Zaif(ザイフ)とは?評判/口コミや手数料を徹底解説!【仮想通貨】

Zaif-アイキャッチ

2022年7月時点で、国内には約30社の仮想通貨(暗号資産)取引所が存在している。

その中でも今回ご紹介するZaif(ザイフ)は、競合他社にはないユニークな銘柄やサービスを数多く取り揃えている仮想通貨取引所だ。

この記事では、そのZaifのメリット・デメリットや、ユーザーの評判などを解説していく。

この記事の要点
  • Zaifは、株式会社カイカエクスチェンジが運営している仮想通貨取引所
  • 現物取引には取引所と販売所があり、取引所を利用するとコストを抑えられる
  • 国内ではZaifでしか取り扱いがない銘柄が多数ラインナップされている
  • 2022年6月に自動売買サービスの「自動売買おてがるトレード」をリリースした
  • 口座開設手数料は無料で、申し込みから最短即日で口座開設が可能

Zaifではフィスココインやカイカコインといった、国内の他の仮想通貨取引所にはないユニークな銘柄を取引することができる。

また、新規口座開設者向けのお得なキャンペーンも実施されているので、気になる方はこの機会にZaifの公式サイトにアクセスしてみてるとよいだろう。

目次

Zaif(ザイフ)とは?

Zaifの公式サイト
出典:Zaif
名称 Zaif(ザイフ)
運営会社 株式会社カイカエクスチェンジ
提供する取引形式 現物取引(販売所・取引所)
取り扱い銘柄数 14種類(2022年7月時点)
最小取引数量 (ビットコインの場合) 現物取引(販売所):0.0001BTC
現物取引(取引所):0.001BTC
その他のサービス 自動売買おてがるトレード
Zaifコイン積立
Zaif Payment
ソーシャルチップ
公式サイト Zaif公式サイト

Zaif(ザイフ)は、株式会社カイカエクスチェンジが運営している仮想通貨取引所だ。

もっとも大きな特徴はユニークな銘柄を数多く取り扱っていることで、例えばカイカコインやフィスココインなど、国内ではZaifでしか売買できない仮想通貨を取り揃えている。

また、運営元の株式会社カイカエクスチェンジは、株式会社CAICA DIGITALを親会社とするCAICAグループに属しており、同グループとその関連企業は仮想通貨取引所のZaifだけでなく、次のような仮想通貨関連のサービスも手がけている。

CAICAグループとその関連企業が手がける主な仮想通貨関連サービス
  • カイカ証券:暗号資産CFDなどを手がける証券会社
  • Zaif NFT Marketplace:NFT発行機能も備えたNFTマーケットプレイス
  • 暗号資産レンディングサービス:シンボル(XYM)を貸し出して貸借料を得られるサービス
  • フィスココインレンディング:フィスココインを貸し出して貸借料を得られるサービス

Zaif(ザイフ)の手数料

まずは、Zaifを利用する際に必要となる各種手数料を一覧にまとめた。

手数料の種類 概要
口座開設手数料 無料
取引手数料
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり
現物取引(取引所):maker 0%、taker 0.1%
日本円の入金手数料 銀行振込:振込手数料を自己負担
コンビニ入金:入金額が3万円未満は495円、3万円以上は605円
ペイジー入金:入金額が3万円未満は495円、3万円以上は605円
日本円の出金手数料 銀行振込:出金額が3万円未満は385円、3万円以上は770円
仮想通貨の入金手数料 無料(マイナーに支払う手数料は自己負担)
仮想通貨の出金手数料 銘柄ごとに異なる
自動積立の積立手数料 積立金額2,000円以下:100円/月
積立金額3,000円以上:1.5~3.5%/月(金額によって異なる)

上の表に示したとおり、Zaifでは無料で口座を開設することができ、基本的には*口座の維持コストもかからない。(*本人確認が完了していない場合は100円~保有残高の10%の口座管理維持手数料が発生する)

また、現物取引では「販売所」と「取引所」のサービスを提供しており、特に取引所のmaker注文(マーケットに流動性を提供する注文)は取引手数料がまったくかからないので、お得に取引することができる。

入出金については、日本円の場合は入金・出金ともに手数料がかかり、仮想通貨の場合は出金の際に銘柄ごとに設定された手数料を支払う必要がある。

Zaif(ザイフ)のメリット

国内取引所の1つであるZaifには、次のようなメリットがある。

Zaifの主なメリット
  • 販売所と取引所のどちらかを選んで利用できる
  • Zaifでしか売買できない銘柄を扱っている
  • 自動積立と自動売買ができる

販売所と取引所のどちらかを選んで利用できる

Zaifでは、現物取引にZaifとユーザーの間で取引をおこなう「販売所」と、Zaifのユーザー同士で取引をおこなう「取引所」の2種類を提供している。

両者のメリット・デメリットはそれぞれ以下のとおりで、Zaifのユーザーは自分に合った方を選んで取引することが可能だ。

販売所 取引所
概要 Zaifとユーザーの間で取引をおこなう Zaifのユーザー同士で取引をおこなう
メリット 仕組みがシンプルで、約定力も高い 販売所よりも取引コストを抑えられる
デメリット 取引コスト(スプレッド)が割高である 必ずしも注文が成立するとは限らない

