仮想通貨取引所のBINANCE(バイナンス)が発行する独自通貨BNB(バイナンスコイン)は、2024年12月現在、時価総額ランキング6位*となるなど、高い人気を誇っている仮想通貨(暗号資産)である。*時価総額ランキング 2024年12月2日時点、CoinMarketCap調べ
BNBはBINANCEの取引手数料を割引にするだけでなく、BINANCEのプラットフォーム内で基軸通貨として利用したり、商品やサービスの購入に使ったりすることもできる。
また、定期的にコインのバーン(焼却)が行われることにより、仮想通貨としての希少性も維持され、投資家から常にその動向が注目されている。
この記事では、BNBの特徴、将来性や直近の価格動向などについて詳しく解説する。
・BNBはBINANCE内で様々なサービスに利用できる
・BNBチェーンという独自のブロックチェーン上で動作
・コンセンサスアルゴリズムにProof of Staked Authority(PoSA)を採用
・2024年は最高値を更新し上昇傾向
・仮想通貨取引をはじめるなら、国内有名取引所のコインチェックを利用できる
さて、仮想通貨は今や新しい資産としての価値を持ち始めているが、「仮想通貨取引は難しそうだ」と思っている方もおられるだろう。
そんな方にはコインチェックがおすすめだ。初心者でも簡単に仮想通貨取引をはじめるためのツールが充実しており、様々な仮想通貨を自分の好きなタイミングで売買できる。
この機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)とは?
名称 | Binance Coin (BNB) |
ティッカーシンボル・通貨単位 | BNB |
ローンチ時期 | 2017年7月 |
発行上限 | なし |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Staked Authority(PoSA) |
価格* | ¥98,628.88 |
時価総額* | ¥14,203,944,174,955.16 |
時価総額ランキング* | 6位 |
取扱のある主な仮想通貨取引所 | Binance Japan bitbank |
BNB(バイナンスコイン)は、仮想通貨取引所のBINANCE(バイナンス)が発行する独自通貨で、2017年6月26日から7月3日までの間に行われたICO(Initial Coin Offering)を通じて発行された。
当初、BNBはイーサリアム(Ethereum)ネットワーク上で動作する「ERC-20」トークンとして発行され、総供給量は2億枚であった。
コンセンサスアルゴリズムにProof of Staked Authority(PoSA)を採用し、ネットワークのセキュリティとスケーラビリティを向上している。
また、BNBを定期的にバーン(焼却)することにより、価格の安定性を維持している。
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)の特徴
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)は、世界最大の仮想通貨取引所であるBINANCEが発行した独自の仮想通貨である。BNBはBINANCE内で様々なサービスに利用できるほか、トークンとして他のプラットフォームでも利用できる。
また、取引手数料の支払いに使用するだけでなく、IEO参加やDeFiプロジェクトへの投資、NFT取引などにも利用されている。
ここでは、そんなBNBの特徴について詳しく解説する。
ERC-20トークンとして発行
BNBは、2017年6月26日から7月3日までの間に行われたICO(Initial Coin Offering)を通じて発売された。
当初、BNBはイーサリアム(Ethereum)ネットワーク上で動作する「ERC-20」トークンとして発行され、1億コインのBNBがICOで供給された。
現在の総供給量は、定期的な焼却イベントとリアルタイムの焼却メカニズムにより低くなっている。
イーサリアムネットワークに基づいていたERC-20のBNBトークンは、後にBEP-2(Binance Chain Evolution Proposal 2)のBNBと交換された。2020年9月には、BNB Smart Chainを開始している。
独自のブロックチェーン上で動作
BNBの特徴の一つとして、BNBチェーンという独自のブロックチェーン上で動作していることが挙げられる。
BNBチェーンは、高速で安全な取引を実現するために開発されたブロックチェーンで、BNBはそのネイティブトークンとして機能している。
BNBは、バイナンスチェーン上で発行された他のトークンと交換したり、スマートコントラクトを実行したりする際に利用される。
また、BNBはバイナンスチェーンのガバナンスにも参加できるようになっており、BNBを保有することで投票権を得ることができる。
チェーンの多層化により拡張性を向上
BNBチェーンは、「BNBビーコンチェーン」と「BNBスマートチェーン」の二つの層から構成されている。BNBビーコンチェーンは、バイナンスチェーンのガバナンスやセキュリティを担当し、BNBのステーキングや投票を行うことができる。
BNBスマートチェーンは、EVM(Ethereum Virtual Machine)互換のコンセンサス層であり、複数のチェーンに対応するコンセンサスレイヤーとハブを提供する。
