エンジンコイン(ENJ)とは?今後の価格や見通し・将来性を解説!

仮想通貨(暗号資産)業界やブロックチェーン業界で、ブロックチェーンゲームやNFTが2021年に一大ブームを巻き起こした。

こうした中でブロックチェーンゲームに関連する銘柄として注目が集まり、2021年に一時、年初来の上昇率が3,200%を超える大きな高騰を見せたのが、今回取り上げるエンジンコイン(ENJ)だ。

この記事では、そんなエンジンコインの特徴やこれまでの値動き、今後の見通しなどを解説していく。

この記事の要点
  • エンジンコインは、オンラインゲームのプラットフォーム「エンジンプラットフォーム」で使える仮想通貨
  • エンジンプラットフォームでは開発キットを使って、ブロックチェーンの知識がなくてもゲームの開発が可能
  • エンジンプラットフォーム内のNFTはすべて、エンジンコインが価値を裏付けしている
  • ブロックチェーンゲームやNFTブームの影響もあり、エンジンコインの価格は引き続き注目されている

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目次

エンジンコイン(ENJ)とは?

出典:Enjin公式サイト
名称エンジンコイン
ティッカーシンボルENJ
ローンチ時期2017年9月
価格*5.37
時価総額*¥10,573,907,965.33
FDV(完全希薄化後時価総額)*¥10,698,292,701.62
時価総額ランキング*322位
取り扱いがある主な仮想通貨取引所bitbank
*2026年6月22日時点、CoinMarketCap調べ

エンジンコイン(ENJ)は、イーサリアムなどのブロックチェーンを基盤にしたオンラインゲームの開発プラットフォーム、「エンジンプラットフォーム(Enjin Platform)」上で利用できる仮想通貨だ。

エンジンプラットフォームは、シンガポールに本拠地を置くブロックチェーンエコシステムの開発企業、Enjin Pte. Ltd.(以下、Enjin)が開発したもので、Microsoftやサムスンなどの大手企業も利用している。

この会社は2009年にクリエイティブディレクターであるCEOのMaxim BlagocとCTOのWitek Radomskiによって創業され、2017年にICOを実施し1890万ドル(約24億円)を調達し、本格的に2018年からEnjinはスタートした。

時価総額ランキングは本記事更新時点(2026年6月)で322位*にランクインしている。*2026年6月22日時点、CoinMarketCap調べ

メタバース領域にも参入しており、MANA、AXS、SANDと言ったメタバース銘柄とよく比較される通貨でもあるため、その領域の通貨に興味がある投資家にとっては重要な通貨と言えるだろう。

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エンジンコイン(ENJ)の特徴

エンジンプラットフォーム、およびその中で利用できるエンジンコインには、主に次のような特徴がある。

エンジンプラットフォーム・エンジンコインの主な特徴
  • ブロックチェーンゲームの開発プラットフォームである
  • 複数のブロックチェーン上で稼働している
  • エンジンコインがトークンの価値を裏付けている

ブロックチェーンゲームの開発プラットフォームである

前述のとおり、エンジンプラットフォームはオンラインゲーム(ブロックチェーンゲーム)の開発ができるプラットフォームだ。

運営元であるEnjinからゲーム開発のためのSDK(ソフトウェア開発キット)が提供されており、エンジニアはブロックチェーンの専門知識がなくてもゲームの開発が可能になっている。

エンジンプラットフォームを基盤にしたプロダクトは、エンジンの公式サイトで確認することができる。

仮想通貨ENJ02
出典:Enjin公式サイト

エンジンプラットフォームの開発ツールはNFTの作成もできるようになっているため、ゲーム内のアイテムなどがNFT化されるのはもちろん、その機能がNFTコレクションなどに用いられるケースもある。

また、各ゲームやコレクションのNFTは、NFTマーケットプレイスの「EnjinX(エンジンエックス)」で、エンジンコインを決済通貨として活発に取引されている。

出典:Enjin公式サイト

複数のブロックチェーン上で稼働している

エンジンプラットフォームとエンジンコインは、もともとはイーサリアムを基盤にして開発されたものだ。

しかし、イーサリアムだけでなく、Enjin Pte.Ltd.が独自に開発した「JumpNet」と「Efinity」というブロックチェーン上でも稼働している。

仮想通貨ENJ04
出典:Enjin公式サイト

JumpNetはイーサリアムと互換性を持つブロックチェーンで、NFTの発行にネットワーク手数料(ガス代)がかからないという強みがある。

一方、Efinityはポルカドットのパラチェーンの1つで、イーサリアムに限らず、他のブロックチェーンとの相互運用性を有している。

なお、ポルカドットのパラチェーンがどういったものなのかは以下の記事で解説しているので、興味のある方は参考にしてほしい。

エンジンコインがトークンの価値を裏付けている

エンジンのエコシステム上のNFTは、いずれもERC-1155という規格で作成されており、そのNFTの裏付けにエンジンコインを用いる仕様が採り入れられている。

裏付けに用いられたエンジンコインは市場の流通から姿を消すため、ERC-1155規格のNFTが増えればその分、エンジンコインの希少価値も増していく。

また、NFTは「メルティング(融解)」によって消滅させることも可能で、その場合はNFTを完全に失う代わりに、価値の裏付けとなっていたエンジンコインを手に入れることができる。

