仮想通貨SUI(スイ)とは?特徴や価格動向、将来性を徹底解説!

仮想通貨(暗号資産)SUIは、レイヤー1(基盤層)のブロックチェーンとスマートコントラクトプラットフォームのネイティブトークンである。

SUIは、デジタル資産の所有を迅速、安全に行い、かつアクセスも可能にすることを目的としたブロックチェーンプラットフォームである。

SUIという名前は、水を表す日本語の言葉に由来しており、低コストで高速な処理を提供し、様々なアプリケーション開発に対応する。

また、ブロックチェーンの進化と、クリエイターや開発者にとってユーザーフレンドリーな体験を実現することを目指している。

この記事では、SUIの特徴、最新の価格動向、将来性などについて詳しく解説する。

この記事の要点
  • 仮想通貨SUIは、レイヤー1(基盤層)のブロックチェーンネットワークのネイティブトークンである
  • SUIは、デジタル資産の所有を迅速、安全に行い、かつアクセスも可能にすることを目的としている
  • SUIは、プログラミング言語にSui Moveを採用している
  • ローンチから1年足らずでDeFiのTVLトップ10入りを果たす
  • 仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のコインチェックが利用できる

「仮想通貨に興味があるけど、どこで始めればいいかわからない」という方もいるだろう。国内仮想通貨取引所のコインチェックは、仮想通貨の初心者でも簡単に取引できる環境を提供している。

コインチェックの公式サイト
出典 コインチェックの公式サイト

「どこで始めればいいかわからない」という方はコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。

目次

仮想通貨SUIとは?

名称 SUI
ティッカーシンボル・通貨単位 SUI
ブロックチェーン SUI
コンセンサスアルゴリズム Proof-of-Stake(PoS)
発行上限* 100億SUI
価格* ¥167.20
時価総額* ¥391,027,578,996
時価総額ランキング* 46位
取扱のある主な仮想通貨取引所 Coinbase
OKX
OKCoin Japan
公式サイト 仮想通貨SUI公式サイト
*2024年5月8日時点、CoinMarketCap調べ

仮想通貨SUIは、レイヤー1(基盤層)のブロックチェーンネットワークのネイティブトークンである。SUIは、デジタル資産の所有を迅速、安全に行い、かつアクセスも可能にすることを目的としたブロックチェーンネットワークである。

DeFi(分散型金融)やGameFiと呼ばれる、インターネット上で金融やゲームを楽しむことができるサービスに適したプラットフォームとして機能する。

また、SUIは「Sui Move」という独自のプログラミング言語で開発されている。SUIのコンセンサスアルゴリズムは、プルーフオブステーク (PoS)である。

SUIの価格は、2024年5月8日現在、約167円であり、時価総額は約3,900億円である。時価総額ランキングでは、46位に位置している。

仮想通貨SUIの特徴

仮想通貨SUIは低コストで高速な処理を提供し、様々なアプリケーション開発に対応する。ここからは、そんなSUIの特徴について詳しく見ていこう。

SUIには、主に次のような特徴がある。

仮想通貨SUIの特徴
  • プログラム言語にSui Moveを採用
  • オブジェクト指向である

プログラム言語にSui Moveを採用

SUIは、Sui Moveというプログラミング言語で開発されている。Sui Moveは、デジタル資産の所有権と操作を明確に定義することができるため、安全性と信頼性が他のプログラミング言語に比べ高いと言える。

他のプログラミング言語は、そのような機能を持たないか、あっても限定的である場合がある。たとえば、Solidityは、デジタル資産を表すためにERC-20などの規格を用いるが、それらはSui Moveのオブジェクトほど柔軟ではない。

Sui Moveは資産の重複や消失を防ぐために、参照透過性とリニア型を採用している。参照透過性とは、プログラムの実行結果が、プログラムの入力にのみ依存するという性質であり、これによりデジタル資産の一貫性が保たれる。

リニア型とは、オブジェクトが一度に一つの場所にしか存在できないという性質で、これによりデジタル資産の正確性が保たれる。総じて、Sui Moveは他のプログラミング言語に比べ、ブロックチェーン上で動くプログラムを作るために、より適した言語としての特徴を備えている。

オブジェクト指向である

SUIは、ブロックチェーンの基本単位としてオブジェクトという概念を使っている。オブジェクト化することにより、現実世界の物事や概念をコードで表現することができる。

それぞれのオブジェクトはデータと操作性を兼ね備えており、スマートコントラクトによって管理される。

SUIでは、同時に発生するトランザクションを分割して別々のバリデーター(取引を承認する人)に割り当て、トランザクションを並列に実行する。これにより、一度に多くのトランザクションを高速に処理できる。