バイナンスチェーンはこの多層化により、イーサリアム上で動作するアプリケーションやコントラクトを簡単に移植することができる。
また、イーサリアムよりも低い手数料や高い処理速度を提供することもできるので、DeFi(分散型金融)やGameFi(ゲーム金融)などの分野において、BNBの需要や価値を高める要因となっている。
Proof of Staked Authority(PoSA)を採用
バイナンスチェーンは、コンセンサスアルゴリズムにProof of Staked Authority(PoSA)を採用している。
PoSAは、参加者が一定量の仮想通貨をステークし、そのステークの量に応じてブロック生成やトランザクションの承認権限を獲得する「Proof of Stake(PoS)」と参加者が自分の身元や信用をステークとして提供し、中央機関によって承認されたノードだけがブロックやトランザクションを承認できる「Proof of Authority(PoA)」という二つのコンセンサスアルゴリズムの組み合わせである。
これらの二つの仕組みを組み合わせることで、ネットワークのセキュリティとスケーラビリティを向上させるとともに、エネルギー効率や分散性を保つことを目指している。
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)の価格動向
仮想通貨BNBは、イーサリアムとバイナンススマートチェーンネットワークの両方で動作するトークンであり、実用性と利便性を兼ね備えている。ここからはそんなBNBの価格動向を解説する。
長期的な価格動向
これまでのBNB相場の全体像を把握するために、ローンチ時期の2017年から2024年12月現在までのBNBの価格推移をBNB/USDチャートで確認していこう。次のチャートは、2017年7月10日から2024年12月2日までの週足の値動きを示したものだ。
これまでのBNBの値動きを確認してみると、2017年7月から2020年までは40ドルを高値としてレンジ相場(赤色水平線)を形成していたが、2021年2月に入るとレンジをブレイクし、同年5月には一気に693.4ドルまで上昇した。
その後価格は押し目を形成し、2021年11月に再び高値を目指すが高値を更新することができなかった。これを受け価格は下落し始め、上昇トレンドが終了して、2023年後半まで下降トレンドを形成していた。
2023年後半からビットコイン含む仮想通貨市場全体の上昇に連動し、現在は2021年11月の過去最高値を挑戦中だ。
短期的な価格動向
次のチャートを見てほしい。このチャートは2023年10月から2024年12月2日時点の日足の値動きを示したものだ。
短期チャートで見ると、BNBは現在上昇トレンドの過程にあることが分かる。
2023年10月後半からの上昇は、ビットコイン現物ETF承認期待による上昇と言えるだろう。
仮想通貨市場全体での上昇に連動しているが、2023年12月はBNB単体での上昇も見られる。
2023年12月13日には、BNBチェーンが分散型データストレージGreenfieldのロードマップ発表したが、期待感からの上昇が見られた。
2024年3月からは高値圏で停滞していたが、6月には再度上昇し最高値を更新している。
今回の価格上昇は直接的なきっかけこそなかったが、何年も実施されてきたバーンやロックの恩恵からファンダメンタルズ的要素で買いが集中していると考えられている。
12月現在はレンジ相場を形成中だが、まだ高値圏で推移していると言えるだろう。
BNBをきっかけに仮想通貨に興味を持った方もおられるだろう。
日本最大級の仮想通貨取引所のコインチェックは、金融庁に登録済みの暗号資産交換業者であり 、日本暗号資産取引業協会にも加入している。また、セキュリティ対策やカスタマーサポートにも力を入れており 、安心して取引を始められる。
「どこではじめればいいかわからない。」という方はコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)の取引におすすめの取引所
次に、仮想通貨BNB(バイナンスコイン)を購入するのにおすすめな国内取引所を紹介していく。
各取引所の特徴を詳しく見ていこう。
Coincheck
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取り扱う仮想通貨 | 31種類 BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、 LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、 QTUM、BAT、IOST、ENJ SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、 LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、 AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC |
最小取引数量 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):500円相当額 現物取引(取引所):0.005 BTC以上、かつ500円(相当額)以上 |
