仮想通貨SUI(スイ)とは?特徴や価格動向、将来性を徹底解説!

仮想通貨(暗号資産)SUIは、レイヤー1(基盤層)のブロックチェーンとスマートコントラクトプラットフォームのネイティブトークンである。

SUIは、デジタル資産の所有を迅速、安全に行い、かつアクセスも可能にすることを目的としたブロックチェーンプラットフォームである。

SUIという名前は、水を表す日本語の言葉に由来しており、低コストで高速な処理を提供し、様々なアプリケーション開発に対応する。

また、ブロックチェーンの進化と、クリエイターや開発者にとってユーザーフレンドリーな体験を実現することを目指している。

この記事では、SUIの特徴、最新の価格動向、将来性などについて詳しく解説する。

この記事の要点
  • 仮想通貨SUIは、レイヤー1(基盤層)のブロックチェーンネットワークのネイティブトークンである
  • SUIは、デジタル資産の所有を迅速、安全に行い、かつアクセスも可能にすることを目的としている
  • SUIは、プログラミング言語にSui Moveを採用している
  • ローンチから1年足らずでDeFiのTVLトップ10入りを果たす
  • 仮想通貨取引を始めるなら、国内大手取引所のbitbankが利用できる

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目次

【リアルタイム】SUIの現在の価格動向

2024年12月時点のSUIの価格動向は以下のようになっている。

後ほど詳しく解説するが、SUIは2023年5月に行われたIEOの後、最高値の25%程度までの下落を経験したが、その後堅調に価格を伸ばしいてき、数度のATH(史上最高値)を経験している。

2024年12月現在は、アメリカ大統領選挙において、仮想通貨に友好的な反応を示すドナルド・トランプ氏が当選したことを追い風にATHを更新し、今度どこまで価格を伸ばせるのか注目が集まっている。

現在は市場全体が米FOMCの影響で下落しており647円台を推移している。今後の動向から目が離せない。

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仮想通貨SUIとは?

名称 SUI
ティッカーシンボル・通貨単位 SUI
ブロックチェーン SUI
コンセンサスアルゴリズム Proof-of-Stake(PoS)
発行上限* 100億SUI
価格* ¥647.17
時価総額* ¥1,894,698,528,785.45
時価総額ランキング* 15位
取扱のある主な仮想通貨取引所 Coinbase
OKX
OKCoin Japan
公式サイト 仮想通貨SUI公式サイト
*2024年12月20日時点、CoinMarketCap調べ

仮想通貨SUIは、レイヤー1(基盤層)のブロックチェーンネットワークのネイティブトークンである。SUIは、デジタル資産の所有を迅速、安全に行い、かつアクセスも可能にすることを目的としたブロックチェーンネットワークである。

DeFi(分散型金融)やGameFiと呼ばれる、インターネット上で金融やゲームを楽しむことができるサービスに適したプラットフォームとして機能する。

また、SUIは「Sui Move」という独自のプログラミング言語で開発されている。SUIのコンセンサスアルゴリズムは、プルーフオブステーク (PoS)である。

SUIの価格は、2024年12月20日現在、約646円であり、時価総額は約1.8兆円である。時価総額ランキングでは、15位に位置している。

仮想通貨SUIの特徴

仮想通貨SUIは低コストで高速な処理を提供し、様々なアプリケーション開発に対応する。ここからは、そんなSUIの特徴について詳しく見ていこう。

SUIには、主に次のような特徴がある。

仮想通貨SUIの特徴
  • プログラム言語にSui Moveを採用
  • オブジェクト指向である

プログラム言語にSui Moveを採用

SUIは、Sui Moveというプログラミング言語で開発されている。Sui Moveは、デジタル資産の所有権と操作を明確に定義することができるため、安全性と信頼性が他のプログラミング言語に比べ高いと言える。

他のプログラミング言語は、そのような機能を持たないか、あっても限定的である場合がある。たとえば、Solidityは、デジタル資産を表すためにERC-20などの規格を用いるが、それらはSui Moveのオブジェクトほど柔軟ではない。

