近年の仮想通貨(暗号資産)業界では、海外で仮想通貨取引所を運営する大手企業が日本法人を立ち上げ、日本でも仮想通貨取引所を運営するという事例が少しずつ増えてきている。
その中の1つが、世界有数の仮想通貨取引所を運営するHuobiグループが日本で立ち上げた「BitTrade(ビットトレード)」だ。
この記事では、そのBitTrade(ビットトレード)について、メリット・デメリットやユーザーからの評判などを解説していく。
- BitTrade(ビットトレード)は、170ヵ国以上でサービスを提供するHuobiグループが手がけている仮想通貨取引所
- 現物取引(取引所)ではビットコインやイーサリアムなどに2円から投資できる
- 申し込みの際に「かんたん本人認証」を使えば、最短即日で口座開設が可能
BitTrade(ビットトレード)では、豊富な42種類の銘柄を売買することができる。
※Huobi Japan調べ
興味がある方は、ぜひこの機会にBitTrade(ビットトレード)公式サイトにアクセスして、詳細を確認してみてはいかがだろうか。
BitTrade(ビットトレード)とは?
名称 | BitTrade(ビットトレード) |
運営会社 | ビットトレード株式会社 |
サービス開始 | 2019年1月 |
提供する取引形式 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取り扱い銘柄数 | 42種類(2024年8月26日時点) |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):0.0001BTC 現物取引(取引所):0.00001BTCかつ2円 レバレッジ取引(販売所):0.001BTC |
レバレッジ取引の最大倍率 | 2倍 |
その他のサービス | 貸暗号資産 |
公式サイト | BitTrade(ビットトレード)公式サイト |
BitTrade(ビットトレード)は、海外の大手取引所「Huobi Global」を運用するHuobiグループが日本で立ち上げた仮想通貨取引所だ。
元々はビットトレードという仮想通貨取引所だったが、これをHuobiグループが買収。2019年1月からHuobi Japanとして日本でのサービスを開始した。
その特徴は、現物取引で豊富な銘柄を取り扱っていることである。
BitTrade(ビットトレード)の手数料
まずは、BitTrade(ビットトレード)を利用する際に必要となる各種手数料を見ていこう。
手数料の種類 | 概要 |
---|---|
口座開設手数料 | 無料 |
口座維持手数料 | 無料 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):無料(BTC/JPYのみ) レバレッジ取引(販売所):無料、スプレッドあり |
レバレッジ手数料 | ポジションごとに0.03%/日 |
日本円の入金手数料 | クイック入金:無料 (住信SBIネット銀行、PayPay銀行) 振込入金・ペイジー入金・コンビニ入金:振込手数料を自己負担 |
日本円の出金手数料 | 330円(税込) |
仮想通貨の入金手数料 | 無料(ネットワーク手数料は自己負担) |
仮想通貨の出金手数料 | 銘柄ごとに異なる |
BitTrade(ビットトレード)では、口座開設の際に手数料はかからず、維持コストも発生しない。
取引手数料については、現物取引・レバレッジ取引ともに販売所では取引手数料がかからない代わりにスプレッド(売値と買値の差額)分をコストとして支払う必要がある。
取引所では基本的に取引手数料がかかるのだが、円建てでビットコインを売買する場合に限り、手数料無料で取引できるしくみになっている。
ちなみに、販売所と取引所には以下のような違いがあり、一般的には販売所のスプレッドよりも取引所の取引手数料の方が割安になる。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引する | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引する |
メリット | しくみがシンプルで、約定力も高い | 販売所よりも取引コストを抑えられる |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高である | 必ずしも注文が成立するとは限らない |
BitTrade(ビットトレード)のメリット
Huobiグループが手がける仮想通貨取引所BitTrade(ビットトレード)には、次のようなメリットがある。
- 2円から取引を始められる
- 取扱い暗号資産(仮想通貨)は全42銘柄と豊富!
2円から取引を始められる
BitTrade(ビットトレード)では、取引所を利用した場合、ビットコインやイーサリアムをはじめとする豊富な銘柄を、わずか2円から取引することができる。
そのため、初心者であっても無理のない金額から仮想通貨取引にチャレンジすることが可能だ。
自身の資金状況に合わせて、売買数量を細かくコントロールすることもできる。
取扱い暗号資産(仮想通貨)は全42銘柄と豊富!
