高校生の実際の通塾率は?
全日制高校に通う生徒の通塾率(※)は、公立で約33.3%、私立で38.4%。また、学習塾に年間1円以上支出した者の平均額は、公立で約363,000円、私立で約447,000円。金額の分布は、年間で40万円以上を支出した者の割合が、公立で11.6%、私立で16.7%となっています。
※文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」から、学習塾費を1円以上支出した者の割合を合算して算出。本調査結果は、全国の全日制高校を対象に公立221校・3,427人、私立232校・4,042人の抽出調査を行ったもの。
大学受験対策で塾に通う目的・理由
塾に通う生徒の多くは、大学受験対策が目的で通塾しています。具体的な目的・理由は、次の通りです。
効率よく学習できるから
塾に通うことで、志望校合格に必要な学力を身につけることが期待できます。塾では、学力診断テストで弱点を把握したり、講師のわかりやすい授業を受けたり、学力に合わせたカリキュラムで勉強したりすることができます。そのため、独学で勉強するよりも効率よく学習を進めやすいといえます。
学校の傾向に合わせた対策ができるから
大学受験では、学校ごとに出題傾向が異なるため、受験校に合わせた対策が必要になります。しかし、高校の授業だけでは、大学別の対策はできませんし、自分で出題傾向を分析するのも困難です。一方、塾では志望校別のコースが用意されていることが多く、受験する大学の出題傾向に合わせた対策ができるようになっています。
大学受験の情報を得られる
大学の受験方式は多様化しており、生徒が自力で受験戦略を立てることは非常に困難です。塾は受験情報をたくさん持っているので、どの大学のどの学部をどのような受験方式で受けるとよいのか、そのためにどのような勉強をすればよいのか、受験戦略を相談することができます。また、各大学の総合型選抜や学校推薦型選抜を受けるために必要なことなども教えてもらえるメリットがあります。
学習習慣や勉強の仕方を身につけられる
決まった時間に塾に通うことで、学習習慣を身につけることができます。また、塾には自習室が完備されていることが多く、勉強に集中できる環境が整っているのもメリットです。さらに、塾によっては勉強の仕方をアドバイスしてもらえるので、効果的な勉強法を身につけられるのも利点です。
わからないことを質問できる
わからないことを塾で質問できるのもメリットです。独学で勉強していると、勉強でつまずいた時に困ってしまうことがあります。しかし、塾に通っていれば、講師に質問したり、自習室のチューターに質問したりすることができるので、勉強を滞りなく進められます。
塾に通うべき生徒の特徴

塾に通うことは、大学受験対策をするために有効な手段です。特に、次のような特徴の生徒は、塾に通うのがおすすめです。
スケジュール管理ができない
大学受験までにどのような学習をすればいいのか見通しを立てるのは、非常に困難です。自分でスケジュール管理ができない生徒は、塾で管理してもらうのがおすすめです。また、スケジュールを立てられたとしても、本当にそれでよいのか不安な場合は、塾で受験のプロにアドバイスをもらうようにしましょう。
さらに、塾に通うことで学習習慣が身につくので、自分で勉強する習慣がついていない生徒も塾に通うとよいでしょう。
学校の授業についていけない
学校の授業についていけない生徒も、塾で対策をしてもらうのがおすすめです。例えば、苦手な科目がある生徒は、学年をさかのぼって勉強し直す必要がある場合があります。しかし、自分で何をすればよいのか、学習の道筋を立てられない生徒が多くいるのが現状です。苦手を克服して学習の遅れを取り戻すために、学校の授業についていけない生徒は塾に通うのがよいでしょう。
また、学校推薦型選抜を狙っている生徒も、学校で高い成績をキープする必要があるため、塾で先取り学習をするなどの対策が有効です。
難関大学を目指したい
通っている高校の卒業生がどのような大学に進学しているのかを確認して、それよりも上の大学を目指したいなら、塾に通うべきです。塾に通うことで、学校の授業よりもレベルが高い授業を受けることができ、ワンランク上の学校を目指せるようになります。また、他校の生徒と切磋琢磨しながら勉強するほうがモチベーションを維持できるという生徒も、塾に通うのが向いているといえます。
塾に通わなくてもよい生徒の特徴
SNSや書籍等で、独学で難関大学に合格したエピソードを公開している人たちがいます。通塾なしで大学に合格できるなら、金銭的にはありがたいところ。では、どのような特徴の生徒が通塾なしでも大学受験を成功させられるのでしょうか。
自分で学習できる
自分で学習スケジュールの管理ができ、学習習慣が身についている生徒は、塾に通わなくても大丈夫です。特に、自分に合った勉強法を確立していると、効率よく学習することができます。
また、例えば2科目受験ができるような私立大学なら、独学でも十分に対策が可能です。さらに、学校の先生や先輩、身近な大人に相談できるような環境があれば、より安心して学習を進められるでしょう。