Sui Moveは資産の重複や消失を防ぐために、参照透過性とリニア型を採用している。参照透過性とは、プログラムの実行結果が、プログラムの入力にのみ依存するという性質であり、これによりデジタル資産の一貫性が保たれる。

リニア型とは、オブジェクトが一度に一つの場所にしか存在できないという性質で、これによりデジタル資産の正確性が保たれる。総じて、Sui Moveは他のプログラミング言語に比べ、ブロックチェーン上で動くプログラムを作るために、より適した言語としての特徴を備えている。

オブジェクト指向である

SUIは、ブロックチェーンの基本単位としてオブジェクトという概念を使っている。オブジェクト化することにより、現実世界の物事や概念をコードで表現することができる。

それぞれのオブジェクトはデータと操作性を兼ね備えており、スマートコントラクトによって管理される。

SUIでは、同時に発生するトランザクションを分割して別々のバリデーター(取引を承認する人)に割り当て、トランザクションを並列に実行する。これにより、一度に多くのトランザクションを高速に処理できる。

仮想通貨SUIの長期価格動向

ここからは仮想通貨SUIの価格動向を見ていこう。以下に示すのは、2023年5月8日から2024年12月20日までのSUI/USDチャートだ。

仮想通貨SUIの長期価格動向
出典 TradingView

仮想通貨SUIの価格は、2023年10月中旬まで下落傾向にあったが、10月中旬を境に上昇傾向に転じていた。

2024年1月に入っても上昇傾向は続いており、一時は1.4496ドルで抑えられていた高値を上抜く場面もあった。

2024年12月現在、約4.1ドル前後で推移している。

現在は高値更新中だが、今後反発しても上昇できるかが重要になってくるだろう。

2023年は、ビットコインをはじめとするメジャーコインが仮想通貨市場をリードする形で市場価値を大きく底上げした。

2024年1月には、アメリカの証券取引委員会(SEC)がビットコインスポットETFを承認したことにより、仮想通貨は資産として世界中から注目を集めている。

仮想通貨業界の強い上昇相場が続く中で、SDeFiセクターにおけるSui Networkの影響力が拡大していることも上昇の背景にある。

2023年5月にメインネットがローンチされたにも関わらず、2024年1月末で既にDeFiのTVLトップ10入りを果たしており、DeFi市場での躍進が目立っている。

Suiエコシステム内のアプリケーションは急速に拡大しており、リキッドステーキング、DEXなどの豊富なサービスを展開してることが評価された形だ。

仮想通貨SUIの直近価格動向

続いて、2024年12月19日から遡って直近の価格動向を見ていこう。以下は、2024年6月から12月20日までのSUI/USDTの価格動向を示したチャートだ。

仮想通貨SUIの直近価格動向
出典 TradingView

2024年6月後半は仮想通貨市場全体での下落が続いていた。SUIも連動した形で、7月上旬にかけて下降トレンドを形成している。

2024年7月5日には0.59ドルまで価格を下げていたが、12月現在には4.1ドルまで上昇している。現在のSUIは最高値の更新中だ。

DeFi市場の好調や仮想通貨市場全体での回復が影響していると考えられるだろう。主要ステーブルコインのUSDCがSuiブロックチェーン上で発行されたことも価格上昇に影響している。

11月には大きく上昇しているが、仮想通貨に友好的な姿勢を見せていたドナルド・トランプ氏が勝利したことで仮想通貨市場全体での上昇に連動した形だ。

また、現在は再度上昇しているが、ソラナ主要ウォレットPhantomとSUIが連携したことが影響していると考えられる。

2024年12月5日にSui財団がマルチチェーンウォレットPhantom(ファントム)との連携を発表したことで価格が上昇した。

現在は高値を更新中だが、仮に下落したとしても2.3ドル付近で反発できるかが重要だ。

SUIは国内仮想通貨取引所での取扱いが少ないため、まず国内の取引所で元手となる仮想通貨を購入し、海外の取引所で購入するという流れが一般的だ。

元手となる仮想通貨の購入は、セキュリティやサポートに定評があるbitbankが利用できる。

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【12月最新】SUIのテクニカル分析①短期的な予想・見通し