取引手数料 (ビットコインの場合) |
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり 現物取引(取引所):無料 |
仮想通貨の送金手数料 (ビットコインの場合) |
0.0005~0.016 BTC |
その他のサービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス Coincheckアンケート 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判・口コミ |
Coincheckはマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、ビットコインをはじめとして31種類の仮想通貨を取り扱っている。
バイナンスコインの取り扱いはないが、海外取引所への送金やその他のアルトコインを取引する際に最適な取引所だ。
レバレッジ取引のサービスはなく、現物取引に特化しており、取引の形式は「取引所」と「販売所」の2種類がある。
これら2種類のうち、取引所を利用してビットコインを取引する場合は、取引手数料がかからないようになっているため、ビットコインをメインの取引対象とするのであれば、Coincheckがうってつけだ。
また、Coincheckはシンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2023年にかけて、ダウンロード数No.1を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
ダウンロードは無料でできるので、興味があるなら口座を開設する前に、口座開設の検討材料の1つとして取引アプリに触れてみてはいかがだろうか。
バイナンスジャパン
名称 | Binance Japan(Binance Japan Co., Ltd.) |
運営会社 | Binance Japan株式会社 |
サービス開始時期* | 2023年8月1日 |
提供する取引形式 | 取引所(現物取引)販売所(コンバート) |
取り扱う仮想通貨数* | 55種類 |
最小取引単位(ビットコインの場合)* | 0.0001BTC |
その他のサービス | 貸仮想通貨 NFTマーケットプレイスなど |
トラベルルールに伴い採用しているシステム* | グローバル・トラベル・ルール(Global Travel Rule:GTR) |
公式サイト | Binance Japan公式サイト |
バイナンスジャパンは、海外大手仮想通貨取引所バイナンスの日本法人だ。同社の提供するバイナンスコインも取り扱っている。
バイナンスジャパンでは、国内最多となる55種類もの豊富な通貨が取引可能だ。
VIPプログラムという独自のランク制度があり、日々の取引量とバイナンスコインの残高に応じて、取引手数料の割引や出金制限の緩和といった優遇が受けられる。
セキュリティ水準も優れており、世界的に評価された取引所のため、安心して利用できるだろう。
海外取引所を経由せずに直接バイナンスコインが入手できるので、気になる方はバイナンスジャパン公式サイトをチェックしてみてほしい。
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)の買い方
続いては、先ほど取り上げたコインチェックを例にして、BNBの購入方法を確認していこう。
- 国内仮想通貨取引所の口座を用意する
- 購入資金を国内取引所へ入金する
- 元手となるビットコインもしくは、イーサリアムを購入する
- 海外取引所に送金し、BNB(バイナンスコイン)を購入する
国内仮想通貨取引所の口座を用意する
まずはコインチェックの公式サイトにアクセスして、口座開設を申し込もう。
コインチェックの口座開設手順は以下の3ステップで、すべての手続きがオンライン上で完結する。
また、本人確認を「スマホでスピード本人確認」で行った場合は、最短1時間で取引を始めることができる。
- メールアドレスの登録
- 基本情報の入力
- 本人確認
なお口座開設の詳しい流れは、以下の記事において画像を交えながら解説しているので、コインチェックの利用を考えている方は、ぜひそちらも参考にしてみてほしい。
購入資金を国内取引所へ入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にBNBを購入するための資金を入金しよう。
コインチェックの場合、入金方法は銀行窓口やATMなどから振り込む「銀行振込」・「コンビニ入金」と、「クイック入金」の3種類がある。
自分が利用しやすい入金方法を利用して、購入資金を口座へ入金してみよう。
元手となるビットコインもしくは、イーサリアムを購入する
口座への入金が完了すると、いつでも取引を始めることができる。ビットコインに限らず仮想通貨は、他の金融商品と比べると、価格変動リスクが大きい。
そのため、軍資金を入金して取引を始める準備ができても、いきなり手を出すのではなく、まずは落ち着いて値動きを確認しよう。
BNBを購入する
値動きを確認して、取引のチャンスを見定めたら、いよいよビットコイン等を購入してみよう。
成行注文を利用する場合は、基本的には購入する数量を指定して、注文を出すだけでよい。