仮想通貨SUIの価格動向

ここからは仮想通貨SUIの価格動向を見ていこう。以下に示すのは、2023年5月8日から2024年5月8日までのSUI/USDチャートだ。

仮想通貨SUIの価格動向
出典 TradingView

仮想通貨SUIの価格は、2023年10月中旬まで下落傾向にあったが、10月中旬を境に上昇傾向に転じており、2024年5月現在、約1.0800ドル前後で推移している。

2024年1月に入っても上昇傾向は続いており、一時は1.4496ドルで抑えられていた高値を上抜く場面もあった。現在は上昇後の調整に入っていると捉えられるが、今後押し目をつけて上昇できるかが重要になってくるだろう。

2023年は、ビットコインをはじめとするメジャーコインが仮想通貨市場をリードする形で市場価値を大きく底上げした。

2024年1月には、アメリカの証券取引委員会(SEC)がビットコインスポットETFを承認したことにより、仮想通貨は資産として世界中から注目を集めている。

仮想通貨業界の強い上昇相場が続く中で、SDeFiセクターにおけるSui Networkの影響力が拡大していることも上昇の背景にある。

2023年5月にメインネットがローンチされたにも関わらず、2024年1月末で既にDeFiのTVLトップ10入りを果たしており、DeFi市場での躍進が目立っている。

Suiエコシステム内のアプリケーションは急速に拡大しており、リキッドステーキング、DEXなどの豊富なサービスを展開してることが評価された形だ。

SUIは国内仮想通貨取引所での取扱いが少ないため、まず国内の取引所で元手となる仮想通貨を購入し、海外の取引所で購入するという流れが一般的だ。

元手となる仮想通貨の購入は、セキュリティやサポートに定評があるコインチェックが利用できる。

コインチェックの公式サイト
出典 コインチェックの公式サイト

まだ口座をお持ちでないという方は、この機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。

仮想通貨SUIの将来性

仮想通貨SUIのSUIという名前は、日本語の水に由来しており、日本人にとって親しみやすいネーミングの仮想通貨である。ここからは、そんなSUIの将来性を考察してみよう。

仮想通貨SUIの将来性
  • DeFi市場の牽引
  • 元Meta社員が開発
  • Web3ゲーム対応ポータブルゲーム
  • 強力なパートナーシップ
  • 水平スケーリング

DeFi市場の牽引

価格動向でも紹介したように、2023年後半からの上昇はSUIのDeFi市場での好調さが影響している。ローンチからわずか1年足らずでTVLトップ10入りを果たすなど、脅威的な躍進ぶりだ。

ネットワーク上の預かり資産は4億3,000万ドル(635億円)を超えており、2024年1月末から過去4ヶ月で1000%近く増加している。

期待が高まった要因は、初期ユーザーへのインセンティブ提供やエアドロップに対する期待感とされている。

Suiエコシステムでは、SUIトークンのステーキングによりポイントを貯める事で、各プロジェクトのネイティブトークンを獲得する事が可能だ。

SUIがDeFi市場で今まで以上に存在感を示す躍進を続ければ、今後のSUIトークン価格にも追い風となるだろう。

元Meta社員が開発

SUIの開発チームは、Facebookで有名なMetaの元社員5名で構成されている。彼らはMeta社のブロックチェーン開発部門Diemでブロックチェーンの研究やMoveというプログラミング言語の開発を行っていた経歴を持っている。

彼らはSUIを「Web3の利点をWeb2の簡単さで提供する」というビジョンのもとに「Mysten Labs」を設立している。

ブロックチェーンはもちろん、仮想通貨やスマートコントラクトに関する高度な知識や技術を持ったSUIの開発チームは、ビジョンを実現するためにSUIの機能性やセキュリティの向上に努めている。

Web3ゲーム対応ポータブルゲームの開発

Suiブロックチェーンを開発するMystenラボは、2024年4月10日にWeb3ゲーム対応ポータブルゲームを発表した。

ポータブルゲーム機SuiPlay0x1
ゲームスタートアップPlaytron社製のハードウェアが採用されているポータブルゲーム。

SuiPlay0x1では、デバイス自体に依存しないゲームOSをもとに、Web2とWeb3ゲームの両方がプレイできる。現在はオンライン上で「ウェイティングリスト」への登録が開始されている。

実際の発売は2025年になる予定だが、SuiPlay0x1はSui統合ゲームとしてWeb3.0ゲームの業界を牽引する存在になると期待されている。

強力なパートナーシップ

SUIは、Tencent Cloud(テンセントクラウド)やAlibaba Cloud(アリババクラウド)などの大手企業とパートナーシップを結んでいる。

これらのパートナーシップは、SUIの技術やビジョンに対する信頼を高めることができる。また、パートナー企業のノウハウやリソースを活用することで、SUIのプラットフォームの安全性や品質を向上させることが期待できる。