SUIの価格の短期的なトレンドを把握するために、SUIの価格推移をSUI/USDチャートで確認していこう。

次のチャートは、2024年3月15日から2024年12月4日までの日足の値動きを示したものだ。

【12月最新】SUIのテクニカル分析①短期的な予想・見通し
出典 TradingView

2024年12月4日現在、SUIの価格は日足レベルの時間軸において上昇トレンドを形成しており、3.7ドル付近で推移している。

2024年4月から現在までの相場状況を詳しく見てみると、下降トレンドを形成していたSUIの価格は、8月5日に一時0.4623ドル(赤枠)を付ける局面があったが、その後は安値を切り上げ上昇反発している。

10月に入るとレジスタンスとして意識される2.1816ドル(水平線)を上抜いた後、安値を切り上げ大きく上昇している。

現在も短期足レベルの時間軸で調整しながら上昇を続けている。

今後は現在の上昇がどこまで続くかがポイントとなる。

今後の価格動向

現状の相場状況を踏まえた上で、今後1ヶ月~3ヶ月程度の短期的なSUIの価格について見ていく。

次のチャートは、2024年4月15日から2024年12月4日までの日足の値動きを示したものだ。

【12月最新】SUIのテクニカル分析|短期的な予想・見通し
出典 TradingView

直近のSUIの相場状況は、日足レベルの時間軸において上昇トレンド中である。

先月11月の記事で、「上昇トレンドの中で押し目形成に成功(赤枠)していることから、今後も上昇の可能性が高い」、「2.7ドル付近が短期的な上値メドとなる」との見解を示した。

その後の結果は、「上昇を継続し、3.9ドル付近まで一気に上昇」している。

今後の展開については、現在の上昇がどこまで続くかがポイントとなるが、現在のチャートの形状を見ると、短期足レベルの時間軸(4時間足以下)で安値を切り上げていることから、このまま上昇する可能性がある。

上昇の勢いが強いことから、このまま上昇する可能性が高い。しかし、価格とトレンドラインとの間に距離があることから、現在のチャートの形状が日足レベルの時間軸で押し目形成が完了したとは判断できない。

そのため、直近高値3.9352ドル付近までこのまま上昇したとしても、この付近で上昇の勢いを抑えられる可能性に注意が必要だ。

もし、このまま上昇する場合、4ドル付近から8ドル付近が直近の上値メドとなる。

一方で安値3.1737ドルを下抜けた場合、2.8ドル付近が直近の下値メドとなる。

今後はこれらの点に注目しつつ価格推移をチェックしたい。

【12月最新】SUIのテクニカル分析②長期的な予想・見通し

長期的なSUI相場の全体像を把握するために、SUIの価格推移をSUI/USDチャートで確認していこう。

次のチャートは、2023年5月15日から2024年12月6日までの週足の値動きを示したものだ。

【12月最新】SUIのテクニカル分析①長期的な予想・見通し
出典 TradingView

2024年12月6日現在、SUIの価格は週足レベルの時間軸において上昇トレンドを形成しており、価格は4.3ドル付近で推移している。

2023年5月から現在までの相場状況を見てみると、2023年10月に安値0.363ドル(赤枠下部)を付けて以降、下落の勢いが弱まり、2.1816ドル(赤枠上部)まで一気に上昇している。