2024年4月現在、BitTrade(ビットトレード)は現物取引において、以下の42種類の仮想通貨を取り扱っている。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ビットコインSV(BSV)
- ディープコイン(DEP)
- アスターネットワーク(ASTR)
- コスモス(ATOM)
- コスプレトークン(COT)
- ジャスミー(JASMY)
- ライトコイン(LTC)
- フレア(FLR)
- カルダノ(ADA)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ポルカドット(DOT)
- アイオーエスティー(IOST)
- シンボル(XYM)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- トロン(TRX)
- テゾス(XTZ)
- クオンタム(QTUM)
- ボバネットワーク(BOBA)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- ステラルーメン(XLM)
- ネム(XEM)
- リスク(LSK)
- オントロジー(ONT)
- イオス(EOS)
- ドージコイン(DOGE)
- シバイヌ(SHIB)
- サンド(SAND)
- アクシーインフィニティ(AXS)
- メイカー(MKR)
- ダイ(DAI)
- ポリゴン(MATIC)
- ソーラー(SXP)
- ソラナ(SOL)
- パレットトークン(PLT)
- モナコイン(MONA)
- アプトス(APT)
- トンコイン(TON)
- スイ(SUI)
- ビルドアンドビルド(BNB)
そのためBitTrade(ビットトレード)は、初心者だけでなく、多彩な仮想通貨でポートフォリオを構築したいと考えている中上級者も好んで利用している。
BitTrade(ビットトレード)のデメリット
一方で、BitTrade(ビットトレード)には次のようなデメリットもある。
- レバレッジ取引の取り扱い銘柄がビットコインのみ
- 日々の取引高が少ない
- 仮想通貨の出金時に手数料がかかる
レバレッジ取引の取り扱い銘柄がビットコインのみ
現物取引では42種類の銘柄が用意されているが、レバレッジ取引での取り扱い銘柄はビットコイン(円建て)のみだ。
したがって、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)のレバレッジ取引をやりたい方にとって、BitTrade(ビットトレード)は不向きと言えるだろう。
また、現物取引ではフォビトークンを保有することで特典が用意されていたが、レバレッジ取引では用意されていないという点もデメリットの1つと言える。
日々の取引高が少ない
Huobiグループが手がける海外の仮想通貨取引所Huobi Globalは、取引高で世界のトップ10に入るほどの規模だが、国内取引所のBitTrade(ビットトレード)は、まだまだ知名度が低く日々の取引高も少ない。
ビットコイン関連の情報を掲載している「Bitcoin日本語情報サイト」によると、2022年7月某日時点でのビットコインの24時間取引高は、国内トップのCoincheckが2226.3BTC(約64億6,200万円)なのに対して、BitTrade(ビットトレード)は23.0BTC(約6,700万円)に留まっている。
取引高が少ないということは、現物取引(取引所)の流動性が乏しく、国内大手の取引所と比べれば注文が成立しにくいということが言える。これもデメリットの1つだ。
仮想通貨の出金時に手数料がかかる
先ほど手数料一覧でも示したが、BitTrade(ビットトレード)では仮想通貨を出金する際、銘柄ごとに出金手数料が異なる。
- ビットコイン:0.0005BTC
- フォビトークン:無料
- リップル:0.1XRP
- イーサリアム:0.007ETH
- ライトコイン:0.001LTC
- ビットコインキャッシュ:0.0001BCH
- ネム:4XEM
- ステラルーメン:0.01XLM
- モナコイン:0.001MONA
- イーサリアムクラシック:0.01ETC
- ベーシックアテンショントークン:20BAT
- オントロジー:1ONT
- トロン:1TRX
- クアンタム:0.01QTUM
- シンボル:1XYM
- リスク:0.08LSK
- エイダ:1ADA
- ポルカドット:0.1DOT
- エンジンコイン:15ENJ
- アイオーエスティー:1IOST
- ビットコインSV:無料
- ジャスミー:500JMY
たとえば、NFTマーケットプレイスやDapps(分散型アプリ)の決済通貨として需要が高いイーサリアムを出金する場合、1ETH=16万円と仮定すると、1回の出金で約1,100円を支払う必要がある。
競合他社の中にはユーザーに出金手数料を求めないところもあるため、出金手数料で各社を比べるとBitTrade(ビットトレード)の優位性は低い。
BitTrade(ビットトレード)の評判