ちなみにZaifでは、販売所を「かんたん売買」、取引所を「Orderbook trading」と呼んでいる。

Zaifでしか売買できない銘柄を扱っている

2022年7月時点における、Zaifでの取り扱い銘柄は以下の14種類となっている。

Zaifの取り扱い銘柄14種類(2022年7月時点)
  1. ビットコイン(BTC)
  2. イーサリアム(ETH)
  3. シンボル(XYM)
  4. ネム(XEM)
  5. モナコイン(MONA)
  6. ビットコインキャッシュ(BCH)
  7. コスプレトークン(COT)
  8. フィスココイン(FSCC)
  9. カイカコイン(CICC)
  10. ネクスコイン(NCXC)
  11. ザイフ(ZAIF)
  12. コムサ・ネム(CMS:XEM)
  13. コムサ・イーサリアム(CMS:ETH)
  14. カウンターパーティー(XCP)

このうち赤字で記した8つの銘柄は、国内では今のところZaifでしか取り扱いがない。

また、これら8つの銘柄はいずれも比較的マイナーでボラティリティが高く、投資の際には相応のリスクを伴うが、同時に大きなリターンを得られる可能性も秘めている。

自動積立と自動売買ができる

Zaifでは一般的な裁量による取引だけでなく、仮想通貨の自動積立と自動売買のサービスも手がけている。

自動積立サービスの「Zaifコイン積立」では、7種類の対応銘柄を、毎月最低1,000円から自動で積み立てていくことができる。

また、2022年6月にリリースされた自動売買サービスの「自動売買おてがるトレード」では、購入と売却の条件をあらかじめ設定しておくと、投資機会を逃さず自動的に売買することが可能になる。

特に仮想通貨の自動売買サービスに関しては、今のところ国内で提供している事業者がほぼいないため、競合他社との差別化につながっている。

なお、仮想通貨初心者の方はぜひ「仮想通貨投資の始め方」の記事もあわせて確認しておきたい。

Zaif(ザイフ)のデメリット

一方、Zaifには次のようなデメリットもある。

Zaifの主なデメリット
  • メジャーな銘柄の取り扱いが少ない
  • レバレッジ取引のサービスが廃止されている
  • 仮想通貨の出金時に手数料がかかる

メジャーな銘柄の取り扱いが少ない

先ほども紹介したとおり、Zaifでは取り扱う14種類の銘柄のうち、8種類が他の国内取引所では取り扱いのないマイナー銘柄となっている。

それ自体はメリットとも言えるが、一方でZaifにはリップルやライトコインなど、多くの競合他社が取り扱っているメジャーな銘柄を取引できないというデメリットもある。

そのため、Zaifで取り扱うマイナーな銘柄だけでなく、リップルなどのメジャーな銘柄にも投資したい場合は、Zaifと他の仮想通貨取引所といったように複数の仮想通貨取引所を併用しなければならない。

レバレッジ取引のサービスが廃止されている

Zaifでは、以前はレバレッジ取引を提供していたが、2021年11月にサービスの提供が終了している。

なお、Zaifと同じCAICAグループのカイカ証券では、暗号資産CFDを利用することでレバレッジをかけてビットコインとイーサリアムへ投資することができる。

ただし、同じグループでも別々の会社が運営しているサービスなので、カイカ証券で暗号資産CFDを取引する場合は、Zaifとは別にカイカ証券の口座を開設しなければならない。

仮想通貨の出金時に手数料がかかる

先述のとおり、Zaifでは仮想通貨の出金時に手数料を支払う必要がある。具体的には、銘柄ごとに以下のような料金体系が設定されている。

Zaifにおける仮想通貨の出金手数料
  • ビットコイン:0.0001〜0.01 BTC
  • シンボル:2 〜20 XYM
  • ネム:2〜 20 XEM
  • モナコイン:0.001〜0.1 MONA
  • カウンターパーティー:0.001〜0.1 BTC
  • ビットコインキャッシュ:0.001〜0.01 BCH
  • イーサリアム:0.01〜0.05 ETH
  • コムサ・ネム:5〜25 XEM
  • コムサ・イーサリアム:0.01〜0.05 ETH
  • 各種ERC20トークン(フィスココインなど):0.01〜0.05 ETH

例えばビットコインを出金する場合、1BTC=300万円と仮定すると、1回の出金で300~3万円の手数料を支払う必要がある。

振れ幅がかなり大きく、最小の手数料と最大の手数料では100倍の差がある。もし1万円を超えるような出金手数料を求められた場合は、多くのユーザーにとってかなり手痛い出費となるだろう。