また成行注文以外に、指値注文や逆指値注文などの注文方法もそろっているので、それらを駆使してより有利な価格での購入を狙ってみるのもよいだろう。
購入後は、BNBの取扱いがある海外取引所やDEXに送金し、そこからBNB(バイナンスコイン)を簡単に購入することができる。
興味がある方は、ぜひこの機会にコインチェックの公式サイトにアクセスしてサービスの詳細を確かめてみよう
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)の将来性
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)は、世界最大の仮想通貨取引所であるBINANCEが発行した仮想通貨である。
BNBは仮想通貨市場においては、需給に左右されるものの、BINANCEプラットフォームの強固な基盤に支えられ、定期的なバーンにより価格の安定性を維持している。
時価総額ランキングでも常に上位に位置するBNBは、投資家からの期待も高く、その動向は常に注目されている。ここからは、そんなBNBの将来性について詳しく解説する。
多様な用途
BNBは、BINANCEのプラットフォーム内で様々なサービスを利用する際、優先権や参加権などのメリットを享受できる。
たとえば、IEO(Initial Exchange Offering)への参加権やコミュニティ投票権などがそれにあたる。
また、BNBはBINANCE以外の多くのプラットフォームやサービスでも決済手段として利用できる。これらのプラットフォームやサービスには、旅行予約サイトや金融サービス、NFTマーケットプレイスなどが含まれる。
このように、BNBは仮想通貨としての汎用性を高めることで、その価値を向上させている。
定期的なバーン(焼却)を実施
BNBは定期的にバーン(焼却)を実施している。バーンとは、発行済みのトークンを市場から回収し償却することで、永久に使用不可能にすることである。
これにより、トークンの供給量が減少し、インフレーションを抑制している。
BINANCEは毎四半期ごとにBNBをバーンし、最終的に総発行枚数の半分である1億枚まで減らすとしている。
仮想通貨取引における基軸通貨の機能を提供
BNBはBINANCEの取引所で多くの通貨ペアと取引でき、仮想通貨取引における基軸通貨としての機能を提供している。
また、BNBはBINANCE以外の多くの取引所でも取扱いがあり、他の仮想通貨と交換することができる。
さらに、BINANCEはBNBを保有するユーザーに対して定期的なキャンペーンや特典を提供することで、BNBの保有を促進している。
たとえば、仮想通貨の取引手数料を割引したり、BINANCEが提供するIEOプラットフォーム「バイナンス・ローンチパッド」でトークンセールに参加することなどがそれにあたる。
また、BNBは仮想通貨取引だけでなく、DeFiプロジェクトやNFTマーケットプレイスなど、多岐にわたる用途にも利用されているため、BNBの需要や価値が高まりやすく、流動性を向上させる可能性もある。
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)に関してよくある質問
- 仮想通貨BNB(バイナンスコイン)とはなんですか?
-
BNB(バイナンスコイン)とは、世界最大の仮想通貨取引所であるBINANCEが発行した独自の仮想通貨である。
BNBは、BINANCEのプラットフォーム内で基軸通貨として使用されたり、取引手数料の支払いや特典を受けるために使用される。
また、BNBはIEO(Initial Exchange Offering)への参加権やコミュニティ投票権にも利用されており、ユーザーに様々な恩恵をもたらしている。
- 仮想通貨BNBの買い方を教えてください。
-
残念ながら、仮想通貨BNBを取り扱っている国内取引所は少ない。
そのため、まずはコインチェックなどでビットコインやイーサリアムなどの元手となる仮想通貨を購入し、それをBNBの取扱がある海外取引所やDEXに送金して、購入するという流れが一般的だ。
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)のまとめ
仮想通貨BNB(バイナンスコイン)は、世界最大の仮想通貨取引所であるBINANCEが発行した独自の仮想通貨である。BNBチェーンという独自のブロックチェーン上で動作し、拡張性と流動性が高い。
また、BNBの保有者はBINANCEプラットフォーム内で様々なメリットを享受できる。さらに、BINANCE以外の多くのプラットフォームやサービスでも決済手段として利用できるため利便性も高い。
・BNBは世界最大の仮想通貨取引所であるBINANCEが発行した仮想通貨
・仮想通貨取引における基軸通貨としての機能を提供
・定期的にバーン(焼却)を実施しインフレを抑制
・仮想通貨取引をはじめるなら、国内大手取引所のコインチェックを利用できる
仮想通貨は価格変動が激しいことで知られている。そのため、タイミングを見極めて取引することが重要だ。国内大手取引所のコインチェックなら、アプリやサイトのデザインがシンプルで見やすく、操作性が高い取引ツールを提供している 。
また、取引手数料も無料で気軽に取引できるので、まだ口座をお持ちでないという方はこの機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。