さらに、これらのパートナーシップを通じて、SUIはネットワーク規模や影響力を拡大させることが可能だ。

SUIが可能性を広げ、革新性を発揮することで、新たな市場や分野へ進出することも期待できる。

水平スケーリング

SUIでは、バリデーターは水平スケーリングと呼ばれる方法でトランザクションを効率的に処理している。

水平スケーリングとは、システムの能力を向上するために、同じ種類の機器(コンピュータ)やグループを追加することである。これにより処理速度を向上させることができる。

SUIは取引を高速に処理するために、分散型シャーディングを採用している。シャーディングとは、取引を小さなシャード(グループ)に分割することである。

各シャードは複数のバリデーターに割り当てられ、バリデーターは自分のシャードに属する取引を検証し、承認する。これにより、一度に多くのトランザクションを素早く処理できるこれはスケーラビリティの向上につながるため、他のブロックチェーンに比べて優位性がある。

仮想通貨SUIの買い方/購入方法

それでは次に、SUIの購入方法を紹介しておこう。

残念ながら、仮想通貨SUIは国内取引所で扱っている所が少ない。そのため、以下では海外取引所を経由して入手する方法について解説していく。

仮想通貨SUIの購入方法
  1. 国内取引所で口座を開設する
  2. 国内取引所で元手となる仮想通貨を用意する
  3. 海外取引所で購入、もしくはDEXでスワップ(交換)する

国内取引所で口座を開設する

海外の取引所は日本円での取引に対応しておらず、仮想通貨を元手として取引することになる。

したがってまずは、海外取引所での取引の元手となる仮想通貨を調達するために、国内取引所の口座を用意しよう。

取引での利用を目的として仮想通貨を購入するなら、500円という少額から仮想通貨を購入できるコインチェックが最適だ

coincheckの公式サイト
コインチェック

コインチェックでの口座開設の手順は以下のとおりで、無料で口座をつくることができる。

コインチェックの口座開設方法
  1. アカウントを開設する(メールアドレスの登録)
  2. 本人情報を登録する
  3. 本人確認資料を提出する

まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にコインチェックの利用を検討してみてはいかがだろうか。

購入資金を国内取引所へ入金する

口座開設が完了したら、次はその口座にSUIを購入するための資金を入金しよう。

コインチェックの場合、入金方法は銀行窓口やATMなどから振り込む「銀行振込」・「コンビニ入金」と、「クイック入金」の3種類がある。

自分が利用しやすい入金方法を利用して、購入資金を口座へ入金してみよう。

元手となるビットコインやイーサリアムを購入する

口座への入金が完了すると、いつでも取引を始めることができる。ビットコインに限らず仮想通貨は、他の金融商品と比べると、価格変動リスクが大きい。

そのため、軍資金を入金して取引を始める準備ができても、いきなり手を出すのではなく、まずは落ち着いて値動きを確認しよう。

SUIを購入する

値動きを確認して、取引のチャンスを見定めたら、いよいよビットコイン等を購入してみよう。

成行注文を利用する場合は、基本的には購入する数量を指定して、注文を出すだけでよい。

また成行注文以外に、指値注文や逆指値注文などの注文方法も揃っているので、それらを駆使してより有利な価格での購入を狙ってみるのもよいだろう。

購入後は海外取引所に送金し、そこからSUIを簡単に購入することができる。

SUIを扱っている主な海外取引所
  • OKX
  • BYBIT
  • KUCOIN
  • MEXC
    など

※海外の取引所は日本の金融庁から認可を受けていないため、利用する際は自己責任で行う必要があります。

海外取引所の多くでは、SUI/USDTとUSDT(テザー)建てで入手できるようになっているので、ビットコインやイーサリアムの送金後にまずUSDTに交換しておくと良いだろう。

USDTの入手後に、SUI/USDTで数量を指定し買い注文を出せば購入完了となる。

興味がある方は、ぜひこの機会にコインチェックの公式サイトにアクセスしてサービスの詳細を確かめてみよう。

仮想通貨SUIの注意点/リスク

SUIは「Web3の利点をWeb2の簡単さで提供する」というビジョンを掲げている。ここからは、そんなSUIの注意点やリスクについて詳しく解説する。

韓国の規制当局から供給量に関する操作の疑いで調査を受けた

2023年10月にSUI財団は、韓国の規制当局から調査を受けていた。

SUIの供給量に関する操作の疑いがかけられた事による調査である。これに対してSUI財団は操作の疑いを真っ向から否定していた。

SUI財団の主張
当初の計画以来、SUIの売却は一切行っていないと主張。トークンリリーススケジュールが非公開であったことから、潜在的な売却を意図していたとの憶測が流れたが、財団はその当時の売却に関しても真向から否定した。

