買が可能になる取引のことである。

現物取引と違い、価格が下落すると予測すれば売りから取引を始めることも可能だ。

ただし、口座内の資金の金額よりも大きな規模の取引ができる分、損失のリスクの割合が現物取引よりも大きくなったり、ポジションを管理するための手数料がかかったりと、レバレッジ取引特有のデメリットもある。

取引方法の種類

販売所

販売所とは、仮想通貨取引所とユーザーの間で取引をおこなう取引方法のことである。

基本的には取引したいタイミングで注文が成立するが、取引所と比べて取引コストが割高になることが多い。

取引所

取引所とは、仮想通貨取引所のユーザー同士で取引をおこなう取引方法のことである。

販売所よりも取引コストを節約できる可能性が高いが、取引したいタイミングで注文が成立しなかったり、売買したい数量すべてが約定できなかったりすることもある。こうした傾向は、市場全体で取引量が乏しいマイナーな銘柄ほど強くなる。

また、仮想通貨取引所の中には以下のような、単純に仮想通貨を売買する以外のサービスを手がけているところもある。

仮想通貨取引以外の主なサービス
  • 自動積立サービス:あらかじめ金額や数量を指定しておけば、仮想通貨を自動で積み立ててくれるサービス
  • レンディングサービス:保有している仮想通貨を仮想通貨取引所に貸し出すことで、貸借料を得られるサービス
  • ステーキングサービス:対象の仮想通貨を保有することで、ステーキング報酬を得られるサービス
  • IEO:仮想通貨取引所の仲介による新規銘柄の上場で、その取引所を利用していればプレセールに参加できる

複数の仮想通貨取引所を併用すれば、これらのサービスから自分に合ったものを組み合わせて、より効率の良い運用をすることが可能だ。

コスト削減につながる

仮想通貨取引所を利用する際には、主に以下のようなコストがかかる。

仮想通貨取引所を利用する際にかかる主なコスト
  • 日本円の入出金手数料
  • 仮想通貨の入出金手数料
  • 販売所のスプレッド(売値と買値の差)
  • 取引所の取引手数料
  • レバレッジ取引のレバレッジ手数料

これらのコストの金額や料率は仮想通貨取引所ごとにそれぞれ異なるため、複数の仮想通貨取引所をうまく使い分けることによって、トータルコストの削減につなげることができるだろう。

例えば、取引所の取引手数料はB社よりもA社の方が安いが、仮想通貨の出金手数料はA社よりもB社の方が安いというパターンがあったとする。

このような場合は、売買差益を狙う目的の銘柄はA社で取引をして、実用のために頻繁に出金する銘柄はB社で購入・出金をおこなうようにすると、トータルのコストをより低く抑えられるだろう。

裁定取引(アービトラージ)を狙った取引が可能になる

裁定取引とは仮想通貨の価格差を狙った取引方法のことを指します。

本来は全ての取引所で同じ通貨は同じ価格で取引されているべきですが、急な価格変動が発生した時に同じ通貨でありながら取引所間で価格差が生じることがあります。

この価格差を利用して安い取引所で通貨を購入し、価格が高い取引所で通貨を売却して利益を出すことができるのが裁定取引です。

裁定取引を行うことができる機会は非常に小さく多くのトレーダーがその機会を狙っているため上級者向けの取引方法とも言えます。

この取引方法を行うためには複数の取引所を開設しておくことが不可欠ですので、興味がある方はなるべく多くの口座を用意するようにしましょう。

システムトラブルによるリスクを抑えられる

仮想通貨の取引は、インターネットを介した電子取引システムによっておこなわれている。

そのため、仮想通貨取引所側でシステトラブルが起きると、一時的にサービスを利用できなくなる事態も起こり得る。

複数の仮想通貨取引所に口座を保有していれば、もしその中の1つがシステムトラブルで利用できなくなったとしても、別の仮想通貨取引所を利用することで取引を続けることができ、取引チャンスを逃がす可能性が低くなるだろう

