【2024年】ビットコインの半減期はいつ?一覧や過去の価格動向を解説!

2024年初頭、米証券取引委員会(SEC)がビットコインETFを承認したことは記憶に新しいが、そんな中、2024年4月、ビットコインの価格に大きな影響を与える可能性を秘めた半減期を迎える。

ビットコインの半減期とは、ビットコインのマイニング報酬が半分になる現象のことである。この半減期はビットコインの供給量が減少することにより、一般的にビットコインの価格が上昇する傾向がある。

そのため、この半減期がビットコインの価格にどのような影響を及ぼすかに多くの人々が注目している。

この記事では、ビットコインの半減期について詳しく解説する。

この記事の要点
  • 2024年はビットコインの半減期の年であり、2024年4月20日に実施された
  • ビットコインの半減期によりビットコインの供給量が減少するため、価格に影響を与える可能性がある
  • マイニング報酬は、約4年(21万ブロック)ごとに半分に減少する
  • 仮想通貨(暗号資産)取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックが利用できる

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出典: コインチェック公式サイト

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目次

【話題】2024年4月20日にビットコイン半減期完了

2024年はビットコインの半減期の年であり、2024年4月20日頃に完了した。これにより、新たに供給されるビットコインの量が減少するため、価格に影響を与える可能性がある。

半減期に伴い、ビットコインの価格が注目される中、現在の価格動向について確認してみよう。次のチャートは2018年3月から半減期を迎えた2024年4月22日までのBTC/USDの月足のチャートである。

【話題】2024年4月20日にビットコイン半減期完了
出典 TradingView

これまでのビットコインの価格を振り返ってみると、2021年まで続いていた上昇トレンドが終了し、2023年前半まで下落傾向を続けていた。

しかし、2023年後半から上昇傾向に転じ、2024年4月22日現在、2021年に付けた高値を大きく更新して上昇しているのがわかる。

2023年に価格が底打ちしたビットコインは、2024年に入ると米国証券取引委員会 (SEC) がビットコイン ETF 取引を承認したことで、これまで仮想通貨に縁のなかった一般投資家にも注目される投資対象となった。

これを機に、価格はさらに勢いを増して上昇を続けている。そんな中、2024年4月20日にビットコインの半減期を迎たため、多くの人々がその動向を注視している。

なお、2024年4月22日時点では、目立った価格変動は起きていない。現在は中東情勢悪化に伴い金融市場がリスクオフになっている。

今後、半減期の動向がどう価格に影響するか注目していきたい。

ビットコインの半減期とは?

本記事の主人公であるビットコインの基本情報は以下の通りだ。

名称 Bitcoin
ティッカーシンボル・通貨単位 BTC
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work(PoW)
発行上限* 2100万BTC
価格* ¥10,029,684.97
時価総額* ¥197,488,324,282,947
時価総額ランキング* 1位
*2024年4月22日時点、CoinMarketCap調べ

ビットコインの半減期とは、ビットコインのマイニング報酬が半分になる現象のことである。ビットコインのマイニング報酬とは、ビットコインの取引を確認し、新たなブロックをブロックチェーンに追加する作業(マイニング)を行う人々(マイナー)に対する報酬のことである。

ビットコインのブロックチェーンは、約10分ごとに新しいブロックを生成しており、ブロック生成の報酬として、マイナーにビットコインが与えられる。

この報酬は、ビットコインが初めて発行された2009年から始まり、約4年(21万ブロック)ごとに半分に減少する。これは、ビットコインのインフレを防止するための仕組みで、ビットコインの供給量をコントロールするために行われる。

これによりマイナーの報酬は6.25BTCから3.125BTCに減少している。

ビットコインの半減期一覧

2024年はビットコインの半減期の年であり、その時期は2024年4月20日実施された。ここからは、過去のビットコインの半減期に関連するデータについて見ていこう。

ビットコイン半減期関連データ

第1回目のビットコインの半減期から第10回までの半減期について、各半減期の日付、その後のマイニング報酬、最高値、最安値のデータを次に示す。

回数 日付 半減期後のマイニング報酬 半減期後の最高値 半減期後の最安値
1回目 2012年11月28日 25BTC $1120 $12
2回目 2016年7月9日 12.5BTC $2856 $624
3回目 2020年5月11日 6.25BTC $58763 $9446
4回目 2024年4月20日 3.125BTC $65352 $63520
5回目 2028年頃 1.5625BTC
6回目 2032年頃 0.78125BTC
7回目 2036年頃 0.39065BTC
8回目 2040年頃 0.1953125BTC
9回目 2044年頃 0.09765625BTC
10回目 2048年頃 0.048828125BTC
ビットコインの半減期関連データ

第5回目以降の半減期の日付に関しては、ビットコインのブロック生成速度により日程が変化するため、正確な日程を予測することは困難である。そのため、半減期が発生する年のみの記載となっている。