本騒動時には、SUIトークンの価格動向にも影響を与え、一時的に下落する場面もあった。騒動は鎮火したと見られているが、今後市場にクリーンなイメージを定着させられるかは、将来性を占ううえで重要になってくるだろう。

ガス代以外のコスト負担がある

SUIのユーザーは、トランザクション処理のために「ガス代」と「ストレージ料金」を支払う必要がある。ストレージ料金とは、取引に関連するデータの保存にかかるコストである。

このようにSUIは、他の多くの仮想通貨とは違い、ガス料金とストレージ料金という二種類の手数料を設定していることが特徴的である。

たとえば、ビットコインやイーサリアムをはじめとする多くの仮想通貨は、取引の際、ガス代のみを手数料として徴収している。

二種類の手数料を徴収されるということは、文字通り、ユーザーにとって手数料が高くなる可能性があることを示している。特に、ストレージ料金はデータの量に応じて変動するので、予測が困難である。

ガス代とストレージ料金の両方を支払う必要があるので、SUIのユーザーは、他の仮想通貨のユーザーよりも多くのコストを負担することになる可能性がある。

メインネットがローンチされて間もない

SUIの公式発表によると、SUIのメインネットは2023年5月3日にローンチされている。

📣We’re excited to share that Mainnet will officially launch on May 3, 2023!

引用元:Sui公式X(旧Twitter)

SUIのメインネットは、実際に取引を処理する際に重要な役割を果たすネットワークであるが、ローンチされて間もないため、将来的に想定外の出来事が起こる可能性がある。

たとえば、ユーザー数増加によりネットワークが混雑する、あるいはセキュリティの脆弱性が見つかるなどの問題に直面する可能性がある。

また、開発中に発見されなかった不具合が見つかるケースもある。そのため、メインネットのローンチ後も、コードの品質を確保するためにセキュリティ監査やテストを継続的に行う必要がある。

SUIに投資する際は、これらのリスクを考慮して投資を検討してほしい。

仮想通貨SUIに関するよくある質問

仮想通貨SUIとは何ですか?

仮想通貨SUIは、レイヤー1(基盤層)のブロックチェーンネットワークのネイティブトークンである。

Sui Moveという独自のプログラミング言語で開発され、低コストで高速な処理を提供し、様々なアプリケーション開発に対応する。

仮想通貨SUIはどこで買えますか?

現状、国内の仮想通貨取引所において、SUIを取引できる取引所は非常に少ない。国内でSuiを購入するには、OKCoin Japanなどの限られた取引所が利用できる。

海外の取引所であれば、Coinbase、OKX、Gate.ioなどで購入することが可能だ。

仮想通貨SUIのまとめ

SUIは、ブロックチェーンの基本単位としてオブジェクトという概念を使っている。オブジェクト化することにより、現実世界の物事や概念をコードで表現することができる。

SUIの開発チームは、Facebookで有名なMetaの元社員5名で構成されている。彼らはMeta社のブロックチェーン開発部門Diemでブロックチェーンの研究やMoveというプログラミング言語の開発を行っていた経歴を持っている。

SUIは、Tencent Cloud(テンセントクラウド)やAlibaba Cloud(アリババクラウド)などの大手企業とパートナーシップを結んでいる。

SUIでは、バリデーターは水平スケーリングと呼ばれる方法でトランザクションを効率的に処理している。

この記事のまとめ
  • SUIは、DeFi(分散型金融)やGameFiサービスの提供に適したプラットフォームである
  • Sui Moveは他のプログラミング言語に比べ処理速度において優位性がある
  • SUIはガス料金とストレージ料金という二種類の手数料を設定している
  • ローンチから1年足らずでDeFiのTVLトップ10入りを果たす
  • 仮想通貨を購入するなら、コインチェックを利用できる

さて、暗号資産の取引所を選ぶ際、重要なことは信頼性の高さだ。大手仮想通貨取引所のコインチェックは、金融庁に登録済みの暗号資産交換業者であり 、日本暗号資産取引業協会にも加入している 。

コインチェック公式サイト
出典 コインチェックの公式サイト

まだ取引所の口座を持っていないという方は、この機会にコインチェックの公式サイトをチェックしてみてほしい。

  • URLをコピーしました!
目次