仮想通貨取引所の口座を複数持つデメリット

一方、複数の仮想通貨取引所を併用すると、主に次のようなデメリットも生じる。

複数の仮想通貨取引所を併用することによる主なデメリット
  • 資金管理・リスク管理の難易度が上がる
  • IDやパスワードの管理が大変になる
  • 確定申告時の手間が増える

資金管理・リスク管理の難易度が上がる

仮想通貨取引所を1つしか利用していない場合は、その仮想通貨取引所のアカウントだけで自身の資産残高、保有している銘柄の種類やポジションの情報などを一目で把握できる。

しかし、複数の仮想通貨取引所を併用している場合は、それらの情報の把握や整理が複雑になり、リスク管理の難易度も上がるだろう。

複数の仮想通貨取引所を使いながらも、効率よく資金管理やリスク管理をおこないたい場合は、人によっては情報を一括で管理できる資産管理ツールを別途、導入した方がよいというケースもあるだろう。

IDやパスワードの管理が大変になる

仮想通貨取引所に口座を開設する際は、セキュリティ上の問題からもID(もしくはメールアドレス)とログインパスワードの設定を求められる。

そのため、使用する仮想通貨取引所が多くなればその分、IDとパスワードが増えて管理の手間も増していく。

複数の仮想通貨取引所の口座で1つのIDとパスワードを使い回すことも可能だが、安全性の面からはおすすめはしない。

確定申告時の手間が増える

仮想通貨の取引で一定金額の利益が出た場合は、確定申告をおこなう義務がある。

複数の仮想通貨取引所を利用していて、特に1つの銘柄を複数の仮想通貨取引所で取引していると、損益の計算がより煩雑になるので手間がかかる。

自分で各社の損益の状況を取りまとめて計算するのが面倒だったり困難だったりする方は、損益決算ツールなどを活用することで、手間を軽減させる必要があるだろう。

複数保有にもおすすめの仮想通貨取引所を紹介

最後に、サービス内容などに特徴があり、複数の口座を保有して併用するのにも適している、おすすめの仮想通貨取引所を4つ、紹介しておこう。

おすすめの仮想通貨取引所5選

より詳しい特徴を知りたい方は仮想通貨取引所のおすすめ比較ランキングを同時にチェックして欲しい。

DMM Bitcoin

出典:DMM Bitcoin
提供する取引の種類 現物取引(販売所・BitMatch注文)
レバレッジ取引(販売所・BitMatch注文)
取り扱い銘柄数 35種類(2023年7月時点)
最小取引数量
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):0.0001BTC
現物取引(BitMatch注文):0.01BTC
レバレッジ取引(販売所):0.01BTC
レバレッジ取引(BitMatch注文):0.1BTC
レバレッジ取引の最大倍率 2倍
取引手数料
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり
現物取引(BitMatch注文):0.001BTCあたり37円
レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり
レバレッジ取引(BitMatch注文):0.01BTCあたり36円
日本円の入金手数料 クイック入金:無料
振込入金:無料(振込手数料は自己負担)
日本円の出金手数料 無料
仮想通貨の入金手数料 無料(ネットワーク手数料は自己負担)
仮想通貨の出金手数料 無料
公式サイト DMM Bitcoinの公式サイト(PR)
関連記事 DMM Bitcoinの評判
DMM Bitcoin のおすすめポイント
  • レバレッジ取引に強みがあり、取り扱い銘柄数は国内で最多
  • オリジナルの注文方法「BitMatch注文」を使うと、取引コストを抑えられる
  • 取引アプリは初心者向けと上級者向けのモードを自由に切り替えられる

DMM Bitcoinは、国内最多となる25種類の仮想通貨をレバレッジ取引で取り扱っている(販売所の場合)、レバレッジ取引のサービスに強みがある仮想通貨取引所だ。

一般的に取引所のコストは販売所のコストよりも割高だが、DMM Bitcoinには取引所にオリジナルの注文方法「BitMatch注文」があり、使い方次第によっては取引コストの削減が可能だ。