ここで、実際にBitTrade(ビットトレード)を利用しているユーザーからの良い評判・悪い評判をそれぞれ見ていこう。
BitTrade(ビットトレード)の良い評判
BitTrade(ビットトレード)のポジティブな意見としては、以下のようなものがある。
先ほど、BitTrade(ビットトレード)のメリットとして豊富な取り扱い銘柄という点を取り上げたが、実際の評判においても、その点を評価する声が上がっている。
また、販売所を利用する際にかかるスプレッドも、BitTrade(ビットトレード)は良心的なようだ。
その他、取引ツールのユーザーインターフェースの使いやすさを評価する声も散見される。
BitTrade(ビットトレード)の悪い評判
一方で、次のようにBitTrade(ビットトレード)への批判的な意見も上がっている。
悲しいかな取引の板が薄い・・・
— オサーン (@breakerfinal) June 1, 2022
流動性が低い為、売買利用には・・・
海外取引所並みに頑張ってください
あ!Huobi本体は海外取引所でしたね・・・
BitTrade(ビットトレード)へのネガティブな声は、そのほとんどが取引所の流動性の低さに対するものだ。
BitTrade(ビットトレード)のデメリットで伝えたとおり、日本国内での知名度が低くユーザーも少ないため、取引所の流動性が低い。その影響で、思ったとおりに注文が成立しないこともあるようだ。
銘柄ラインナップやコスト面などへの評価は上々なので、これからどれだけユーザーを獲得し、流動性を高めていけるかがBitTrade(ビットトレード)にとっての課題と言えるだろう。
以上、BitTrade(ビットトレード)への良い評判と悪い評判をそれぞれ3つずつ紹介した。
取引所には流動性などの面で、まだまだ課題があるようだが、販売所は競合他社と比べて割安なスプレッドが魅力だ。興味を持った方は、BitTrade(ビットトレード)の利用を検討してみてはいかがだろうか。
BitTrade(ビットトレード)の口座開設手順
最後に、BitTrade(ビットトレード)での口座開設手順を解説していく。
- メールアドレスとパスワードを登録する
- 本人確認の方法を選択する
- 個人情報の登録と本人確認書類の提出をおこなう
メールアドレスとパスワードを登録する
まずは、BitTrade(ビットトレード)公式サイトにアクセスし、トップ画面で任意のメールアドレスを入力する。そのまま「無料口座開設」のボタンをクリックしよう。
すると、次のような画面に切り替わるので、そこでパスワードを入力して「新規登録」をクリックする。
登録したアドレス宛に確認メールが到着するので、そこに記載された認証コードを転記しよう。するとアカウントが作成される。
本人確認の方法を選択する
作成されたアカウントにログインすると、次のように本人確認の方法が提示される。個人口座を開設する場合は「かんたん本人認証」と「本人認証 (ハガキ受取)」のどちらかを選択することが可能だ。
どちらを選んでも問題はないが、「かんたん本人認証」を選ぶと口座開設時に郵送物の受け取りが不要となり、最短即日で審査が完了するのでおすすめだ。
かんたん本人認証はスマホアプリでおこなうのだが、パソコンでアカウントを作成した場合でもQRコードを読み込むことで、かんたん本人認証に移行することができる。
個人情報の登録と本人確認書類の提出をおこなう
本人確認の方法を選んだら、画面の指示に従って氏名や住所などの個人情報を登録する。それが終わったら本人確認書類を提出しよう。
「かんたん本人認証」を選んだ場合は審査が完了次第、取引が可能になる。「本人認証 (ハガキ受取)」の場合は審査後に送られてくる郵送物の受け取りが完了すると、取引が可能になる。
このようにBitTrade(ビットトレード)は、インターネットで手軽に口座開設を申し込むことができるので、興味がある方
はBitTrade(ビットトレード)公式サイトを覗いてみるとよいだろう。
BitTrade(ビットトレード)の評判/口コミまとめ
今回は、仮想通貨取引所「BitTrade(ビットトレード)」について、メリット・デメリットやユーザーからの評判などを解説した。
- BitTrade(ビットトレード)は、海外大手のHuobiグループが日本で運営している仮想通貨取引所である
- 2024年8月時点で42種類の仮想通貨を取り扱っている
- 豊富な銘柄に対して、いずれも2円から投資することができる
- 口座開設手数料は無料で、申し込みから最短即日で取引が可能
BitTrade(ビットトレード)は、世界170ヵ国以上、数千万人のユーザーにサービスを提供するHuobiグループが日本で立ち上げた仮想通貨取引所だ。
世界中でサービスを提供しているだけあってセキュリティは世界最高水準で、サービスの内容も充実している。
日本ではまだ知名度が低く、取引所の流動性が低いという難点もあるが、ユーザーが満足するサービスを提供し続けていればいずれその問題も解決に向かうのではないだろうか。
世界で高い人気を誇る仮想通貨取引所のサービスを実際に体験してみたい方は、ぜひこの機会にBitTrade(ビットトレード)の利用を検討してみてはいかがだろうか。