ちなみに、競合他社の中には仮想通貨の出金に手数料がかからないところもある。

こうした要因から、Zaifは仮想通貨を単純な投資対象と考える方には問題はないが、仮想通貨を実用目的としても売買したい方にとっては、あまり適さない仮想通貨取引所と言えるだろう。

Zaif(ザイフ)の評判

次に、実際にZaifを利用している投資家からの評判を、「良いもの」と「悪いもの」に分けて、それぞれ見ていこう。

Zaif(ザイフ)の良い評判

まず、Zaifへの良い評判としては次のようなものがある。

先ほどメリットとしても取り上げたとおり、Zaifには販売所形式と取引所形式の現物取引があり、特に取引所形式は取引コストを安く抑えられると好評のようだ。

また、2022年6月にサービスが開始された「自動売買おてがるトレード」も、多くの投資家から人気を集めており、利用者の中には高い実績を上げている方もいるようだ。

Zaif(ザイフ)の悪い評判

一方、SNSには以下のように、Zaifに対するネガティブな意見も上がっている。

https://twitter.com/pontacyan7777/status/1382260775637508100

取引所形式の現物取引はユーザー同士で取引をおこなうため、低コストで利用できるというメリットがある一方、ユーザーが少ないと売買が成立しにくくなるという難点も抱えている。

ユーザーの声を見てみると、Zaifは取引所のユーザー数や出来高が不十分で、取引が成立しにくいと感じている方もいるようだ。

また、先ほど紹介したとおり、Zaifでは仮想通貨の出金時に手数料がかかるのだが、やはりZaifの割高な出金手数料をネガティブに捉えている投資家は多い。

以上、Zaifへの良い評判・悪い評判をそれぞれ3つずつ、ピックアップして紹介した。

Zaifに限らず、仮想通貨取引所の利用を検討する際は、こうしたユーザーの生の声も参考にしてみるとよいだろう。

Zaif(ザイフ)の口座開設手順

最後に、Zaifで口座を開設する際の手順を解説しておく。

Zaifでの口座開設手順
  1. メールアドレスを登録する
  2. パスワードを設定する
  3. 個人情報を入力する
  4. 本人確認をおこなう

メールアドレスを登録する

まずはZaifの公式サイトにアクセスして、「口座開設」のボタンをクリックしよう。

Zaif 口座開設
出典:Zaif

下のような会員登録の画面に切り替わったら、任意のメールアドレスを登録しよう。

メールアドレスを登録すると、登録したアドレス宛てに確認用のメールが送付される。

Zaif
出典:Zaif

パスワードを設定する

次に、確認用のメールに記載されたURLにアクセスすると、次のようなパスワード設定画面が表示される。

ここで利用規約等の確認・同意とパスワードの設定をおこなうと、会員登録が完了する。

Zaif
出典:Zaif

個人情報を入力する

会員登録が完了すると、自動的に自身のアカウントにログインした状態になり、以下のような個人情報の入力画面が表示される。

指示に従いながら、名前や住所などの情報を入力していこう。

Zaif
出典:Zaif

本人確認をおこなう

最後に本人確認をおこなうのだが、Zaifでは以下の2種類から本人確認方法を選択することができる。

本人確認方法 確認完了までの時間 確認に必要な書類
オンライン 最短即日 1種類
郵送 数日 2種類

どちらを選んでも問題はないが、おすすめなは最短即日で手続きが完了するオンライン本人確認だ。

オンライン本人確認には、スマホのカメラ機能を利用する。パソコンから申し込みを進めていた場合は、表示されるQRコードをスマホで読み込むと、スマホ側で本人確認ページを起動させることが可能だ。

口座開設の申し込み手続きは以上で、あとは審査に問題がなければ、口座に投資資金を入金して取引を始めることができる。

口座開設の手数料は無料で、パソコンやスマホから簡単に申し込めるので、興味がある方はZaif公式サイトをチェックしてみてほしい。

Zaif(ザイフ)の評判/口コミまとめ

今回は仮想通貨取引所のZaifについて、メリット・デメリットや実際の評判などを解説した。

この記事のまとめ
  • Zaifは、CAICAグループに属する仮想通貨取引所
  • CAICAグループはZaif以外にも、仮想通貨関連のサービスを複数手がけている
  • Zaifでは、国内の他の仮想通貨取引所では売買できない銘柄を複数取り扱っている
  • 自動積立や自動売買といった独自のサービスも手がけている
  • オンライン本人確認を利用すれば、最短即日で口座開設が可能

Zaifは、フィスココインやコスプレトークンといった、国内の他の仮想通貨取引所にはない銘柄を数多く取り扱う仮想通貨取引所だ。

また、2022年6月からは、仮想通貨取引所としては珍しい自動売買サービスの提供も始めている。

こうしたユニークな取り扱い銘柄やサービスに興味がある方は、ぜひ一度Zaif公式サイトにアクセスして、詳細をチェックしてみるとよいだろう。

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