その後は高値を更新できないまま下落する局面が見られたが、押し目形成に成功した後、再上昇している。

直近では上昇の勢いを保ったまま、上昇傾向が続いている。

長期的な視点で、この上昇がどこまで続くかが今後のポイントとなる。

今後の価格動向

現状の相場状況を踏まえた上で、今後半年~1年程度の長期的なSUIの価格について見ていく。

次のチャートは、2023年5月15日から2024年12月6日までの週足の値動きを示したものだ。

【12月最新】SUIのテクニカル分析①長期的な予想・見通し
出典 TradingView

SUIの価格は、週足レベルの時間軸において上昇トレンドを形成している。

長期的な相場状況を踏まえた上で、価格動向を細かく分析してみると、2023年10月に安値0.363ドル(赤枠左)を付けたSUIの価格は、2024年8月に安値を切り上げた(赤枠右)後、月足レベルの時間軸における安値2点からなるチャネルライン上部に到達している。

チャネルライン上部に到達後、短期足レベルの調整で強い勢いを保ったままラインを突破し、現在も上昇傾向が続いている。

今後の展開については、現在上昇トレンド中の価格がどこまで続くかがポイントとなるが、基本的に上昇トレンドが継続している限り、今後も山谷を形成しながら上昇基調を続けることになる。

フィボナッチ比を利用して、上昇N波動の目標値を見てみると、今週の週足が現状の形で終了した場合、5.25ドル付近まで上昇する可能性が高まる。

また、現状のチャートの形状から今後を予測すると、現状の上昇の勢いを保った場合、5.5ドル付近が直近の上値メドとなるが、数十ドル付近まで上昇する可能性もある。

しかし、週足レベルの時間軸でいずれ深い押しがある可能性があることに注意が必要だ。

一方で、0.4623ドルを下抜けた場合、上昇の勢いが失われるため、トレンド転換の可能性を考慮する必要がある。

仮想通貨SUIの将来性

仮想通貨SUIのSUIという名前は、日本語の水に由来しており、日本人にとって親しみやすいネーミングの仮想通貨である。ここからは、そんなSUIの将来性を考察してみよう。

仮想通貨SUIの将来性
  • DeFi市場の牽引
  • 米大手資産運用会社との提携
  • エコシステムでのAI活用
  • Suiブロックチェーン上でUSDCの発行
  • 元Meta社員が開発
  • Web3ゲーム対応ポータブルゲーム
  • 強力なパートナーシップ
  • 水平スケーリング

DeFi市場の牽引

価格動向でも紹介したように、2023年後半からの上昇はSUIのDeFi市場での好調さが影響している。ローンチからわずか1年足らずでTVLトップ10入りを果たすなど、脅威的な躍進ぶりだ。

ネットワーク上の預かり資産は4億3,000万ドル(635億円)を超えており、2024年1月末から過去4ヶ月で1000%近く増加している。

期待が高まった要因は、初期ユーザーへのインセンティブ提供やエアドロップに対する期待感とされている。

Suiエコシステムでは、SUIトークンのステーキングによりポイントを貯める事で、各プロジェクトのネイティブトークンを獲得する事が可能だ。

また、2024年7月にはSuiネットワーク上で最大の分散型金融(DeFi)融資プロトコルである「Scallop(スカラップ)」が、ローン手数料からの累計収益が100万ドル(約1.6億円)を突破したと発表した。

Scallopは、SuiのDeFi融資プロトコルの中でトップの地位を確立している。

SUIがDeFi市場で今まで以上に存在感を示す躍進を続ければ、今後のSUIトークン価格にも追い風となるだろう。

米大手資産運用会社との提携

レイヤー1ブロックチェーン「Sui」の開発を支援するSui財団は2024年11月22日、米大手資産運用会社フランクリン・テンプルトンとの戦略的パートナーシップを発表した。

この提携により、Suiの開発者へのサポート強化や新技術の導入が進むと見込まれている。

同社のデジタル資産部門(FTDA)はこれまでもSuiエコシステムに投資を行っており、今回の連携はその延長線上にある。

Suiエコシステム開発責任者であるジャミール・カルファン氏は、「Suiの設計思想は、FTDAが取り組む課題、特に現在の分散型金融(DeFi)の問題点から着想を得た」と語る。