高校の受験対策が充実している
受験対策が充実した進学校に通っている生徒も、通塾なしで大学受験を目指すことができます。進学校では、高校の実績を残すために、受験対策の授業があったり、進路指導を丁寧に行ってくれたりと、さまざまなサポートをしてくれます。また、テキストも難易度の高いテキストを採用していることが多く、授業をしっかり受けて、自宅できちんと復習するだけでも、高い学力を身につけることが期待できます。
高望みをしない
現在の偏差値に対して無理のない大学を目指す生徒も、塾に通わなくて大丈夫です。偏差値が志望校に届いているかどうかは、模試の志望校判定で確認するようにしてください。志望校判定が良好な場合でも安心せず、参考書などを中心に自分で学習を進め、学力の維持を図りましょう。
また、学科試験のない専門学校や高校から内部進学できる大学に進む場合なども、塾に行かなくても大丈夫でしょう。
大学受験対策で塾に通うメリット
大学受験対策で塾に通うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。考えられるメリットを7つ紹介します。
プロの授業が受けられる
塾の授業は、受験対策に適した内容になっています。そのため、学校の授業を受けるよりも、受験対策に特化した勉強をすることができます。また、ハイレベルな講師は授業の質も高く、問題を解くポイントなどをわかりやすく解説してくれるので、効率よく学習を進めることができます。
学習スケジュールを管理してもらえる
受験では、学習スケジュールの管理が非常に重要です。何をどこまでやればよいのかがわからなければ、計画的に学習を進めることはできません。また、最初から完璧な学習スケジュールを立てることは難しく、学習の進捗により適宜修正しながら志望校を目指すことになります。
塾に通うことで、学習スケジュールの立案を受験のプロに任せることができますし、適宜アドバイスをしてもらえるので、受験生はスケジュール管理に頭を悩ませることが減少します。
カリキュラムが整っている
塾では、さまざまなレベルの大学に合わせたカリキュラムで学習することができます。一般選抜だけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜に対応したカリキュラムを用意している塾もあるため、学校の授業だけでは対策が難しい面接や小論文の対策も可能になります。
また、難関校を目指すためのハイレベルな講座から、苦手克服のための基礎レベルの講座まで、自分に適したカリキュラムで受験対策ができるのがメリットです。
学習習慣が身につく
決まった時間に塾に通ったり、自習室を利用したりすることで、学習習慣を身につけられるのもメリットです。学習習慣が身についていれば、学校の授業についていけなかったり、定期テスト前に慌てたりすることもないでしょう。学習を習慣化してしまえば、努力することが苦にならなくなり、生活リズムを整えたり、学習効率を上げたりするのにも効果的です。
受験情報を得ることができる
受験には学力だけでなく、情報戦も重要です。塾には受験情報が豊富にそろっているので、進路指導をしてもらったり、受験戦略を立ててもらったりすることができます。また、どのような学力の生徒がどのような大学に合格できたのか、これまでの合格実績から多面的にアドバイスをもらえるのもメリットです。
モチベーションを維持できる
独学で勉強をしていると、不安や孤独感を感じて、メンタルを保つのが難しいこともあります。一方で、塾なら教室長や講師に心配事を相談できるので、モチベーションを維持しやすくなります。中には過度なストレスやプレッシャーから精神的に不安定になってしまう生徒もいますので、受験のプロである塾の先生に相談できるのは大きなメリットです。
集中して学習できる環境を整えられる
「自宅で勉強すると集中できない」という受験生の強い味方が自習室です。自習室には学習しやすい環境が整っていますし、わからないことがあれば講師やチューターに質問することもできます。一人では集中して学習できない生徒でも、周りががんばって勉強していれば、自然と勉強に身が入りやすくなります。
大学受験対策で塾に通うデメリット
大学受験対策で塾に通うことにはさまざまなメリットがありますが、デメリットはないのでしょうか。想定されるデメリットを5つ解説します。
お金がかかる
通塾にはお金がかかるのがデメリットです。塾にかかる費用は、指導形態や学年、受講科目、授業時間などによりさまざまです。費用が安い塾なら年間で数十万円程度ですが、医学部や最難関大学を目指す個別指導塾では百万円以上の費用がかかることもあります。授業料が安いからと入塾したはずなのに、諸経費やオプション費用で思ったよりもお金がかかることもあります。
年間でどの程度の費用がかかるのか、入塾時にしっかりと確認しておきましょう。
勉強がわかったつもりになってしまう