また、DMM Bitcoinは取引ツールの性能が高く、特にスマホアプリはシンプルな「STモード」と多機能な「EXモード」を自由に切り替えられることで、初心者からベテラン投資家まで幅広い支持を集めている。

Coincheck(コインチェック)

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出典:Coincheck
提供する取引の種類 現物取引(販売所・取引所)
取り扱い銘柄数 31種類(2024年12月時点)
最小取引数量
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):500円相当額
現物取引(取引所):0.005BTC以上かつ500円(相当額)以上
取引手数料
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり(0.1~5.0%)
現物取引(取引所):無料
日本円の入金手数料 銀行振込:振込手数料は自己負担
コンビニ入金(3万円未満):770円
  〃   (3万円以上30万円以下):1,018円
クイック入金(3万円未満):770円
  〃   (3万円以上50万円未満):1,018円
  〃   (50万円以上):入金額×0.11%+495円
日本円の出金手数料 407円
仮想通貨の入金手数料 無料
仮想通貨の出金手数料 銘柄ごとに異なる
その他のサービス Coincheckつみたて
Coincheck
IEO
Coincheck NFT
Coincheckでんき
Coincheckガス
Coincheckアンケート
貸暗号資産サービス
ステーキングサービス(β版)(一時停止中)
OTC取引サービス(一時停止中)
公式サイト Coincheck公式サイト
関連記事 Coincheckの評判
Coincheckのおすすめポイント
  • 取引アプリが使いやすく、ダウンロード数はNo.1を獲得している
  • 現物取引(取引所)では、取引手数料がかからない
  • 自動積立やレンディングなど、仮想通貨取引以外のサービスも充実している

Coincheck(コインチェック)は、ネット証券大手のマネックス証券と同じ、マネックスグループの仮想通貨取引所だ。

取引アプリの性能に定評があり、その人気はダウンロード数でNo.1(対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak)を獲得するほどだ。

レバレッジ取引はできないが、現物取引では取引所と販売所の2つの形式を選べるようになっていて、特に取引所は取引手数料がかからないことで好評を得ている。

自動積立やレンディングなど、仮想通貨を単純に売買する以外のサービスも豊富で、それらを上手く活用できれば、より効率よく利益を得ることも可能だろう。

bitFlyer(ビットフライヤー)

出典:bitFlyer
提供する取引の種類 現物取引(販売所・取引所)
レバレッジ取引(取引所)
取り扱い銘柄数 15種類(2022年7月時点)
最小取引数量
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):0.00000001BTC
現物取引(取引所):0.001BTC
レバレッジ取引(取引所):0.01 BTC
レバレッジ取引の最大倍率 2倍
取引手数料
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり
現物取引(取引所):約定数量×0.01~0.15%
レバレッジ取引(取引所):無料
日本円の入金手数料 クイック入金(住信SBIネット銀行から):無料
クイック入金(住信SBIネット銀行以外から):330円(税込)
日本円の出金手数料 出金(三井住友銀行へ):3万円未満は220円、3万円以上は440円(税込)
出金(三井住友銀行以外へ):3万円未満は550円、3万円以上は770円(税込)
仮想通貨の入金手数料 無料(ネットワーク手数料は自己負担)
仮想通貨の出金手数料 銘柄ごとに異なる
その他のサービス ステーキングリワードサービス(一時停止中)
かんたん積立
ビットコインをもらう
bitFlyerクレカ
ビットコイン寄付
友達招待プログラム
Tポイント交換サービス
bitWire(β)
公式サイト bitFlyer公式サイト
関連記事 bitFlyerの評判
bitFlyerのおすすめポイント
  • ビットコインの取引高が6年連続で国内トップ*Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
  • すべての取り扱い銘柄を1円から取引できる
  • bitFlyerクレカやTポイント交換サービスなど、生活に身近なサービスもある

bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコインの取引高で6年連続No.1*を獲得している大手仮想通貨取引所だ。*Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)