また、フランクリン・テンプルトンが高く評価するSui関連プロジェクトとして、DeFi向けの中央指値注文簿「Deepbook」、分散型物理インフラを基盤としたモバイル通信サービス「Karrier One」、安全なクロスチェーン通信を可能にする並列MPCネットワーク「Ika」が挙げられる。

同社のデジタル資産管理ディレクターであるトニー・ペコレ氏は、ブロックチェーン技術が直面する技術的課題を指摘しつつ、Suiの可能性に大きな期待を寄せている。

エコシステムでのAI活用

Suiのエコシステムでは、AIの活用が期待されている。

2024年4月にはAI監査ツールの開発が発表されており、セキュリティの向上が期待されている。続く2024年5月には、AIスタートアップのAtomaと提携した。

AI推論ネットワークのSuiへの統合が決定しており、アプリ開発での活用が期待されている。

また、Taipei Blockchain Weekのハッカソンでは、開発者向けのオープンソースツール「Sui GPT」が発表された。

68個のSui公式サンプルコードをデータベース化されており、スマートコントラクトのテンプレート生成やコードの最適化提案などの機能を提供している。

Suiの開発には上記のようなAIが活用されており、ユーザー体験向上を図っていく方針だ。

Suiブロックチェーン上でUSDCの発行

Suiの価格動向は、今後のSuiブロックチェーンの発展が影響すると考えられる。

2024年9月には、USDCが暗号資産Sui上で発行されることが決定し、SuiはUSDC対応の15番目のブロックチェーンとなった。

これに加え、SuiはUSDCのクロスチェーン転送プロトコル(CCTP)を導入する予定で、開発者は他のブロックチェーンとのクロスチェーン資産移動が可能になる。

また、Sui財団は米国の映画定額サービス大手MoviePassと提携し、USDCを使った映画購読プラットフォームの支払い機能を提供予定だ。

さらに、デジタルグッズやファンステーキングの購入機能も導入され、ユーザーは映画への資金援助も可能になるとされている。MoviePassのCEOは、Web3技術が映画業界に新たな価値をもたらすと述べている。

元Meta社員が開発

SUIの開発チームは、Facebookで有名なMetaの元社員5名で構成されている。彼らはMeta社のブロックチェーン開発部門Diemでブロックチェーンの研究やMoveというプログラミング言語の開発を行っていた経歴を持っている。

彼らはSUIを「Web3の利点をWeb2の簡単さで提供する」というビジョンのもとに「Mysten Labs」を設立している。

ブロックチェーンはもちろん、仮想通貨やスマートコントラクトに関する高度な知識や技術を持ったSUIの開発チームは、ビジョンを実現するためにSUIの機能性やセキュリティの向上に努めている。

Web3ゲーム対応ポータブルゲームの開発

Suiブロックチェーンを開発するMystenラボは、2024年4月10日にWeb3ゲーム対応ポータブルゲームを発表した。

ポータブルゲーム機SuiPlay0x1
ゲームスタートアップPlaytron社製のハードウェアが採用されているポータブルゲーム。

SuiPlay0x1では、デバイス自体に依存しないゲームOSをもとに、Web2とWeb3ゲームの両方がプレイできる。現在はオンライン上で「ウェイティングリスト」への登録が開始されている。

2024年9月3日には599ドル(約8万6,000円)で先行予約が開始され、1日目で1,000台を突破した。2025年上半期に出荷予定となっている。

Web3企業が手がけるフィジカルデバイスの例はまだ多くはないが、SuiPlay0x1は、ソラナのSagaスマホに続くDePin(分散型物理ネットワーク)関連の製品として注目を集めている。

強力なパートナーシップ

SUIは、Tencent Cloud(テンセントクラウド)やAlibaba Cloud(アリババクラウド)などの大手企業とパートナーシップを結んでいる。

これらのパートナーシップは、SUIの技術やビジョンに対する信頼を高めることができる。また、パートナー企業のノウハウやリソースを活用することで、SUIのプラットフォームの安全性や品質を向上させることが期待できる。