NFTはマーケットで活発に取引されているものの、自身の保有するNFTが必ず売れるとは限らない。

しかし、ERC-1155規格のNFTであれば、NFTが売れない場合はメルティングをおこなうことで、必ず現金化(NFT→エンジンコイン→日本円)できるということだ。

このブロックチェーンベースのトークンとNFTを利用することでマインクラフトと言った大規模ブランドとのコラボを可能にした。

エンジンコイン(ENJ)の価格動向

ここで、エンジンコインのこれまでの価格の推移を確認しておこう。

過去の価格動向

まず、本記事更新時点(2026年6月)から長期的な値動きを、ENJ/USD(エンジンコイン/米ドル)のチャートで振り返ってみよう。

過去の価格動向
出典:TradingView

2017年9月に誕生したエンジンコインは、2017年末から2018年初頭にかけての、いわゆる“ビットコインバブル”で一時的に高騰。

その後はバブル期につけた高値を更新できずにしばらく停滞していたが、2021年になると様子が一変し、高値を大幅に更新する高騰をみせている。

この高騰は、コロナ禍で主要各国が経済活動を支えるための大規模な金融緩和をおこない、“金余り相場(過剰流動性相場)”が仮想通貨市場にも波及したことが主な要因だが、エンジンコインの場合はブロックチェーンゲームとNFTのブームも大きく影響している。

次のチャートは、同時期のENJ/USDチャートとBTC/USD(ビットコイン/米ドル)の値動きの変動幅を、ENJが誕生した2017年9月を起点にして比較したものだ。

仮想通貨ENJ06
出典:TradingView

ビットコインも2021年に、ビットコインバブルの時の高値を大幅に更新する上昇を見せたが、エンジンコインの上昇率はビットコインを遥かに凌駕していて、この差はブロックチェーンゲームとNFTブームの影響であることが容易に推測できる。

しかし、新型コロナの感染拡大が終息したことによる経済活動の正常化で世界的にインフレが起き、各国の金融政策が引き締めの方向に転換したことが仮想通貨市場からの資金流出を促した結果、2021末頃からは主要な銘柄が軒並み急落し、エンジンコインも高値から大きく値を崩した。

直近の価格動向

次に、直近の短期的な値動きも見てみよう。

直近の価格動向
Trading View

2023年の後半から上昇トレンドが見られる。2023年10月からビットコインの現物ETF承認期待が高まったことで、仮想通貨市場全体での上昇に連動した形だ。

しかし、本承認となった2024年1月からは仮想通貨全体で高値からの反発を見せており、エンジンコインも同様に連動している。一連の価格動向は仮想通貨市場での影響を受けており、エンジンコイン単体での動きが見られていない。

以下は、2024年11月~2026年6月現在に絞ったチャートだ。

直近の価格動向
出典 Tradingview

2024年11月には仮想通貨に友好的な姿勢を示すドナルド・トランプ氏が米大統領選に勝利した影響もあり市場全体が上昇傾向だが、ENJ単体でも上昇を見せていた。

現在は下落し0.0033ドルで推移している。

2026年4月には一時的に上昇する場面も見られたが、あくまでも一時的な動きで、現在はすでに反発している。

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2026年のエンジンコインの価格予想は?

次にエンジンコインの2026年の価格予想の情報についてまとめていこう。

2026年6月時点での価格は約5.4円となっており、2021年に480円以上の価格に到達したことを踏まえると大きく下がっているということがわかる。

ピークを参考にすると今の価格は過少評価されていると捉えることも可能だ。

仮想通貨の価格情報をまとめているCoinmarketcapによると、多くの仮想通貨の専門家はエンジンコインの価格は将来的に20ドル(約2600円)を超えると予想しているとまとめている。

つまり、エンジンコインの独自のメリットを考慮した将来的なポテンシャルは非常に高いと言えるだろう。

今までもビットコインの価格に比例した影響を受けてきた過去を考えると、ビットコインが大きく上昇することがあれば、今までのピークの価格に迫る上昇を見えることは十分に考えられるだろう。

エンジンコイン(ENJ)の今後の見通し・将来性

エンジンプラットフォームとエンジンコインの将来性について考察してみたい。

今後、プラットフォームのゲームタイトルが成長するにつれてエンジンプラットフォームも注目され、その通貨であるエンジンコインの取引量も増えていく可能性は十分に考えられるだろう。