他社よりも取引高が多いということは、現物取引(取引)でより安定した取引ができるとも言える。

またbitFlyerは、決済額に応じてビットコインがキャッシュバックされるクレジットカード(bitFlyerクレカ)や、手持ちのTポイントをビットコインに交換できるサービスなども手がけている。

こうした他社にはないユニークなサービスを利用する目的のために、bitFlyerを選択するのもよいだろう。

LINE BITMAX

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出典:LINE BITMAX
提供する取引の種類 現物取引(販売所)
取り扱い銘柄数 6種類(2022年7月時点)
最小取引数量 取り扱い銘柄すべて1円相当額
取引手数料 無料、スプレッドあり
日本円の入金手数料 LINE Payからの入金:無料
銀行口座からの入金:無料(振込手数料を自己負担)  
日本円の出金手数料 LINE Payへの出金:110円(税込)
銀行口座への出金:400円(税込)
仮想通貨の入金手数料 無料
仮想通貨の出金手数料 ビットコイン:0.001BTC
イーサリアム:0.005ETH
リップル:0.15XRP
ビットコインキャッシュ:0.001BCH
ライトコイン:0.001LTC
(独自通貨リンクには入出金機能なし)
その他のサービス 暗号資産貸出サービス
公式サイト LINE BITMAX公式サイト
関連記事 LINE BITMAXの評判
LINE BITMAXのおすすめポイント
  • すべての取り扱い銘柄に1円から投資できる
  • 独自通貨のリンク(LN)を取引できる
  • 暗号資産貸出サービスを活用すれば、より効率の良い資産運用ができる

LINE BITMAXは、「かんたん・安心・やさしいを、すべての人に」をモットーに掲げている仮想通貨取引所だ。

初心者にも使いやすいよう、取引の種類は現物取引(販売所)のみ、取り扱い銘柄も6種類と少ないため、複数の仮想通貨取引所を併用しようとする上級者の方にとっては、利用するメリットをあまり感じないかもしれない。

しかし、LINE BITMAXでは他社には取り扱いがない、独自通貨の「リンク(LN)」が取引可能だ。リンクは、NFTマーケットプレイスであるLINE NFTの決済通貨として用いることもできる。

また、暗号資産貸出サービスも提供しており、保有したまま使用していない仮想通貨があれば、LINE BITMAXに貸し出すことで貸借料を得られる。

【まとめ】仮想通貨取引所の口座は複数開設すべき?

今回は、複数の仮想通貨取引所を併用することのメリット・デメリット、併用におすすめの仮想通貨取引所などを紹介した。

この記事のまとめ
  • 仮想通貨取引所の口座を複数持っていても、口座開設手数料や維持コストなどがかかることは基本的にない
  • 1つの仮想通貨取引所で利用目的を満たせない場合は、2つ以上の併用を検討することも必要
  • 2つ以上の仮想通貨取引所を併用することで、取引できる銘柄や利用できるサービスの幅が広がる
  • 複数の口座を持っておくことは、システムトラブルに対するリスクヘッジにもなる
  • 資金管理やパスワード管理、確定申告の際の損益計算に手間がかかることがデメリット

仮想通貨取引所は各社で取り扱う銘柄やサービスの内容が異なっているので、1つの仮想通貨取引所だけでは自身の目的を果たせないようであれば、2つ以上の併用を検討すべきだろう。

複数の仮想通貨取引所を併用すると、管理面や確定申告時の手間は増えることになるが、工夫次第でそれらのデメリットは軽減させることが可能になるので、基本的にはデメリットよりもメリットの方が大きくなると考えて問題ないだろう。

また、基本的にどの仮想通貨取引所も口座開設手数料や維持コストがかかることはないので、併用を検討している方は今回紹介したおすすめの5社をはじめとして、さまざまな仮想通貨取引所に口座を開設してみて、その中から自分の目的に合ったところを見定めていくのもいいだろう。

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