さらに、これらのパートナーシップを通じて、SUIはネットワーク規模や影響力を拡大させることが可能だ。

SUIが可能性を広げ、革新性を発揮することで、新たな市場や分野へ進出することも期待できる。

水平スケーリング

SUIでは、バリデーターは水平スケーリングと呼ばれる方法でトランザクションを効率的に処理している。

水平スケーリングとは、システムの能力を向上するために、同じ種類の機器(コンピュータ)やグループを追加することである。これにより処理速度を向上させることができる。

SUIは取引を高速に処理するために、分散型シャーディングを採用している。シャーディングとは、取引を小さなシャード(グループ)に分割することである。

各シャードは複数のバリデーターに割り当てられ、バリデーターは自分のシャードに属する取引を検証し、承認する。これにより、一度に多くのトランザクションを素早く処理できるこれはスケーラビリティの向上につながるため、他のブロックチェーンに比べて優位性がある。

仮想通貨取引におすすめの取引所

仮想通貨SUIを取引する際は、事前に仮想通貨取引所のアカウントが必要だ。

仮想通貨取引におすすめの取引所

今回は、初心者にもおすすめな2社を紹介していく。

bitbank

bitbank1
出典:bitbank
提供する取引の種類 現物取引(販売所・取引所)
取り扱い銘柄数 40種類
最小取引数量
(BTCの場合)
現物取引(販売所):0.0001 BTC
現物取引(取引所):0.0001 BTC
取引手数料
(BTCの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり
現物取引(取引所):Maker -0.02%、Taker 0.12%
仮想通貨の送金手数料
(BTCの場合)
0.0006 BTC
その他のサービス 貸して増やす(レンディングサービス)
公式サイト bitbank公式サイト
関連記事 bitbankの評判・口コミ

bitbankは、豊富な銘柄を扱う仮想通貨取引所である。

販売所形式だけではなく取引所でもビットコインを含む40銘柄の取引が可能だ。

また、ほとんどの銘柄を取引所から売買できるため、取引コストを抑えられる点が魅力となっている。

セキュリティ面に力を入れていることも、bitbankの重要な特徴の1つであり、2018年には第三者機関からセキュリティ性能での日本一*の評価を与えられたこともある。*2018年10月3日 ICORating調べ

Coincheck

コインチェックの公式サイト
コインチェックの公式サイト
提供する取引の種類 現物取引(販売所・取引所)
取り扱う仮想通貨 31種類
BTC、XRP、ETH、BCH、XEM、
LSK、LTC、ETC、XLM、MONA、
QTUM、BAT、IOST、ENJ
SAND、DOT、PLT、FNCT、CHZ、
LINK、DAI、IMX、APE、MATIC、MKR、
AXS、WBTC、AVAX、SHIB、BRIL、BC
最小取引数量
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):500円相当額
現物取引(取引所):0.005 BTC以上、かつ500円(相当額)以上
取引手数料
(ビットコインの場合)
現物取引(販売所):無料、スプレッドあり
現物取引(取引所):無料
仮想通貨の送金手数料
(ビットコインの場合)
0.0005~0.016 BTC
その他のサービス Coincheckつみたて
Coincheck IEO
Coincheck NFT
Coincheckでんき
Coincheckガス
Coincheckアンケート
貸暗号資産サービス
ステーキングサービス(β版)
公式サイト Coincheck公式サイト
関連記事 Coincheckの評判・口コミ

Coincheckはマネックスグループ傘下の仮想通貨取引所で、ビットコインをはじめとして31種類の仮想通貨を取り扱っている。

レバレッジ取引のサービスはなく、現物取引に特化しており、取引の形式は「取引所」と「販売所」の2種類がある。

これら2種類のうち、取引所を利用してビットコインを取引する場合は、取引手数料がかからないようになっているため、ビットコインをメインの取引対象とするのであれば、Coincheckがうってつけだ。

また、Coincheckはシンプルで扱いやすい取引アプリが人気で、2019年から2023年にかけて、ダウンロード数No.1を獲得している。※対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak

ダウンロードは無料でできるので、興味があるなら口座を開設する前に、口座開設の検討材料の1つとして取引アプリに触れてみてはいかがだろうか。

仮想通貨SUIの買い方/購入方法

それでは次に、SUIの購入方法を紹介しておこう。

残念ながら、仮想通貨SUIは国内取引所で扱っている所が少ない。そのため、以下では海外取引所を経由して入手する方法について解説していく。

仮想通貨SUIの購入方法
  1. 国内取引所で口座を開設する
  2. 国内取引所で元手となる仮想通貨を用意する
  3. 海外取引所で購入、もしくはDEXでスワップ(交換)する

国内取引所で口座を開設する

海外の取引所は日本円での取引に対応しておらず、仮想通貨を元手として取引することになる。

したがってまずは、海外取引所での取引の元手となる仮想通貨を調達するために、国内取引所の口座を用意しよう。

取引での利用を目的として仮想通貨を購入するなら、少額から仮想通貨を購入できるbitbankが最適だ

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口座開設の手順は以下のとおりで、無料で口座をつくることができる。

口座開設方法
  1. アカウントを開設する(メールアドレスの登録)
  2. 本人情報を登録する
  3. 本人確認資料を提出する

まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にbitbankの利用を検討してみてはいかがだろうか。

購入資金を国内取引所へ入金する

口座開設が完了したら、次はその口座にSUIを購入するための資金を入金しよう。

自分が利用しやすい入金方法を利用して、購入資金を口座へ入金してみよう。

元手となるビットコインやイーサリアムを購入する

口座への入金が完了すると、いつでも取引を始めることができる。ビットコインに限らず仮想通貨は、他の金融商品と比べると、価格変動リスクが大きい。

そのため、軍資金を入金して取引を始める準備ができても、いきなり手を出すのではなく、まずは落ち着いて値動きを確認しよう。

SUIを購入する

値動きを確認して、取引のチャンスを見定めたら、いよいよビットコイン等を購入してみよう。

成行注文を利用する場合は、基本的には購入する数量を指定して、注文を出すだけでよい。

また成行注文以外に、指値注文や逆指値注文などの注文方法も揃っているので、それらを駆使してより有利な価格での購入を狙ってみるのもよいだろう。

購入後は海外取引所に送金し、そこからSUIを簡単に購入することができる。

SUIを扱っている主な海外取引所
  • OKX
  • BYBIT
  • KUCOIN
  • MEXC
    など

※海外の取引所は日本の金融庁から認可を受けていないため、利用する際は自己責任で行う必要があります。

海外取引所の多くでは、SUI/USDTとUSDT(テザー)建てで入手できるようになっているので、ビットコインやイーサリアムの送金後にまずUSDTに交換しておくと良いだろう。

USDTの入手後に、SUI/USDTで数量を指定し買い注文を出せば購入完了となる。

興味がある方は、ぜひこの機会にbitbankの公式サイトにアクセスしてサービスの詳細を確かめてみよう。

仮想通貨SUIの注意点/リスク

SUIは「Web3の利点をWeb2の簡単さで提供する」というビジョンを掲げている。ここからは、そんなSUIの注意点やリスクについて詳しく解説する。

韓国の規制当局から供給量に関する操作の疑いで調査を受けた

2023年10月にSUI財団は、韓国の規制当局から調査を受けていた。

SUIの供給量に関する操作の疑いがかけられた事による調査である。これに対してSUI財団は操作の疑いを真っ向から否定していた。

SUI財団の主張
当初の計画以来、SUIの売却は一切行っていないと主張。トークンリリーススケジュールが非公開であったことから、潜在的な売却を意図していたとの憶測が流れたが、財団はその当時の売却に関しても真向から否定した。

本騒動時には、SUIトークンの価格動向にも影響を与え、一時的に下落する場面もあった。騒動は鎮火したと見られているが、今後市場にクリーンなイメージを定着させられるかは、将来性を占ううえで重要になってくるだろう。