既に多くのファンを獲得している現状と言えるが、それを踏まえて今後の将来性について解説していこう。

エンジンプラットフォーム・エンジンコインの今後に関わる重要なポイント
  • メタバース領域でのエコシステムの構築・拡大を目指している
  • 企業との提携が増えている
  • ゲーム以外のカテゴリーへの技術転用が期待できる

メタバース領域でのエコシステムの構築・拡大を目指している

現在、ブロックチェーン業界・仮想通貨業界でもっとも注目度の高いカテゴリーの1つと言えるのがメタバースだが、Enjinもメタバース領域でのエコシステムの構築に力を注いでいる。

Enjinは2021年11月に1億ドル規模のファンド「Efinityメタバースファンド」を立ち上げ、Enjinの技術を採用してメタバースを舞台にしたプロダクトの開発を目指すパートナー企業を、資金調達の段階からサポートしている。

注目度が高いカテゴリーだけに需要を獲得する競争も熾烈だが、メタバースで確固たる地位を築くことができれば、エンジンコインの価格にも良い影響がもたらされるだろう。

2022年3月にはポルカドット上にメタバースプラットフォーム「Efinity」をパラチェーンの1つとして開設しており、彼らはメタバース領域でもプレゼントを発揮しようとしていることは間違いない。

この取り組みによって将来的には多くのブロックチェーンゲームがEfinity上で構築され、新しいアプリケーションが生まれる可能性がある。

企業との提携が増えている

Enjinの提携先と言えば、2019年に提携したMicrosoftやサムスンが有名だが、Enjinはそれ以外にも、大小さまざまな企業との提携をおこなっている。

例えば、2021年7月にはメタバースの分野で急成長している韓国企業のDvision Networkと提携したほか、2022年7月には日本のゲーム開発企業、スクエア・エニックスとも提携している。

こうした提携に関する話題は仮想通貨市場でポジティブに受け取られるケースが多く、今後も大手企業との提携が増えていけば、それがエンジンコインの価格を押し上げるきっかけになるかもしれない。

ゲーム以外のカテゴリーへの技術転用が期待できる

Enjinの活躍の場は、ブロックチェーンゲームの分野にとどまらない。

Enjinは2021年2月にデジタル投資プラットフォームを手がける香港のLABSグループと提携して、不動産の所有権をNFTによって小口化する仕組みを開発すると発表した。

NFTを用いて権利を小口化することで、一般的な個人投資家も不動産投資へ気軽に参入できるようになることが期待されている。

このように、Enjinの技術やエンジンコインのユースケースがより幅広いカテゴリーへと広がっていけば、エンジンコインへの注目度は今よりも高まっていく可能性がある。

エンジンコイン(ENJ)に関してよくある質問

ここではエンジンコインに関してよくある質問を取り上げて解説する。

エンジンコイン(ENJ)に関してよくある質問
  • エンジンコイン(ENJ)はいつ買うべきですか?
  • エンジンコイン(ENJ)の価格は今後の上がりますか?
エンジンコイン(ENJ)はいつ買うべきですか?

エンジンコインの買い時は、エンジンコインが利用されているプロジェクトに進展があった時だと言える。

前述の通り、エンジンコインはブロックチェーンゲームやNFTゲームに参画したり、企業連携が行われたりしている。

価格こそ下降トレンドではあるものの、過去の価格動向を見ると、今後の展開次第では大きな上昇を見せるかもしれない。

最新情報をキャッチアップしておくと良いだろう。

エンジンコイン(ENJ)の価格は今後も上がりますか?

上がる可能性はある。関連プロジェクトの進行具合や新たな分野で使われることがあれば、今後の価格上昇に大きな影響を与えることも考えられるだろう。

エンジンコイン(ENJ)の予想まとめ

今回は、エンジンコインの特徴や、今後の見通しなどを解説した。

この記事のまとめ
  • エンジンコインは、オンラインゲームのプラットフォーム「エンジンプラットフォーム」で使える仮想通貨
  • エンジンプラットフォームは、イーサリアムを含む3つのブロックチェーン上で稼働している
  • エンジンコインはERC-1155規格のNFTで、価値の裏付けに用いられている
  • ブロックチェーンゲームのブームも後押しになり、現在も注目されている。

エンジンコインは、ブロックチェーンゲームのプラットフォーム「エンジンプラットフォーム」で利用できる仮想通貨で、2021年にはブロックチェーンゲームやNFTブームの影響も後押しとなって高騰した。

2021年末ごろからは下落基調へと転じているが、ブロックチェーンゲームはこれからの発展が見込まれるジャンルで、関わりが深いエンジンコインの将来性にも期待はできると考えられる。将来的な上昇を見通すなら、一時期よりも大きく価格が下落しているこのタイミングで、エンジンコインへの投資を検討してみてもおもしろいかもしれない。

エンジンコインを通じて仮想通貨取引に興味を持った方も多いだろう。

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