また、第5回目以降の半減期の最高値と最安値に関しても、未来の出来事であるため、ここでは一律「-」と表記している。

詳細は後述するが、過去3回の半減期のデータを見てみると、半減期後の最安値と最高値に大きな開きがあることがわかる。これら過去の傾向を踏まえると、4回目の今回も同様のパターンとなる可能性が考えられる。

なお、4回目の半減期を迎えてからまだ日が浅く、大きな価格変動も起きていないので、今後の動向に注目だ。

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出典: コインチェック公式サイト

ビットコインの半減期がくるとどうなる? 過去の価格動向を解説

2024年はビットコインの半減期が完了し、マイナーの報酬が従来の6.25BTCから3.125BTCに減少している。ここからは、そんなビットコインの半減期の価格動向を過去の事例をもとに考察してみよう。

次のチャートは2011年8月から2024年4月までのBTC/USDの月足のチャートである。チャート内の1から3の数値は、1回目から3回目の半減期を表しており、さらに各半減期後12カ月間を範囲として区切っている。

このチャートを見ながら各半減期について詳しく見ていこう。

出典 TradingView

1回目 2012年の半減期

2012年11月28日、ビットコインのマイニング報酬が50BTCから25BTCに減少した。その後12ヶ月間(2013年11月28日まで)のビットコイン価格を見てみると、2012年11月の安値12ドルから2013年11月の高値1120ドルまで9233%上昇している。

安値12ドルは、当時のビットコインの認知度の低さを示している。しかし、その後の12カ月で驚異的に価格が上振れしている。

2回目 2016年の半減期

2016年7月9日、ビットコインのマイニング報酬が50BTCから25BTCに減少した。その後12ヶ月間(2017年7月9日まで)のビットコイン価格を見てみると、2016年7月の安値624ドルから2017年7月の高値2856ドルまで357%上昇している。

この頃からビットコインの半減期が、ビットコインの価格上昇に影響を与えるという認識が一般に広まった。このことが、価格の上昇に影響を与えた可能性がある。

3回目 2020年の半減期

2020年5月11日、ビットコインのマイニング報酬が50BTCから25BTCに減少した。その後12ヶ月間(2021年5月11日まで)のビットコイン価格を見てみると、2020年5月の安値9446ドルから2017年3月の高値58763ドルまで521%上昇している。

3回目の半減期後に大きく価格が上昇したことは、ビットコイン市場が供給の変化に対して敏感に反応していることを示している。また、ビットコインが投資対象として更なる発展を続けていることも伺える。

4回目 2024年の半減期

2024年4月20日頃、ビットコインのマイニング報酬が6.25BTCから3.125BTCに減少している。過去3回の半減期を見てみると、半減期後の12か月の間に価格が上向きに振れやすい傾向があることを示していることから、正確な上昇率を導くことはできないが、今回の半減期後も同様のケースとなる可能性がある。

ただし、過去3回の半減期後のパターンは過去のデータに基づいており、将来の価格動向を予測するものではない。価格は需給により決定されるが、そこにはさまざまな要因が存在することを認識する必要がある。

ビットコインの半減期に関するよくある質問

次のビットコインの半減期の日付はいつですか?

ビットコインのブロック生成速度により半減期の日程は変化する。そのため、正確な日程を予測することは困難である。なお、4回目の半減期は2024年4月20日に完了した。

ビットコインの半減期では価格は上がりますか?下がりますか?

過去3回の半減期を見てみると、半減期後の12か月の間に価格が上昇しやすい傾向がある。ただし、あくまで過去のデータに基づいており、将来の価格動向を予測するものではないことに注意が必要だ。

ビットコインの半減期のまとめ

2024年4月にビットコインが半減期を迎え、この半減期によりマイナーの報酬は従来の6.25BTCから3.125BTCに減少した今後12か月間は大きな価格変動が起こる可能性があるので注目していきたい。

ビットコインのマイニング報酬とは、ビットコインの取引を確認し、新たなブロックをブロックチェーンに追加する作業(マイニング)をおこなう人々(マイナー)に対する報酬のことである。

ビットコインの半減期を迎えるごとに、半減期の役割や意味が一般に大きく浸透し、ビットコイン市場が供給の変化に対して敏感に反応するようになっている。

過去の例を見てみると、今回の半減期も3回の半減期と同様のケースとなる可能性がある。過去3回のケースでは、半減期後の12か月の間に価格が上昇しやすい傾向がある

しかし、あくまで過去のデータに基づいており、将来の価格動向を予測するものではないことに注意が必要だ。

この記事のまとめ
  • ビットコインの半減期は、インフレを防止するための仕組みとして働く
  • 半減期の日程は、ビットコインのブロック生成速度により変化する
  • 過去3回の半減期は、半減期後の12か月の間に価格が上向きに振れやすい傾向がある
  • 仮想通貨を購入するなら、コインチェックを利用できる

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出典: コインチェック公式サイト

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