ガス代以外のコスト負担がある

SUIのユーザーは、トランザクション処理のために「ガス代」と「ストレージ料金」を支払う必要がある。ストレージ料金とは、取引に関連するデータの保存にかかるコストである。

このようにSUIは、他の多くの仮想通貨とは違い、ガス料金とストレージ料金という二種類の手数料を設定していることが特徴的である。

たとえば、ビットコインやイーサリアムをはじめとする多くの仮想通貨は、取引の際、ガス代のみを手数料として徴収している。

二種類の手数料を徴収されるということは、文字通り、ユーザーにとって手数料が高くなる可能性があることを示している。特に、ストレージ料金はデータの量に応じて変動するので、予測が困難である。

ガス代とストレージ料金の両方を支払う必要があるので、SUIのユーザーは、他の仮想通貨のユーザーよりも多くのコストを負担することになる可能性がある。

メインネットがローンチされて間もない

SUIの公式発表によると、SUIのメインネットは2023年5月3日にローンチされている。

📣We’re excited to share that Mainnet will officially launch on May 3, 2023!

引用元:Sui公式X(旧Twitter)

SUIのメインネットは、実際に取引を処理する際に重要な役割を果たすネットワークであるが、ローンチされて間もないため、将来的に想定外の出来事が起こる可能性がある。

たとえば、ユーザー数増加によりネットワークが混雑する、あるいはセキュリティの脆弱性が見つかるなどの問題に直面する可能性がある。

また、開発中に発見されなかった不具合が見つかるケースもある。そのため、メインネットのローンチ後も、コードの品質を確保するためにセキュリティ監査やテストを継続的に行う必要がある。

SUIに投資する際は、これらのリスクを考慮して投資を検討してほしい。

仮想通貨SUIに関するよくある質問

仮想通貨SUIとは何ですか?

仮想通貨SUIは、レイヤー1(基盤層)のブロックチェーンネットワークのネイティブトークンである。

Sui Moveという独自のプログラミング言語で開発され、低コストで高速な処理を提供し、様々なアプリケーション開発に対応する。

仮想通貨SUIはどこで買えますか?

現状、国内の仮想通貨取引所において、SUIを取引できる取引所は非常に少ない。国内でSuiを購入するには、OKCoin Japanなどの限られた取引所が利用できる。

海外の取引所であれば、Coinbase、OKX、Gate.ioなどで購入することが可能だ。

仮想通貨SUIのまとめ

SUIは、ブロックチェーンの基本単位としてオブジェクトという概念を使っている。オブジェクト化することにより、現実世界の物事や概念をコードで表現することができる。

SUIの開発チームは、Facebookで有名なMetaの元社員5名で構成されている。彼らはMeta社のブロックチェーン開発部門Diemでブロックチェーンの研究やMoveというプログラミング言語の開発を行っていた経歴を持っている。

SUIは、Tencent Cloud(テンセントクラウド)やAlibaba Cloud(アリババクラウド)などの大手企業とパートナーシップを結んでいる。

SUIでは、バリデーターは水平スケーリングと呼ばれる方法でトランザクションを効率的に処理している。

この記事のまとめ
  • SUIは、DeFi(分散型金融)やGameFiサービスの提供に適したプラットフォームである
  • Sui Moveは他のプログラミング言語に比べ処理速度において優位性がある
  • SUIはガス料金とストレージ料金という二種類の手数料を設定している
  • ローンチから1年足らずでDeFiのTVLトップ10入りを果たす
  • 仮想通貨を購入するなら、bitbankを利用できる

さて、暗号資産の取引所を選ぶ際、重要なことは信頼性の高さだ。大手仮想通貨取引所のbitbankは、金融庁に登録済みの暗号資産交換業者であり 、日本暗号資産取引業協会にも加入している 。

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出典 bitbank公式サイト

まだ取引所の口座を持っていないという方は、この機会にbitbankの公式サイトをチェックしてみてほしい。

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