塾で授業を受けただけで、勉強したつもりになってしまうことがあります。塾に通うのは、大学受験で志望校に合格する学力を身につけるためですから、授業を受けるだけではなく、入試問題を解く力を養わないと意味がありません。塾で授業を受けただけで勉強したつもりにならず、問題演習を通して解答力も高めていく必要があります。
自分にマッチした学習ができない
塾の授業は、基本的に決められたカリキュラムに沿って進みます。そのため、生徒一人ひとりにマッチしたカリキュラムである保証はありません。当然、志望校合格を目標にしたカリキュラムにはなっていますが、生徒それぞれに得意不得意がありますし、現状の学力にも差があるため、本当に自分に合ったカリキュラムにはなっていないことがあります。
先生との相性がある
先生との相性が合うか合わないかは、勉強のモチベーションに大きく影響します。当然、モチベーションが下がってしまうと、学習にも悪影響を及ぼしてしまうでしょう。先生とのミスマッチを防ぐために、体験授業を通してどんな先生に教えてもらえるのかをチェックしておくことが大切です。
スケジュールがタイトになる
勉強と部活動の両立で忙しい高校生はたくさんいます。進学校では、学校から出される課題の量が多いことがあり、現在の高校生は非常に忙しくなっています。そんな中で塾にも通うと、スケジュールが非常にタイトになって、学校の予習や復習をする時間もない生活になってしまうことも。当然、塾に通うのであれば、塾の予習・復習も大切になりますので、これらのスケジュールを無理なくこなせる体力や精神力が必要になります。
大学受験対策の塾を選ぶ際のポイント
メリットもデメリットもある塾。大学受験対策で塾に通う生徒は、次の6つのポイントをチェックして塾選びをしましょう。
勉強の目的をはっきりさせておく
「塾に通えば成績が上がる」と盲信している生徒は少なからずいると思います。しかし、自分に合った塾でないと、成績を上げることも、志望校に合格することも難しいでしょう。
塾にはそれぞれ特徴があり、指導方法やカリキュラムもさまざまです。例えば、学校の授業についていけない生徒は個別指導の復習型の塾、難関校を目指す生徒は志望校に特化したカリキュラムがある塾、学校推薦型選抜のために学校の成績を上げたい生徒は定期テスト対策が充実した予習型の塾など、目的に合った塾を選びましょう。
指導形態を選ぶ
塾には「集団塾」「個別指導塾」「オンライン塾」「自立学習塾」など、さまざまな指導形態があります。友だちと切磋琢磨したほうがモチベーションが上がるなら集団塾、苦手を克服するなら個別指導塾、通塾に時間をかけたくないならオンライン塾、授業料を抑えて自ら学ぶ力を身につけたいなら自立学習塾と、通塾の目的と照らし合わせて、自分に合った指導形態の塾を選ぶようにしてください。
カリキュラムやコースを確認する
通塾の目的に適うカリキュラムやコースがある塾を選ぶようにしましょう。高1生や高2生で学校推薦型選抜を視野に入れているなら、学校の授業の先取り学習ができて、定期テスト対策をしてくれる塾がおすすめです。もし、すでに志望校が決まっている生徒なら、志望校に特化したコースのある塾を探してみてください。また、総合型選抜を受ける予定があるなら、その対策もできるコースが用意されている塾を選ぶようにしましょう。
実績があると安心
塾の合格実績は、塾選びの参考になります。自分が志望する大学に多くの合格者を輩出している塾なら、その大学への合格のノウハウを持っていると判断できます。また、自分と同じような学力の生徒が、どのような勉強をして、どのような成績の推移をたどり、どのような大学に進学したのか、ロールモデルを示してもらうこともできるでしょう。
ただし、合格実績が高ければ、自分も必ず合格できるというわけではありません。あくまでもひとつの判断材料として参考にしましょう。
費用を確認する
塾に通うには年間に数十万円、塾によっては百万円以上の費用が必要になります。特に医学部専門塾は授業料が高い傾向にありますし、個別指導塾でたくさんの科目を受講するのもかなりの塾代がかかります。
通塾には入会金、授業料、季節講習費、教材費、模試費、諸経費、交通費など、多くの費用が発生します。受験料もかかりますし、大学進学時にも入学金や学費などでまとまったお金が必要になります。塾や大学進学時にどれくらいの費用がかかるのか見通しを持ち、無理なく通える塾を選ぶことが大切です。
塾の設備・サービスを確認する
塾で使える設備やサービスも事前に確認しておきましょう。例えば、ICT教材を使える、自習室にチューターが常駐していていつでも質問できる、講師との距離感が近く相談しやすい、清潔感がある、入退室管理システムがあるなど、使いやすい塾であることが大切です。設備やサービスの利用には、有料のものと無料のものがあることにも注意しておきましょう。
大学受験対策の塾に関するよくある質問
大学受験対策の塾に関するよくある質問をまとめていますので、塾選びの際の参考にしてください。
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集団塾と個別指導塾のどちらに通うのがいいですか?
集団塾と個別指導塾にはそれぞれにメリットとデメリットがあります。そのため、通塾の目的や生徒の学力・性格に合わせて塾を選ぶことが大切です。
大学受験対策の集団塾は、志望校合格のためのカリキュラムがはっきりしているので、そのカリキュラムについていくことができれば、十分に合格する学力を身につけられます。また、切磋琢磨する環境が自然と作られるので、モチベーションアップにつながることもメリットです。
個別指導塾は、オーダーメイドでカリキュラムを作成し、わからないところはわかるまでじっくりと解説してもらうことができるので、自分のペースで学習したい生徒に向いています。特に苦手な科目を克服するために塾を探している生徒には、個別指導塾がおすすめです。時間割の融通も利くので、部活動で忙しい生徒にも向いています。
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どの講座を取ればいいでしょうか?
まずは志望校を選び、受験方式を決めることが大切です。国公立大学と私立大学では受験に必要な科目が異なりますし、出題傾向も大学によってまちまちです。
また、現在の学力によっても、どのレベルの講座を取るべきかは異なります。学力を客観的に把握するためには、模試を受けるのが最適です。志望校と現在の学力の差を埋めるために必要な講座を選ぶようにしましょう。
どの講座を取ればいいか迷ったら、塾の先生に相談してみることも大切です。どの講座を取るべきか、いろいろと相談に乗ってくれます。ただし、塾に勧められた講座をすべて取ると、復習する時間が取れなかったり、費用が高くなったりすることもありますので、本当に必要な講座を慎重に選ぶようにしてください。
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総合型選抜や学校推薦型選抜の対策にも対応していますか?
多くの塾では、総合型選抜や学校推薦型選抜の対策に対応しています。総合型選抜では、面接や小論文が課題に出されることが多く、これらの対策が必要になります。また、大学のアドミッションポリシーを理解していることも大切なので、受験情報を多く持つ塾で対策をするのは有効です。
学校推薦型選抜では、学校の成績が重要になります。そのため、早い時期から塾に通って学校の定期テスト対策をするなど、高い評定平均をキープできるような努力が大切です。学校推薦型選抜でも、面接や小論文が課される場合がありますので、やはり塾で対策をしてもらうと安心でしょう。
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塾代が高くて困っています。何かいい方法はありませんか?
塾代が高くて、家計を圧迫している家庭は少なくないでしょう。塾代を抑えるためには、必要な科目だけ受講する、キャンペーンや割引制度を利用する、オンライン塾や自立学習塾を利用するなど、さまざまな方法があります。特に、自学自習で補える科目は自習室での勉強で対応することで、塾代を抑えることができるでしょう。
塾代を注ぎ込んでも必ず成績が上がるわけではありません。自分に必要な講座を選択して、塾代を抑えるようにしましょう。
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結局どの塾に通えばいいですか?
どの塾に通えばいいかは、生徒によって異なります。指導形態、指導方針、カリキュラム、講師、予算、設備、通塾時間など、優先順位を決めて塾選びを進めましょう。また、体験授業を受けたり、入塾前のカウンセリングを受けたりすることも大切です。実際に塾の様子を見て、カリキュラム等の説明をしっかりと聞き、納得してから入塾するようにしましょう。
まとめ
高校生が塾に通うと、質の高い授業を受けられたり、学習習慣を身につけたり、スケジュールやモチベーションの管理がしやすくなったりと、さまざまなメリットがあります。学校の授業についていけない、高校の評定を上げたい、勉強の仕方がわからない、独学だと不安という生徒は、塾に通うのがおすすめです。ぜひ本記事を参考にして、自分に合った塾を選ぶようにしてください。
近年の大学受験は大幅に制度が多様化し、事実上「情報戦」の様相を呈しています。一般選抜だけでなく総合型・学校推薦型選抜などの選抜方式があり、各大学も定員や合格者数を戦略的に調整しているため、高校生自身が受験戦略を一から立てるには荷が重すぎるというのが実情です。
もし保護者の方に十分な時間があり、「昔の受験知識」を最新の制度や入試方式にアップデートできるリソースと、かつお子さんが素直に耳を傾けてくれるだけの信頼関係があるのであれば、親子で戦略を構築していくのも有効でしょう。しかし、それが難しい場合には、受験のプロである塾や予備校に助けを借りるほうが、結果的には時間もコストも抑えられるはずです。
特に、科目学習の指導だけでなく、志望校選定や合格までの学習計画の組み立て、そして複数の選抜方式を視野に入れた「情報分析」まで支援してくれるような塾であれば、親子の負担を大きく軽減しながら最適な進路を探ることができます。今の大学受験では「何を、どこまで、いつまでに」という学習のロードマップと、「どの選抜方式を選ぶか」という2つの軸が複雑に絡み合っています。これらを踏まえると、専門家の視点を交えつつ、家族全体で一貫した戦略をもつことが受験を円滑に進める鍵になるでしょう。